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書庫R・ブラッドベリ 紹介/書評

レイ・ブラッドベリ(Raymond Bradbury, 1920年8月22日 - )アメリカ合衆国の小説家(SF作家、幻想文学作家、怪奇小説作家)、詩人。

1938年から1942年まで新聞の販売をしており、その間にヘンリー・ハースとの共作の「振り子」がスーパー・サイエンス・ストーリーズに掲載され、プロになった。

1945年、ベスト・アメリカン・ショート・ストーリーズに作品が収録される。

1947年、処女短編集をアーカム・ハウスからDark Carnival(日本では黒いカーニバル)を刊行。続いて刊行されたダブルディから『火星年代記』『刺青の男』で名声を得る。

1947年、1948年にO・ヘンリー賞を2年連続して受賞。1954年、アメリカ芸術文学協会賞、カリフォルニア・コモンウェルズ・クラブのゴールド・メダル賞を受賞。

またハーマン・メルヴィル原作、ジョン・ヒューストン監督の映画『白鯨』の脚本を担当した。

優れて叙情的な作風が特徴で、日本にもファンが多い。現在はロサンゼルスに在住し、著作活動を続けている。
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今朝、何気なくP.ウィルスンの公式サイトを覗いたら、「RIP Ray Bradbury」というスレッドが!
 
あまりのショックに言葉も出ませんでした。出てきたのは大粒の涙だけ・・・。
 
 
 
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レイ・ブラッドベリ、享年91歳。
 
普通の人で、これだけ長生きできれば大往生だ、と言う者もいるでしょう。しかしファンなら「嗚呼、もっと彼の本を読みたかった・・・」とそれしか言いようがありません。ほんとに残念です。
 
彼の『火星年代記』は中学生の頃に生まれて初めて読んだ海外小説で、自分が生まれる前に死んだ祖父が残したものの1つでした。それ以降、漫画雑誌は読まなくなり、海外小説にハマりました。「火星年代記」は何度読み返したか分かりません。もう10回以上は読んだかも。読むたびに何か新たな発見があったりします。
 
もし彼の本を読んでなければ、どんな人生になってたか・・・それを考えるとゾッとします。彼のおかげで海外小説の面白さを知ったわけですから、今の自分があるのは彼のおかげです。
 
「ありがとう、Mr.レイ・ブラッドベリ」。 そして・・・言いたくないけど、「さようなら」。
 
これだけの作品を世に送り出し、我々を楽しませました。もちろん全部持ってます。
 
長編
 
華氏451度 (Fahrenheit 451)
火星年代記 (The Martian Chronicles)
たんぽぽのお酒 (Dandelion Wine)
ハロウィーンがやって来た (The Haloween Tree)
何かが道をやってくる (Something Wicked This Way Comes)
死ぬときはひとりぼっち (Death is a Lonely Business)
黄泉からの旅人 (Graveyard for Lunatics: Another Tale of Two Cities)
塵よりよみがえり(From the Dust Returned)
緑の影、白い鯨(Green Shadows,White Whale)
さよなら僕の夏(Farewell Summer)

短編集
 
黒いカーニバル (Dark Carnival)
刺青の男 (The Illustrated Man)
太陽の黄金の林檎 (The Golden Apples of the Sun)
10月はたそがれの国 (The October Country)
メランコリイの妙薬 (A Medicine for Melancholy)
よろこびの機械 (The Machineries of Joy)
ウは宇宙船のウ (R Is for Rocket)
スは宇宙(スペース)のス (S Is for Space)
キリマンジャロ・マシーン (I Sing the Body Electric)
歌おう、感電するほどの喜びを! (I Sing the Body Electric)
ブラッドベリは歌う (I Sing the Body Electric!)
とうに夜半を過ぎて (Long After Midnight)
万華鏡 (The Vintage Bradbury)
十月の旅人 (The October Game and Other Stories)
火の柱 (Pillar of Fire and Other Plays)
火星の笛吹き (The Piper)
悪夢のカーニバル (A Memory of Murder)
恐竜物語 (Dinosaur Tales)
バビロン行きの夜行列車 (Driving Blind)
二人がここにいる不思議 (The Toynbee Convector)
瞬き(まばたき)よりも速く (Quicker Than the Eye)
猫のパジャマ (The Cat's Pajamas)
永遠の夢 (Now and Forever)
お菓子の髑髏(The Candy Skull)
 
 
「何かが道をやって来る」の名台詞。
母親「男の子ってなんで窓を開けて寝たがるのかしら?」
父親「血が熱いからさ。」
 
星々は君たちのものだ。君たちが、それに到達する頭と、能力と、心とを持っているならば、だが。(レイ・ブラッドベリ)
 
泣かせるねぇ・・・・
 
 
 
 
 
それにしても・・・・・・
 
これほど世界的に著名な作家が亡くなったというのに、朝のTVニュースはAKBの話ばかり。どこのチャンネルでもAKB・・・ちょっと異常だ(いや、かなり異常か?)、と思ったのは自分だけだろうか? 本来ならブラッドベリの追悼特集を組むべきなのに・・・。
 
 

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夢と詩にみちびかれ、記者カーディフは、アリゾナ州の小さな隠れ里サマートンに降りたった。不思議なことにそこでは子どもが遊ばず、住民のだれも年をとらない…魔法に魅せられながら、やがて崩壊する町の謎をさぐる中篇「どこかで楽隊が奏でている」。メルヴィルの「白鯨」における帆船を宇宙船に、白鯨を白い彗星におきかえて描かれた「2099年の巨鯨」では、乗組員たちが深宇宙へ飛びたち、運命、永遠、そして神そのものに接触する。
 
半世紀を超える創作活動を経てなお、驚くべき壮大なヴィジョンを胸に抱きつづける巨匠レイ・ブラッドベリ。豊かで想像的な未発表の中編二作を収録。
 
 
 
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昨夜読み終えました。しかもたった2日間で! いやぁ〜、やっぱりレイ・ブラッドベリは素晴らしい!(って、どの作家にもそう言ってるんだけど) 初めて読んだ『火星年代記』でブラッドベリに夢中になり、それ以来短編・長編・中篇・エッセイなどなど、読めるもの全てを読んできました。
 
で、この『永遠の夢』ですが、いかにもブラッドベリらしい想いがこもっている中篇でした。
 
どこかで楽隊が奏でている』は、ノスタルジー溢れるロマンティックな物語。記者カーディフが夢で導かれたかのようにふらりと立ち寄った小さな町サマートン。その町では誰もが年を取らないという不思議な土地。なぜ年をとらないのか、そしてなぜ子供がいないのか。。。全てが謎に満ちた不思議な町を知るためにしばらく滞在し、やがて町の人々に魅了されていく。特にネフェルティティという名の女性とは特別な関係を持ち、去り難い感情を覚えるが、やはりどうしても故郷に帰らなければならない。故郷には友人、家族、フィアンセがいたからだ。そしてカーディフのとった決断は・・・・。
 
この結末はあまりにも哀しく、つらく、涙を誘いますが、それでもその涙か暖かく感じるのはブラッドベリの心優しい詩的な言葉の数々のせいでしょうか。これを書いたのは2007年。今年で90歳になるブラッドベリが、どうして今でもこれほどの作品が書けるのか。初めは驚きましたが、読んでいくうちに驚くことは何もありませんでした。結局のところ、ブラッドベリは心が若いのです。
 
 
 
二話目の『2099年の巨鯨』は、SF版『白鯨』とでも言えば分かりやすいでしょうか。
 
イシュメイルという青年は宇宙飛行士を目指し、アカデミーに入学。そこでクエルという巨大なクモの姿をした緑色のエイリアンと出会う。彼もまた宇宙飛行士を目指してアカデミーに入学し、イシュメイルとルームメイトとなる。巨大で異様な姿のクルムは心優しいエイリアンで、テレパスだった。初の任務として2人はシータス七号に乗船することになった。その船の任務は巨大彗星を観察し、写真を撮ることだった。だが船長の目的は違っていた。彼はかつて彗星のせいで失明し、それ以来巨大彗星を追って破壊しようと心に誓っていた。そしてそのチャンスが来たとばかりに、任務を変更して彗星へとコースを変更するが・・・・。
 
かつてブラッドベリは『緑の影、白い鯨』でアイルランドでの体験をノンフィクションとして執筆、出版しました。巨匠ジョン・ヒューストンの傑作『白鯨』の脚本を担当することになったブラッドベリの体験が、おそらくは後に『2099年の巨鯨』を書くアイデアとなったのでしょうか。シータス七号の船長はまさしく宇宙時代のエイハブとも言うべき男。こんな男の部下となったクルーはいい迷惑ですが(笑) しかしそれでもやはりブラッドベリらしいのは、この船長の狂気に満ちた言動の数々までもが詩的なところです。
 
 

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1920年生まれ、ということは今年で89歳。いまだに執筆活動を続けている巨匠レイ・ブラッドベリ。その巨匠の短編集『We'll Always Have Paris』がリリースされました。しかも全て新作! 89歳にして現役バリバリというのは確かに凄すぎ!(笑) いつまでも元気でいてほしいものです。

2008年の夏にイントロダクションを書いた、ということで、約1年かけて完成したことになります。
全22作。

Massinello Pietro
The Visit
The Twilight Green
The Murder
When The Bough Breaks
We'll Always Have Paris
Ma Perkins Comes to Stay
Doubles
Pater Caninus
Arrival and Departure
Last Laughs
Pieta Summer
Fly Away Home
Un-pillow Talk
Come Away with Me
Apple-core Baltimore
The Reincarnate
Remembrance, Ohio
If Paths Must Cross Again
Miss Appletree and I
A Literary Encounter
America   



これまでに短編は500作近く書いたそうです。多分、全部読んだとは思うけど・・・・・まだ未訳作があるかも。。。

『死体を愛する男』

別冊宝石:89号掲載



小さな町の葬儀屋を経営しているベネディクト氏。町の人からも信頼されている男だが、死体安置所で彼が密かにしていることは・・・・




ブラッドベリらしいブラック・ユーモア満載の短編。人によっては「悪趣味だ」と思うかもしれない。なにしろベネディクト氏の趣味は死者に対する冒瀆ともいえる行為なのだ。生前に金持だった人は全裸で棺に入れ、貧乏だった人には立派な服を着せてボタンに五ドル金貨を付け、弁護士の死体は土葬せずに火葬し、人種差別主義だったレン氏には防腐剤を注射する代りに黒いインクを注入して皮膚を黒くする、などなど・・・。

ところがそんな悪事はいつまでも続かないのが世の常。死んだはずのブライズ氏が棺の中で生き返って、そんな彼の様子を見ていたのだった!

「みんなにこのことを話してやる! ここから出せ〜!」と騒ぎ立てるブライズ氏。ベネディクト氏はブライズ氏を抑えつけて皮下注射を打つ。死に際にブライズ氏は「彼等はたんと貴様の世話になった。今夜、みんなで礼にくるぞ」

そして翌日、町の人が葬儀場に来て目にしたものは、あたり一面血の海。ベネディクト氏はどこにもいなかった。墓地を通ってきた彼らは帰り際に墓石を見た。ベネディクト氏の名前が彫り込まれたたくさんの墓石を。。。

ブラッドベリらしい幻想的なホラー・ストーリー。これが昭和34年の雑誌に載っていたとは・・・。

ちなみにこの『別冊宝石:89号』は世界探偵小説全集ということで、他にもHGウェルズの『火星人襲来す』も収録されていました。

『もののかたち』

SFマガジン:1962年5月号掲載



新型分娩機と催眠機がショートして生み出された赤ん坊は、六本の触手と、三個の眼を持った青い小さなピラミッドだった! 幻想と恐怖と童心の作家の異色作!




ピーターとポリイのホーン夫妻の間に生まれた子供は『六本の触手と、三個の眼を持った青い小さなピラミッド』・・・というホラーじみた話。しかしそれをレイ・ブラッドベリが書くとあ〜ら不思議! とたんに素晴らしい物語に大変身! 医師からの説明によると、新型分娩機が作動不良を起こして、子供は異次元に生まれてしまった、という。つまり、我々から見る子供は異形だが、子供の目から見た両親もまた異形というわけである。慌てふためく夫をよそに、妻のポリイは、ごく普通の子供のように可愛がり、ピイと名付けた。医師は子供を異次元から連れ戻す研究を続けると約束し、夫妻は子供を家に連れて帰ることにした。

時は経ち、医師がようやく解決策を見つけた。しかしそれは子供をこちらの次元に連れ戻すことではなく、両親を子供の側の次元に送ることだった。研究はなかなか進まず、連れ戻すことはできないが、こちらから送ることはできるのだという。夫妻はついに決意した。ありのままの姿の子供を抱きしめるために・・・。

この物語のテーマは純粋な【親子愛】。『たとえ姿・形が異形であっても、子供には変わりない』ということですね。出だしの発想はSF的にありがちな話だけど、その後の展開は意外なもので、いろいろと考えさせる話だと思います。ブラッドベリの【良心】がうまく描かれている短編です。

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