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旅人Kennyの旅の薦め
旅こそ我が人生!

書庫S・キング 紹介/書評

1974年に長編『キャリー』でデビュー。ジャンルはホラーであるにもかかわらず、舞台は主にアメリカのごく平凡な町で、具体的な固有名詞をはじめとした詳細な日常描写を執拗に行うのが特徴。その作風から、従来の「非現実的な世界を舞台とした、怪奇小説としてのホラー」とは異なる「モダン・ホラー」の開拓者にして第一人者とされる。

ホラーばかりではなく、『ショーシャンクの空に(原題:「刑務所のリタ・ヘイワース)』や『グリーンマイル』など、映画化された話題作でも有名である。日常の中に潜む「ちょっとした不思議」を題材にした作品も目立つ。

著作の多くが映画化またはドラマ化されている。世界幻想文学大賞、O・ヘンリー賞、ブラム・ストーカー賞、ヒューゴー賞など、数々の文学賞を受賞している。
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「アンダー・ザ・ドーム」bk1で予約開始
オンライン書店ビーケーワンで、スティーヴン・キングの「アンダー・ザ・ドーム」の予約が始まったそうで・・・。
 
「アンダー・ザ・ドーム(上)」
http://www.bk1.jp/product/03386967
著者:スティーヴン・キング
翻訳:白石朗
出版社:文藝春秋
予価:3,105円(税込)
ISBN:978-4-16-380470-5
発行年月:2011年4月
 
「アンダー・ザ・ドーム(下)」
http://www.bk1.jp/product/03386968
著者:スティーヴン・キング
翻訳:白石朗
出版社:文藝春秋
予価:3,000円(税込)
ISBN:978-4-16-380480-4
発行年月:2011年4月
 
2冊の合計が6105円!
 
どうやら、翻訳のタイトルは「アンダー・ザ・ドーム」に決定した模様ですが・・・・。
 
 
 
 
 
 
これ、どうしましょう? 少しずつ読んでるんですけど、まだ半分も進んでない!
 
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結局、なんだかんだ言って翻訳本買うことになるんだよなぁ〜。こんな分厚い原書買わなきゃよかった・・・
今日、紀伊國屋へ立ち寄ったら、新刊コーナーに、すーーーっごく分厚い本が棚の最上段にドーン!と置いてありました。あまりの厚さに、乗せられるのはたったの2冊。その本とは。。。


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訳すと『ドームの下で』となりますが、翻訳版邦題はもう少しマシになるでしょう。


普通なら、ここまで分厚いと「翻訳版を待とう」と、買うのをやめるところだけど、このとんでもないぶ厚さに圧倒され、思わず買ってしまいました。


どれぐらい厚いかは、この写真をご覧になればお分かりでしょう。


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iPodと同じ幅です(笑)。重さは量ってませんが、小型のダンベルほどの重さです。六法全書ほどではありませんが、とてもじゃないけどずっと持ったまま読み続けるのは難儀なほどです。腕を鍛えるにはちょうどいいかも(?)

価格は3711円。この厚さのハードカバーにしては安いほうかも(これぐらいにしないと買う人がいないのかも)。

少し読み始めました。出だしはこんな感じ・・・・


飛行訓練をしているクローデット・サンダースとインストラクターのチャック。

そこから少し離れたところでは、ウッドチャックが自分の巣に帰ろうと路肩を歩いていた。その道の反対側では人間が歩いていた。ウッドチャックは、その人間が何か食べ残しを捨てるのではないかとじっと待っていた。だが突然、ウッドチャックの体が切断されてしまう。

飛行機の計器が突然狂い、上空で大爆破を起す。まるで何か目に見えないものに衝突したかのように。


久々にキング節が大炸裂! こういうのを待っていた!

悪霊の島

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事故で片腕を失った「わたし」は、仕事を引退、フロリダの小さな島に移り住む。波と貝殻の囁きを聴きながら静かに暮らす「わたし」だったが、徐々に島に潜むこの世ならぬものの影が……。やがて牙を剥く悪しきものの底なしの悪意。それは「わたし」の愛する者たちを容赦なく斃(たお)してゆく――


キングの作品が文藝春秋から出るのは久しぶり。とは言ってもハードカバーでなく、ソフトカバー。


しかし上下合わせてこの厚さは・・・・! 



かつて原書を書店で見たとき、あまりの厚さに「翻訳されるまで待とう」と思っていたが、翻訳版もやはり厚い。まぁ、『ザ・スタンド』ほどじゃないけど・・・。

今読んでる『グラウンド・ゼロ』の後に読もうとは思うが、『ザ・ストレイン』や『フラグメント』も本棚に控えてるし、来週は始末屋ジャックの『凶悪の交錯』も出る。読書の秋とは言うものの、ここまで新刊が続々と出るのも珍しい。おまけに来月はニール・ゲイマンの『壊れゆくもの』やディーン・クーンツの『オッド・トーマスの受難』も出る。

とてもじゃないけど追いつかない!!!

1,ザ・スタンド


世界は終末のときを迎えていた。致死率99%という超悪性のインフルエンザ、スーパーフルーの流行によりほとんどの人が死に絶えてしまったのだ。しかし、妊娠中の少女に聾唖の青年、売れない歌手……生き残った者もいるにはいた。生者を求めて旅をつづけるそんな人々がうなされる毎夜の夢、それはネブラスカのトウモロコシ畑でギターを引く黒人の老女の夢だった。夢の不思議な力に導かれ、老女のもとをめざす人々に忍び寄る黒い影。その一方で、闇の男(ランダール・フラッグ)もこの絶好の機会に世界を征服せんと狙っていたのであった。

*凡長という批評も多いけど、キングの小説の中では独特の比喩表現が少なくて読みやすいです。善と悪とに分かれて対決するという、キングの小説に多く見られる設定もしっかりしています。大勢のキャラクターが出て来るけど、みんな個性的で読んでいても混乱しませんでした。ドラマ化もされましたが、原作に忠実で、そちらも素晴らしい出来でした。


2,暗黒の塔シリーズ


なにもかもが奇妙に歪んだ地、この世ならぬ異境で“黒衣の男”を追い続ける孤高の男がいた。最後の“ガンスリンガー”、拳銃使いのローランド。彼はひとりの少年と出会い、ともに旅を続けるが・・・。

*ガンスリンガー、ローランドが主人公の7巻まで続いた長編シリーズ。話せば長くなるので、詳細は割愛しますが、個人的には5巻目の『カーラの狼たち』が一番のお気に入り。


3,デッドゾーン


ジョン・スミスは人気者の高校教師だった。恋人のセーラとカーニバルの見物に出かけたジョンは、屋台の賭で500ドルも儲けた。なぜか彼には当りの目が見えたのだ。その夜、ジョンは交通事故に遭い、4年半の昏睡状態に陥った。誰も彼が意識をとり戻すとは思わなかったが、彼は奇跡の回復を遂げた。そして予知能力も身につけた。そして彼の悲劇が始まった。

*ジョン・スミスという平凡な名前の男が事故で昏睡。目が覚めたら予知能力を身につけていた、という設定が斬新で、超能力者の孤独感がひしひしと伝わってくる哀しいスリラーでした。議員に立候補していたグレッグ・スティルソンと握手したジョン・スミスが見たヴィジョン、それは世界が核で破滅した世界。ジョン・スミスはそれを阻止しようとするが・・・。

意外な結末に唖然としました。映画化もされて、鬼才クローネンバーグが監督し、クリストファー・ウォーケンがジョン・スミスを演じました。ヴィジョンのシーンも独特で上手く作られてました。TVシリーズ化もされたけど、あれは大失敗でした。


4,ミザリー


雪道で自動車事故を起こした流行作家ポール・シェルダン。彼は元看護婦の愛読者アニー・ウィルクスに助けられた。彼女が言うには「ナンバー1のファン」で、ミザリー・チェスタインを主人公にしたロマンス小説の熱烈なファンだった。だがポールがミザリーを殺したと知ってアニーは激怒し、それまでの態度から一変し、彼を監禁してしまった。そして「自分ひとりのために」小説を書けと脅迫するが・・・。

*恐怖の対象が熱烈な「ファン」というホラー。作家にとっては、あまり熱心すぎるファンは怖いようで、キング自身も怖い目にあったとか・・・。で、この作品も映画化されてキャシー・ベイツがアニーを演じました。本を読んでる間は、ベット・ミドラー(映画『殺したい女』)をアニー役として思い浮かべていたので、ちょっとイメージが違うなぁと思ったけど、キャシー・ベイツも怖かった〜。アカデミー賞受賞も納得!


5,IT


1990年のメイン州デリーで、子供だけを狙った連続殺人事件が発生する。デリーに住んでいたマイク・ハンロンは、子供時代にIT(奴)と呼んでいた奇怪なピエロ、ペニーワイズの仕業であると確信する。マイクはかつての仲間との約束を思い出し、30年ぶりに再会することになるが・・・。

*ホラー版スタンド・バイ・ミーとも言える傑作。これもまた『ザ・スタンド』のように善と悪とに分かれてラストで対決するという設定だけど、そのシーンは少し難解でした。ドラマ化もされましたが、なかなか良かったです。特にティム・カリー演じるペニーワイズが、まるで原作から飛び出てきたかのように上手かったです(笑)。


6,タリスマン&ブラック・ハウス


ジャック・ソーヤーは12歳。病身の母と2人でアメリカ東海岸の保養地でひっそり暮している。母の病気は癌だった。ある日、さびれた遊園地で、ジャックは不思議な黒人スピーディに出会った。「タリスマンがあれば母は助かる」、そう彼は教えてくれた。ジャックは独り試練の旅に出発した。母の生命を救うために・・・。

ウィスコンシン州の美しい町フレンチランディング。だが、町にはその美を損なうものがあった。おしゃべりカラス、いかれた老人、錯覚を起こさせる家。そして、町をうろつく「フィッシャーマン」。身の毛もよだつようなその悪鬼は、子どもを誘拐して殺害し、その肉を食べていた。保安官は、ある人物の助けを是が非でも必要としていた。男は、元ロサンゼルスの警官で、近くの町で別の連続殺人犯を捕まえた経歴を持っていた。その男の名はジャック・ソーヤーだった・・・。

*初めて「暗黒の塔」を読んだとき、まっ先に思い浮かべたのがこの「タリスマン」でした。タリスマンの「テリトリー」と暗黒の塔の「中間世界」が同じ世界だったことに気づいた時は本当に嬉しくなりました。ジャックとローランドが会うシーンがなかったのが残念でした。「タリスマン」はファンタジー・アドベンチャー系でしたが、「ブラック・ハウス」はホラー色が強くなってました。


7,骨の袋


最愛の妻に先立たれたベストセラー作家マイク・ヌーナンは、後毎夜の悪夢に悩まされていた。夢の舞台は決まって妻との思い出が宿る湖畔の別荘だった。そしてヌーナンは吸い寄せられるように別荘へと向かった。そこで彼を待ち受けていたのは、彼の運命を激変させる一人の少女。怪奇現象が多発し、過去の忌まわしい犯罪に対して死者がヌーナンにつきまとう・・・。

*これは案外と評価が低い作品ですが、個人的にはなかなかの佳作だと思います。キング独特の恐怖と悲しみが全編に満ちていて、幽霊になって現れた母親に少女がしがみつこうとしても触れることが出来ないというシーンは涙を誘いました。


8,ペット・セマタリー


メイン州の美しく小さな町に越してきた、若い夫婦と二人の子どもの一家。だが、家の前の道路は大型トラックが猛スピードで走り抜け、轢死された犬や猫のためにペットの共同墓地(ペット・セマタリー)があった。しかも、その奥の山中にはインディアンの呪われた地があった。そこに死者を埋めると甦って戻ってくるという。邪悪な心を持って・・・・。

*キングの小説の中では最も怖く、最も後味が悪い作品です。しかしそれでいて切なく、子を思う親の気持ちが研ぎ澄まされたナイフが心に突き刺さるように伝わってくる「家族愛」を描いたドラマでもあります。

これもまた映画化されましたが、こちらは珍しく原作よりも怖く不気味でした。特に子役がすごい。。。


9,シャイニング


ロッキー山上にあるオーバールック・ホテル。雪のため冬に閉鎖されるこのホテルに、管理人として小説家志望のジャック・トランスと一家が来る。だがこのホテルは以前の管理人であるチャールズ・グレイディが精神に異常をきたし、家族を斧で惨殺し、自分も自殺したといういわく付きのホテルだった。そして妻のウェンディ、一人息子のダニーと共にホテルでの生活が始まるが・・・。

*これは初めて読んだ本格的なホラー小説でした。というより、映画を先に見てからこの小説を読んだので、内容は知っていたつもりでしたが、映画とはかなり違っていて驚きました。小説の方がはるかに怖い!!! 

後に「スティーヴン・キングのシャイニング」として5時間のTVドラマが作られましたが、こちらは原作にかなり忠実で、スズメバチの巣の一件や、動物の形をした生垣が襲ってくるシーンは、怖かったけどちょっと感動しました。


10,グリーン・マイル


時は1932年、舞台はアメリカ南部のコールド・マウンテン刑務所の死刑囚舎房。この刑務所で死刑囚が電気椅子にたどりつくまでに歩く通路は、床が緑のリノリウムであることから、通称「グリーン・マイル」と呼ばれていた。ある日、ジョン・コフィという囚人か送られてきた。その大男は2人の少女を殺して死刑宣告されて送られてきた。だがコフィにはある特殊な力があった。。。

*キングの小説には、特殊能力を持った人物がよく出てくる。「キャリー」のキャリー、「シャイニング」のダニー・トランス、「デッド・ゾーン」のジョン・スミスなどなど。彼らはたいてい不幸な生い立ちを背負ってきているけど、『グリーン・マイル』のジョン・コフィはその3人を足しても不幸な運命を背負っている。その特殊な能力があれば大勢の人々を助けることができるのに死刑にされる。しかも看守たちはそのことを知ってるのに助けることが出来ないというジレンマ。。。毎月1冊ずつ全6巻の分冊で刊行されたこの作品は、今までのキング作品とは作風が一味違ってますが、ジョン・コフィという人物はキングにしか作り上げることが出来ない特異なキャラクターです。

典型的なキングの小説でした。

1,事件は何の前触れも説明もなく突然起きる(ザ・スタンド)。

2,数人の人々が助け合って団結し、共通の敵に立ち向かう(ザ・スタンド、IT、ドリームキャッチャー)。

3,少年が特殊な才能を持っている(シャイニング、デスペレーション)。

4,誰かが自己犠牲を払って死ぬ(ザ・スタンド、ドリームキャッチャー、グリーン・マイル)



携帯電話からの「パルス」によって人々が次々とゾンビになるという、いたってシンプルなプロット。誰がやったかとか、そういったことは最後まで分からずじまい。まぁ、キングはそんなことはどうでもいいや、と思ってるんだろう。とにかく展開がスピーディーで、話にぐいぐいと引き込まれていく。しかもかなり強引に。。。

結末は賛否両論だろうけど、自分としては、あれはあれでいいと思う。


映画化が決定し、イーライ・ロスが監督するらしいが・・・まぁ、「キャビン・フィーバー」の監督なら、「セル」も上手く映画化できるだろう。「ホステル」は嫌いだけど・・・。

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