カンカンとガクガクの部屋

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iPS細胞とはなにか』   講談社ブルーバックス   2011
 
 
山中伸弥教授が、
ノーベル生理学・医学賞を受賞された。
そこでなにか一冊と思ったが、
タイトルもそのままズバリ、
iPS細胞とはなにか」という本(昨年の夏出版)が、
講談社のブルーバックスで出ていたので、
早速購入して読んでみた。
内容紹介には、「ノーベル生理学・医学賞の最有力候補
とあり、まさにタイムリーな出版だったといえる。
 
 
構成も、山中教授の来歴から、
iPS細胞とは何物で、どうすごいのか、
国内と国外ではどうなっているのか、
実際の治療への応用はどうなるのか、
と、全方位が満遍なく解説され、
最終章として山中教授のインタビューも
収録されていている。
 
ほぼ万全な一般向け入門書といえるのではないか。
 
 
この本の主題はあくまで「iPS細胞」なので、
山中教授にとどまらず、
国内・海外の研究や多数の研究者についても
幅広く取り上げている。
 
クローン技術やES細胞のこともよくわかるし、
さらには、インテリジェントデザイン論争や
ソウル大学事件についても話は及んでいる。
特許紛争についても一章が割かれている。
 
 
「あとはiPSでの移植応用を待つばかり、
日本は勝ち組に乗った」というような、
私を含む、素人が抱きがちな認識は、
実はまったくの早計であり、
誤りであることが本書を読めばわかる。
 
「幹細胞研究の現在」を、正しく、
トータルに知る上でかっこうの一冊といえよう。
 
 
ちなみに、本書の執筆者は
朝日新聞の科学医療取材班である。
朝日新聞の記者さんたちは、
すでに、講談社ブルーバックスで、
『今さら聞けない科学の常識』(全2巻)という本も作っている。
たしかに「理数系の新書ならブルーバックス」という
気持ちもわかる。しかし考えてみると、
自社の朝日新書で話題になった本というのは
ほとんど目にしない。あまり有名ではない評論家さんや
学者さんに執筆依頼するくらいなら、
朝日新書でも自前の取材組織を駆使して、
こういったドキュメンタリーものを
ドンドンやればいいと思うのだが。
 
 
 
 
 
 
 

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