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『書斎の窓』2012年5月号(有斐閣)掲載、
「法人税だって法律である!」(三木義一・青山学院大学教授)
を読んだ。三木教授のエッセイはいつも面白い。
税法学の社会的な地位から、
自著(『よくわかる法人税法入門』等)の裏話、
税法学のあるべき将来性についてまで、
自由闊達に語られている。
その中で、今回、興味深かったのは次の一節である。
さて、三木教授が誰に対して怒っているのかは
原文にて確認してください。
誰が言ったかにかかわらず、「民法は親しみやすくわかりやすく、
一方で、税法は専門的でわかりにくくても仕方がない」という言説は、
一般的にはあまり疑問を抱かれることなく通用してしまうと思います。
しかし、そんな「常識」も、疑ってかかってみると、
いとも簡単にボロが出てしまう(論理必然ではない)と
いうことはよくあることです。
この批判も、そんな常識の一つを明快に喝破するものであり、
めちゃくちゃ気持ちいいと思いました。
こういうエッセイは大好きです。
なお、一方で、前半にややすっきりしない記述も
ありましたので引用します。
私が疑問を感じたのは次の一節です。
この部分なのですが、私には何だか意味がわかりません。
この三木先生の挨拶を聞いた場合、
“ある偉い先生”のように解釈するのは論理必然ではないにせよ、
ありうる自然な受け取り方だと思います。
この“ある偉い先生”の指摘が的外れだというなら、
なぜ「私の大学には行政法のA先生がいることから
おわかりいただけるように」などと言わなければならないのでしょうか。
前置く必要がないと思います。
どうでしょう。
ま、ものを書くというのはいろいろと難しいものですね。
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2012年06月14日
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