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『新現代労働法入門(第4版)』  法律文化社  2009


法律文化社の労働法テキストをついでにもう一つ。
こちらは入門書。
入門書であれ、標準的テキストであれ、
一貫した説明で信頼感をもって読むには、
名の知れた先生が1人か、数人で書いたものが良いはずです。

本書は、一部の方以外はほとんど名の知れていない
学者先生が総勢16名で書かれた本です。

また、四六版,縦書き,ハードカバーという
一風変わったタイプの本でもあります。

価格も入門書にしてはかなり高い(3400円!)。
そこからして敷居が高いです。

普通に、A5版,横書き,ソフトカバーに再編集して、
もっと価格を抑えてほしいと思います。

最近は使いやすい良作が多く出されています。
本書は、前記のNJ双書に輪をかけて、
もはやあえて選択する魅力に乏しい本といわざるをえません。
購入を半強制される学生にしてみれば、有害とさえいえるかもしれません。


http://www.hou-bun.co.jp/cgi-bin/search/genre.cgi?genre=%98J%93%AD%96%40

関西系の労働法解説書

『労働法1(第3版)』  西谷敏・萬井隆令編  法律文化社  2006
『労働法2(第5版)』  西谷敏・萬井隆令編  法律文化社  2005


このNJ叢書の労働法は、1と2に分かれていますが、
1の集団的労働関係法と2の個別的労働関係法を合わせても
約600ページです。

そうであれば、整理統合してほしいと思います。
そうすれば価格も1000円程度低く抑えられるでしょう。
2冊で6400円は高すぎます。

また、この手のテキストは、
執筆者の数が少ない方が、信頼性があると一般にいわれています。
本書は、あまり名前を存じ上げない10人の学者先生たちが
お書きになっています。
その辺も魅力が薄いといえるでしょう。

例えば一般に高く評価されているのは、
菅野和夫『労働法』(弘文堂)や
西谷敏『労働組合法』(有斐閣)などいずれも単著です。
当然ですが。

あまり学習者の認知や評判が高くなく、
売れていないのにはそれなりに理由があるのでしょう。

そしてここにきて、
西谷教授が概説書である『労働法』(日本評論社)を刊行されました。
もともと菅野労働法が支配的でしたが、
西谷労働法も登場したことによって本書の利用価値は
ほとんどなくなってしまったといっても過言ではないと思います。

もちろん、いろいろな学者さんが様々な見解を表明されるのは
けして悪いことではありません。
しかし、本として、教科書としてみるとやはり問題となります。

論点解説をより強化して、全体的に詳しくするなど、
執筆されている先生方の特色をもっと生かす方向での
企画の再検討が期待されるところでしょう。

そうでないなら、整理統合してリーズナブルに提供すべきです。


[ 執筆者 ]

1(集団的労働関係法)
 西谷  敏  大阪市立大学大学院法学研究科教授
 萬井 隆令  龍谷大学法科大学院教授
 辻  秀典  広島大学法学部教授
 藤内 和公  岡山大学法学部教授
 名古 道功  金沢大学法科大学院教授
 脇田  滋  龍谷大学法学部教授
 唐津  博  南山大学法科大学院教授

2(個別的労働関係法) 
 西谷  敏  大阪市立大学大学院法学研究科教授
 萬井 隆令  龍谷大学法科大学院教授
 吉田美喜夫  立命館大学大学院法務研究科教授
 佐藤敬二   立命館大学法学部教授
 中島正雄   京都府立大学福祉社会学部教授


http://www.hou-bun.co.jp/cgi-bin/search/genre.cgi?genre=%98J%93%AD%96%40

『行政書士マスター六法&判例』         ダイエックス出版
『行政書士試験六法』               早稲田経営出版
『国家資格取得のための行政書士受験六法』  東京法令出版
『行政書士必勝六法』               東京法経学院
『行政書士新六法』                週刊住宅新聞社
『国家試験合格のための行政書士六法 』    新星出版社
『今年こそ行政書士 合格六法&判例』    自由国民社


行政書士受験対策書として各社こぞって“六法”なるものを出しますが、
個人的経験から言ってほとんど不要だと思います。
行政書士試験対策としては、
テキスト(『うかるぞ行政書士』とかと、小さいポイント集など),
過去問題集(5年分くらい),
予想問題集(これも本試験5回分くらい)
の3種類,計5〜6冊を繰り返しやれば必要十分です。

だって、出るところはそこにちゃんと説明されているわけですから。

むしろ、六法なんてあると、その情報量の多さにゲンナリしますし、
不必要な条文に目を取られてかえって非効率的かもしれません。
ほとんどが、とにかくデカイし価格も高い。
内容も、たいていは、条文を網羅的に盛り込んで、
少し判例とマークが付されているだけです。

もちろん六法を持つに越したことはないですが、
それなら普通のものに慣れておいた方が、
安いですし、他の資格試験と併用もできるので後々いいと思います。

横組みでシンプルなものとしては、『三省堂新六法』があります。
もちろん、判例付きである『有斐閣判例六法』や、
判例のない王道の『ポケット六法』でもいいでしょう。

もっと要点が絞られていて、価格も1000円くらい安ければ
買ってもいいとは思いますが、今のままではとうていおすすめできません。
(ま、1回くらい買うのはいいかもしれませんが、
  新情報目当てに毎年買い換える必要性はそれこそありません。)
こんなにこぞって出版されるようなジャンルではないと思います。

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