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〈 法律書「民法」を無断引用 遺族らが大原学園提訴 〉
1954年の刊行以来100万部以上売れたといわれる
「民法」(勁草書房)の一部を、司法書士試験対策講座の
テキストに無断引用したとして、著者の遺族らが
学校法人「大原学園」(東京)などに計約1940万円の
損害賠償などを求め東京地裁に提訴していたことが7日、分かった。
「民法」は膨大な民法典を小型の全3巻で簡潔に解説していることから、
法曹を目指す大学生らの間に浸透。刊行当時「小型なのにパワフル」と
評判だった往年の小型自動車にたとえて「ダットサン民法」の愛称で親しまれた。
大原学園側は無断引用を認め、既にテキストの使用と配布を中止。
「深く反省している。裁判所の意見を踏まえ、被害回復と
再発防止に努めたい」と、損害賠償に応じる考えを示している。
2010年1月7日 共同通信
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当然、著作権を主張することは
正当な権利です。
ただ、我妻民法学といえば、
半世紀以上にわたり民法界を支配し、
「ダットサン」についても、
ほとんど“普遍的な前提が書かれた本”
に近い認識が広まっていると思います。
年配の人には、空気のように吸って、
血肉にしてきた人も多いはず。
“著作権”意識が希薄になっていたのでは
ないでしょうか。その意味では、
一抹の同情の余地があるかもしれません…。
例えるなら、中学・高校の教科書を
写してしまう感覚に近いともいえます。
もちろん“無断”が許されるわけではありませんが。
また、数千部ながら、
市販したわけではないようですし、
事実関係にも争いがないにもかかわらず、
訴訟に発展していることも驚きです。
話によると、半分以上を丸写しにしたとか。
和解もできないくらい、
相当悪質だったということでしょうか。
詳細が気になるところです。
http://www.47news.jp/
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