朴永哲電子日記

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役に立たない大学院卒

「全大学院卒(医学部除く)の5割が非正規労働者、そのうち2割が死亡または行方不明!」

 という驚愕の事実が先日発売された某週刊誌に掲載されていた。

 ある教育専門家は「日本の大学(医学部除く)の少なくとも9割は存在する価値のないゴミくず同然!」と辛口で一刀両断していたが、実際、我が国のほとんどの大学では、社会で役立つ有能な人材を思うように育成・輩出できていないのが実情だ。

 大学そのものが教育機関というよりは、むしろ、遊園地同然と化しているからだ。

 最近では、聖なるキャンパス内に営利業者と結託してコンビニ・ファーストフード店等を設けるクソ大学も多く現れ始めた。

 そんなゴミくず同然の大学はほぼすべて大学のワンランク上の教育機関として「大学院」を設けている。

 大学が大学院を設ける一番の理由はカモである学生を少しでも長く大学につなぎとめ、高額な学費をたかるのが目的だ。

 悲しいかな、国は大学生の育成より、クソ大学の助長を尊重しているのが実情だ。

 学生が所属している大学の大学院に所属するのは極めて容易だが、他の一流大学の大学院に編入するのは難しい。

 いまさらいうまでもないが、そのほとんどは遊園地同然と化したゴミくず同然の大学の延長線でしかなく、社会に出た後、ウリにできる技術・資格等を学生に取得させるノウハウをほとんど享受できていない。

 そんな我が国の多くの大学院の体たらくぶりを、もちろん、国や地方自治体、民間企業の面接採用官は、皆、知っているゆえ、大学院卒をとりたがらない。

 なぜ、面接採用官は大学院卒を採用したがらないのかもう少し詳しく紹介しよう。

 まず、前述したように、我が国の大学院の多くは体たらくな大学の延長線でしかない。

 しかも、年齢を重ねているのだから、その時点で大卒よりハンディキャップを背負っているのだ。

 大卒より、面接採用官にアピールしたいのなら、大学院でおこなった抽象的な研究・論文の成果を披露するのではなく、英語プラスその他の外国語に精通していることを示す資格の証明、および、希望業種に応じた難易度の高い資格を大学院生活を通じて取得したことを証明しなければならない。

 そういった説得力ある実績のない大学院卒は、いまどきの面接採用官の目には「ああ、あなたは大学卒業してから今日に至るまで遊んでいたのですね(笑)」としかみなされない。

 加えて、大学院卒の給料は大卒に比べて1割増だ。

 平均的な大学初任給が月20万円だから大学院卒の場合月22万円、ボーナスが月給の4か月分であると算定すると、2万円×16ヶ月=32万円となり、1年間で32万円も余分に給料を支払わなければならないのだ。

 面接採用官とて、これまでに多くの学生を採用し、労働現場に送り込んできたが、その大学院卒の多くが大卒となんら仕事の良し悪しが変わらない、または、大卒より多くの給料をもらっているくせして仕事ができず、プライド意識も高く扱いにくいという弊害が生じているからこそ、なおさら、大学院卒の採用に難色を示すようになったのであろう。

 就職専用サイトを見てみると「文系・理系大学院卒積極採用」という歌い文句をよく目にするが、こういった企業に限って、表面上は大学院卒を優先的に採用しますよといっておきながら、実際は、採用したがらない。

 仕事の出来具合においてほとんど大差なく、大卒より年をとっていて、金のかかるプライドが高いだけの大学院卒なんて、私が面接採用官でも採用したいとは思わない。

 大学院に進学した者の中には、大学院卒業後も大学に残り続けていずれは母校の大学教授になりたいと思われている方も少なくないが、一流大学院卒でも教授の椅子を確保することは厳しいことに変わりないのだが、残念なことに、二流以下の大学院に所属してしまった時点で、その夢は、実質、潰えてしまったも同然だ。

 実際、二流・三流大の教授陣の名簿に記されている彼らの出身校に目を通すと、その9割以上は母校のOBではなく、国内及び海外の名門一流大学出身の外様により占められている。

 それゆえ、大学院を卒業し大学に残り続けた者の多くは助手もしくは助教授のまま塩漬けにされ、いつまでたっても大学教授になれず、苦しい家計を助けるべく、アルバイトをしながら大学に残り続けている者も少なくない。

 大学教授はその多くが高給で、自分の好きな研究・調査に没頭できるという魅力ある職業だが、その椅子をかけた競争はものすごく激しいのだ。

 こういったビジョンなき大学院の乱立が冒頭で述べたように「大学院卒(医学部除く)の5割が非正規労働者、そのうち2割が死亡または行方不明」という悲劇の引き金となってしまったのだ。

 これは明らかに文部科学省の過失だ。

 大学院を設けるのは一流大学および医学部のみに限定にすべきだ。

 大学のぬるま湯しか知らない無能教授よりも、現場で幾多の実績を残してきた有能な人材を積極的に登用する環境を構築しなければ駄目だ。

 大学院生に対してまともな教育を施せず、プライドの高いでくの坊にしかできないクソ大学は、将来の我が国の国益を守るためにも、一刻も早く、大学院閉鎖のみならず、大学運営そのものから手を引いていただきたい。

 クソ大学は必ず日本を滅ぼす。

 このままクソ大学を放置し続けるようでは、我が国に明るい未来が訪れることは決してない!

グラミン銀行

 銀行というものに良いイメージを持っている方は少ないだろう!

 客から預かったお金を借り手に高金利で貸付け、その金利で楽して金儲けしているからだ。

 しかし、私利私欲を肥やして満足するのではなく、社会的弱者を救済するため、画期的な活動を行なっている銀行がこの世に存在する。

 それがバングラデシュ(以下「バングラ」)の「グラミン銀行(http://www.grameen-info.org/)」だ。

 本日はそのグラミン銀行の取り組みについて紹介しよう。

 グラミン銀行が拠点を置く「バングラ」は国土が北海道並しかないくせして、日本を上回る約1億4000万人もの人口を抱えている。

 ベンガル湾東岸に面しており、川が非常に多く、国土の大半が低地で、毎年、雨季になるとベンガル湾で発生したサイクロンが襲来し、その度に、国土の3分の1以上が冠水し、交通網は完全に麻痺し、数万〜数十万人単位の死者が出ることもザラだ。

 外貨を稼ぐ主な手段としては、米とジュード(縄の原材料)といった第一次産品くらいしかないため、当然、思うように外貨を稼げず、国家財政は尻貧で、役人による汚職も後を絶たない。

 国民の7割以上が1日1$以下の極貧生活を余儀なくされている。

 そんなどうしようもないバングラ国民の生活を改善しようとグラミン銀行は立ち上がったのである。

 グラミン銀行はバングラ最大の銀行であり、本業の金融他、通信、食品、教育等非常に多岐にわたる分野で事業を展開している財閥だ。

 グラミン銀行は、バングラ主要都市はもちろん、農村部でも幅広く展開しており、バングラ全農村・集落の8割以上に支店とまでは行かないが出張所を設けている。

 我が国にたとえていうのなら、都市銀行から信用金庫までの業務をすべて担っているようなものだ。

 そんな農村部で幅広くビジネスを展開しているグラミン銀行は、貧困層の生活を改善すべく「マイクロクレジット(無担保小額融資制度)」という既存の銀行が融資しない貧困層を対象にした無担保・無利子で小額貸付け、起業を促し、貧困から脱却することを支援する取り組みを実施した。

 対象は貧困層の女性で、5人一組となって最寄のグラミン銀行窓口で申し込む。

 そこで、まず、グラミン銀行は5人のうち3人にお金を融資し、お金を借りていない2人がお金を借りた3人がお金を有効活用し、借りたお金をしっかり返済しようとしているかお目付け役を行なう。

 そして、3人全員が借りたお金を全額返済したら、残りの2人にもお金が融資され、今度は、お金を完済した3人がお金を新たに借りた2人のお目付け役を行なう。

 そして、残りの2人が全額返済したら、再び、初めにお金を借りた3人が融資を受けられるといったことの繰り返しだ。

 彼女らの起業の主な取り組みとして、

(1)鶏を飼って始めた養鶏・養卵業。
(2)手動型ミシンを買って始めた裁縫・縫製業。
(3)ミネラルウォーター・村では手に入らない食料を扱った「雑貨屋」

 等が挙げられる。

 バングラの貧困撲滅への道のりはまだまだ険しいことに変わりはないのだが、このマイクロクレジットが功を奏し、多くの女性が自立し、貧困から脱却できた。

 焦げ付き(回収できなくなった借金)も少なく、これまで、98%以上の貸した金が返済されている。

 我が国の平均的な金融機関の不良債権比率が6〜7%といわれているだけに、借り手のグラミン銀行に対する信頼度も我が国のそれより上だ。

 いかに多くのバングラ貧困層からマイクロクレジットが評価されているかがこの事実からもうかがえる。

 この功績が評価され、グラミン銀行を代表して、マイクロクレジット考案者であり、グラミン銀行総裁である「ムハマド・ユヌス」氏は、2006年、ノーベル平和賞を受賞した。

 この出来事は我が国でも話題になり、彼が来日した時、各マスメディアへの出演や全国各地の講演会に引っ張りだこだった。

 現在、世界100ヶ国以上でこのマイクロクレジットは実施されており、バングラのように上手く浸透し、貧困層の生活改善に寄与するかどうかこれからの動向が注目される。

 グラミン銀行のバングラ貧困撲滅に向けての取り組みはマイクロクレジットのみにとどまらない。

 仏・ダノン社(http://www.danone.com/)と業務提携し「グラミン・ダノン」という乳製品会社を設立し、栄養価の高いヨーグルトを生産し、栄養不足の子供たちに低価格で販売している。

 また、バングラでは多くの水がヒ素により汚染されている。

 この問題を克服すべく、仏・べオリア社(http://www.veoliawater.com/)と業務提携し「グラミン・べオリア」という水会社を設立し、貧困層に安全な水を提供できるように努めている。

 これらはいずれもボランティア精神旺盛な投資家により支えられており、ビジネスに成功しても元本しか受け取らず、成功に伴う利益は当該ビジネスをさらに拡大する目的で使われる。

 投資家は成功の報酬をお金の代わりに、社会貢献による満足感を通して得ているのだ。

 ユヌス氏は、これから世界が目指すべき姿として、

「利益の最大化を目的とするビジネスだけに市場を使ってきた経済システムの再設計が必要だ。
人間が持つ利己的な部分だけでなく、無私の部分も市場に持ち込めば、真の資本主義が完成する!」

 と語っていた。

 金融恐慌に伴い、他者を顧みず、貸し渋り(お金の貸し出し審査を厳しくしてなかなかお金を貸さないこと)や貸し剥し(返済期日前に借り手に対し貸した金の返済を強要すること)を増やすことで保身を図っている我が国の恥ずべき金融機関の関係者もこの言葉を念頭に置いていただきたいものである。

 慈善活動において世界最先端を行く銀行「グラミン銀行」の動向にこれからも目が離せない!

日本ラクビーを斬る!

 日本ラクビー界が最も盛り上がる新春!

 それは、もちろん、高校・大学ラクビーの全国大会が開催されるからだ。

 高校・大学とも準決勝までの全日程が終了し、残すは決勝戦だけとなった。

 全国高校ラクビーの決勝戦は大阪・常翔啓光学園と奈良・御所工・実の近隣同士の一騎打ちだ。

 だが、両校とも学校名があいまいだ。

 いずれも、近年、少子高齢化に伴う生徒減に悩み、他校と合併したためであろうが、常翔啓光学園は「常翔学園」、御所工・実は「御所総合」という風にもっとストレートな名前に改めて欲しかった。

 まあ、それはさておき、練習試合では御所工・実が勝利を収めたらしいが勝負やいかに!

 全国大学ラクビーの決勝戦は、昨年王者早大と伏兵帝京大の一騎打ちだ。

 「帝京」という名前を聞くと、野球やサッカーでよく全国大会に出てくる「帝京高校」のイメージが先行してしまい、正直、本家「帝京大学」の存在感はあまり感じられない。

 近年の大学ラクビーは早大と関東学院大の2強を中心に展開されてきた。

 しかし、数年前、数名の関東学院大ラクビー部員が下宿していたマンションの室内で大麻を自宅栽培している事実が発覚し、警察に逮捕され、ラクビー部退部のみにとどまらず、退学を余儀なくされるという事件が発生した。

 関東学院大ラクビー部も連帯責任を取らされ、その年の全国大学ラクビー出場辞退を余儀なくされた。

 それ以降、関東学院大は低迷し、いまや、大学ラクビー界は早大1人勝ちの状態が続いている。

 しかし、全国大学ラクビー前に催されたリーグ戦では、帝京大が早大相手に勝利を収めており、今年は期待大だ。

 早大の1人勝ちを帝京大が阻止できるか注目したい!

 我が国では、高校・大学ラクビーは盛り上がるのに、他方、中学以前、社会人以降に関してはほとんど話題に上ることがないのはどうしてであろうか?

 私の地元を例に挙げても、ラクビー部を設けている高校は存在するが、ラクビー部を設けている中学、小中学生を対象にしたラクビーのクラブチームは、一切、存在しない。

 人気面によるところが一番大きいのであろうが、他のスポーツ以上にラフプレーが多いため大怪我をしやすいというリスクが潜んでいる点も挙げられる。

 「ラクビー=危険なスポーツ」というネガティブなイメージを抱いている人が我が国には本当に多い。

 加えて、年々、少子高齢化が進み、一昔前より、親が子供に対して過保護になっているのだからなおさら、中学以前の子供たちにラクビーを楽しませる土壌が我が国には備わっていないのだ。

 世界トップレベルで活躍する選手を育成する上で必要不可欠な下部組織が充実していないため、ラクビーのプレーだけで多くの客を呼び込み、その興行収入のみで経営をやりくりできるプロ集団を作り上げれないため、いつまでたっても、我が国のラクビーはアマチュアのままだ。

 我が国の大学を卒業した優秀なラガーマンの多くは金持ち大企業がボランティアの一環として所有するクラブチームに所属しながらラクビーを続ける。

 しかし、社会人だと、ラクビーのプレーのみに専念できず、それ以上に本業である仕事を優先して行なわなければならないデメリットが生じうる。

 プロが存在しないため、我が国では、大学卒業後、優秀なラガーマンが、ラクビー一本に専念する環境が全く備わっていないのだ。

 それゆえ、ラクビー日本代表レベルとて大したことなく、プロの確立されているラクビー先進国オセアニア・西ヨーロッパ等の代表チームと試合をすると100点以上もの大差をつけられて惨敗するのがざらで、日本以上のラクビー後進国である隣国・韓国との試合さえ敗れてしまうことも珍しくない。

 現状のぬるま湯に浸かり続けているようだと、ラクビー以上に下部組織の充実している野球のイチロー、サッカーの中田英寿のようなスーパースターが登場することは絶対ありえない。

 我が国のラクビーを幅広く盛り上げるには下部組織の整備が必要不可欠なのだが、先行きは絶望的だ。

 あまり、日本人の間では知られていないが、一応、サッカー同様、4年に一度、ラクビーのワールドカップ(以下「W杯」)も催されている。

 前回(2007年)、日本も参加したが、予選リーグで日本同様、ラクビー後進国である「カナダ」相手にラクビーW杯史上初めて引き分けたというだけで、恥ずかしながら、日本ラクビー連盟のお偉いさん達はかなり盛り上がっていた。

 その他の国にはいずれも惨敗を喫し、結果は、得失点差でカナダ相手にわずか上回り、下から2番目の4位で、やはり、予選リーグ敗退を喫した(涙)

 では、前回のラクビーW杯で優勝した国はどこでしょうか?

 ラクビー先進国のオセアニアでも西ヨーロッパでもなく、ものすごく意外な国でした!

 解答はこちら(http://www.rugbyworldcup.com/〔英語〕)!

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 あなたは自分の顔写真を他人に営利目的で無断使用されたことがありますか?

 今からおよそ5年前、知り合いが私に、

「カンタ(私の日本名)さん、あんた、宝くじで1000万円当たったんだってねぇ!どうして、そのことを教えてくれなかったんだい!水臭いなぁ!」

 と詰め寄ってきた。

 宝くじで1000万円当選???

 私は生まれてこの方一枚たりとも宝くじを購入したことがなく寝耳に水の話であった。

 どうして私が宝くじで1000万円当たったことになっているのか問いただすと、知り合いは私に一冊のアダルト系雑誌の商業広告を見せ付けた。

 名前・年齢・職業は虚偽であったが、顔写真だけは、確かに、私のものであった。

 それは「ライスチャーム(39800円税込)」という幸福を呼ぶとされる?ペンダントの広告で、私は通信販売でそれを購入してから半年後、宝くじで1000万円当てたラッキーマンという設定にされていたのである。

 インド某所で1年間にごく限られた量しか収穫できない聖なる米粒?を某インド仏教高僧?が時間をかけて祈祷を捧げるとともに聖なるエネルギーを注入した後、日本に輸出され、その米粒に専門の職人が購入者の名前を刻んで小型カプセル風の頑丈な容器に密封し、ペンダント風に仕立て上げて出来上がりとそのライスチャームの説明欄には写真付で紹介されていた。

 その喜びの談話欄には、自分の名前入りライスチャームを取り寄せてから、宝くじで当選するまで入浴・睡眠時以外ずっと肌身離さずライスチャームをつけていたと記されていたという点を指摘し、知り合いの私に対する誤解は解けたのだが、それにしてもどうして、私の顔写真がこんな商業広告に起用されていたのだろうか?

 そんな私が以前から抱えていた疑問に迫った記事が2009年1月4日付毎日新聞に掲載されていたので本日の日記にて紹介しようと思う。

 私と同じような被害にあわれたXさんは、全国チェーン展開している某中古自動車販売店店長であった。

 ある日、Xさんは会社から同業他社の広告に起用されていることを知らされた。

「セルシオ(トヨタ製)を売って、300万円もうけました!」

 という見出しとともに、顔写真、虚偽の氏名・年齢・職業が掲載されていたそうだ。

 これに会社は激怒し、

「もし、この事実が真実なら懲戒解雇(退職金の出ないクビ)だ!」

 と、その広告を不正の証拠として突きつけられたそうだ。

 会社を必死で説得し、なんとか疑いは晴れたのだが、その後も、投資・風俗・ギャンブル等、判明しているだけでも20回以上Xさんの顔写真が商業広告へ無断使用されていたのである。

 Xさんは、顔写真を無断で使用した会社に抗議の電話をかけていくうちに、いずれも、Y社が販売している老若男女100名の顔写真を取り揃えた「百人の顔」なるCDを購入していた事実を突き止めた。

 XさんはY社を訪れ、どうやって自分の顔写真を入手したのか詰め寄ったところ、Xさんの自宅近くの最寄の写真屋からXさんの顔写真を受け取っていたことが判明した。

 これでようやく謎が解けた。

 Xさんは、以前、自らの証明写真が仕事の都合上必要となったので、その写真屋へ撮影しに行ったのだが、その際、その店で働いていた某カメラマンから「写真集を作るので協力して欲しい」といわれ、被写体になっていたのだ。
 
 ちなみに、この「100人の顔」なる1枚1万円するCD、総売り上げ1200枚以上を記録する大ベストセラー商品だったそうだ。

 Y社はこの事態を重く受け止め、Xさんに謝罪するとともに、CDの販売を中止する措置を講じ、Y社のホームページ上でも、CDを購入した業者に対し、Xさんの顔写真を使用しないよう呼びかけたが、市場に出回ったすべてのCDを回収するのは、ほぼ不可能で、あとは、業者の良心に委ねるしかないのが実情だそうだ。

 この毎日新聞の記事を読んで、私もあることを思い出した。

 ライスチャームの商業広告に私の顔写真が掲載される数ヶ月前、パスポートを更新するため、県庁所在地の某写真屋で見栄えのいい証明写真を作成していたのだが、もしかすると、そのときに闇ルートで行き渡ってしまったのかもしれない。

 その写真屋の店主がやたらめったら世間話好きで、私の当時暮らしていた街についてあれやこれや質問していたような気がする。

 ライスチャームの商業広告以外では、私が知っている限りでは私の顔写真が使用されておらず、それがもとでXさんのようなとばっちりを受けておらず、名誉毀損されたわけでもないので相手を訴えるつもりはないが、それでも、私の気づかぬところで私の顔写真が闇ルートで出回っており、極端な例ではあるが、葬式会社の遺影サンプルに用いられていたり、介護用オムツの履き心地のよさを語る証人として用いられているかもしれないと思うと気持ちのいいものではない。

 有名人の肖像権使用を巡るトラブルは、これまでに幾度となくテレビや雑誌で報じられ、国も彼らのプライバシーを保護するため尽力を尽くしてきたが、我々無名の小市民の場合、ほとんど問題にされず、私やXさんのように野放しにされているのが実情だ。

 我々無名の小市民に対しても、必要最低限なプライバシーを保護すべく、肖像権の無断使用に対する取り締まりを強化していただきたいものである。

 我々無名の小市民も有名人と同じ人間であることに変わりないのだから……

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