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皆さんいかがお過ごしですか?
首都圏は、交通網のイタミがはげしくて、都内への移動に皆かなり苦労しています。
実は、今日も夜に計画停電がありまして、信号のない真っ暗な交差点を車で横断するにかなりの勇気がいりました。
本当に真っ暗なんですね、夜は。あらためてそう思いました。
そんなときでも、どうしても行きたい展覧会があるものです。
それが、 琳派 です。
今回の災害で、出光で開かれていた琳派展は、即、中止。
前半の宗達、光琳は見ることができました。後半の抱一を中心とする江戸琳派も絶対に行くぞと思っていたのですが・・・・
さて、そうなると残るは畠山です。といっても最終日に駆け込みました。
実は、このポスター、チラシも同じですが、ものすごく惹かれてまして、「風神雷神」だけを見に行きたいと本数が半分くらいな電車に乗って白金に出かけました。
畠山に行って、がっかりしたことは記憶にありません。今回も同様でした。お茶関係の展示だから当たり前と言えば当たり前です。
今回は、展示の中心は抱一と乾山でした。まぁちょっと時代がずれているのですが、お茶で琳派とくれば残るは光琳と別格光悦ですね。
抱一は何をおいてもこの「風神雷神」でした。
雲が風が生きています。
風神と雷神の視線がバチバチですね(笑)
大きさは、普通の軸物ですから屏風物に比較して大きいわけではありません。
この小品ともいえる風神雷神は、彼の屏
風に描かれの風神雷神図よりずっと優れていると思います。
これが、出光にある抱一の風神雷神図屏風です。
これって、宗達、そしてそれを写した光琳の屏風画を本物を見ることなく写した物といわれています。
そうなんです。軸物の方により彼のオジリナリティが発揮されていると思えるのですがいかがでしょうか。
この軸の前に正座してしばし時を忘れました。
この他、「ほう〜」とため息が出たものがありました。光悦の赤楽茶碗です。
銘「李白」
典型的な光悦茶碗の名品ですね。
おなじ筒茶碗でも長次郎茶碗とは一線を画しています。
楽茶碗は、長次郎と光悦以外、本当の意味で新しいものを造り出した作家はいたのでしょうか。
もう一つ、珍しいものを紹介します。
尾形光琳作の茶杓です。
実は、光琳の茶杓は初めてお目にかかりました。
今まで光琳と茶杓は、まったく結びつかなかったですね。光琳が茶杓を削る図は想像外でした(笑)
彼の生きた時代は、表千家でいえば六代覚々斎、七代如心斎の時代で町人茶の時代なんですね。
光琳が茶杓を削っても不思議はないわけですが・・・
茶杓もごく普通の茶杓ですねぇ!
銘も「寿」と陳腐かも。花押の代わりに画が描かれているのが光琳らしいです。
光琳というと革命的なものを期待してしまうのは私だけでしょうか。
すいません。乾山については今回紹介したいもの目に付きませんでした。
ところで、畠山記念館は、震災以後の入場収入をすべて寄付することにしていました。
自粛して閉館するのも、開館して寄付するのも、どちらも有だと思いますが、一方がもう一方を非難することは是非やめたいものですね。
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初めまして。
私は、震災の前日に畠山に行きました。「風神雷神」本当に良かったです。他にも見所の多い展示で楽しみました。
少し、そのことを思い出しました。TBさせていただきます。
2011/3/26(土) 午前 8:02
ensyuu 様
こんばんは。
よくお出でいただきました。
畠山は、本当にこじんまりとした美術館ですが、即翁様が実際に使われた道具が展示されるので、本当に楽しいですね。
畠山では、五月の連休中に茶室を開けて、点て出しですが茶をいただけます。機会がありましたら、お出かけください。より即翁様の茶会の雰囲気を想像できます。
作品関係の、それもある程度レベル感のある会話まで、「静かに!」というのは行き過ぎですが、茶飲み話は論外ですね。
意外や意外、若者より、世の中に怖いもの無しの熟年世代が常識をはずすのには、困ったものです。
2011/3/27(日) 午後 6:47