美往来

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先月の末日に展覧会自体は終了してしまいましたが、その最終日に滑り込みで「損保ジャパン美術賞」展 FACE2013を見て来ました。
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この展覧会、一言であらわすと「見る人が驚かなければダメ」というのは言い過ぎかもしれませんが、スーパーリアリズム、モダンアート系から日本画系までなんでもあり、そして、公募展にありがちな人物画が少ないのが特徴でしょうか。
 
損保ジャパン美術館のこの賞を設けた挨拶文です。
『この度、新進作家を支援するために、公募形式の「損保ジャパン美術賞」を創設します。応募作品の中から、年齢・所属を問わず、真に力があり、将来国際的にも通用する可能性を秘めた作品を公平に選考した上で、入選・入賞作品を表彰し、「損保ジャパン美術賞」展を開催いたします。』
 
実際、10代から90代まで、1275点の応募があり、69点の入選とその中からグランプリを初めとする受賞作9点が選ばれてんじされています。
 
ともかく、事前にチラシなど見ていたイメージが次々と破られていく快感を味あうことが出来た展覧会でした。
 
まずは、グランプリ。 堤康将 「嘯く(うそぶく)」 です。年齢30歳
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皆さん、この画を見て何をイメージしますか?私は、この画をチラシで見て、何を思い描いたかと言うと、国宝「那智の瀧」図です。
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グランプリ作品は、岩絵具を使ってますので、日本画の領域ですね。
 
結構大きな作品ですので、近くによると
なんだこりゃー!!」 でした(笑)
 
瀧にみえたのは、電信柱なんですよ。
 
真ん中辺りに人がいますが、宇宙服を着たおじさんと犬が散歩してます。何のためになのかは不明ですが(笑)
 
 
多分、この那智の瀧図が画家の頭にあったはずですし、観る人がそれをイメージすることも計算に入っているのではないかと思います。
 
面白〜い!!、楽し〜い!!
 
この展覧会の特徴として、スーパーリアリスティックな画がほとんどなかったことです。
入賞作品はこの作品だけ。近藤オリガ 55歳 「思いに耽る少年」
 
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まぁ、近頃の公募展だとかなりこの手が多いと思います。
 
入賞作品でステキと思って作品を2点紹介します。
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「どこから来たか、どこへ行く」 平川恒太 20代です。
 
キツネの着ぐるみを着ている男が海に向かって何をしているのでしょうか。画家の意図と違うかもしれませんが、楽しくなってしまいました。
 
それにこの画、思わず、なんだ!!
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良く見ると、巨大なザルに大量のそばが盛ってあるのですねぇ。湯桶も見えます。右利き、左利きもいて、一目見たとき何だか分らないような画がこの展覧会入選しているのかも。
 
それは、観る人にインパクト、驚き、楽しさを与えるという観点で評価したのかも知れませんね。
 
そうえいば、これも入賞作 渡辺泰史 「あんまり煙突が高いので」
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ちょっと、ヒネリが足りないなかなぁと思ってしまうのが、この展覧会でしょうか(笑)。
 
さて、実は、入賞以外の入選作にも面白さタップリでした。
例えば、この「焔の花」 阿部泰介 の作品です。
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これは、そう、あの速水御舟の「炎舞」の本歌取りでほぼ間違いないと思います。
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でも、花で表現するとは、シャレてます。題名の「焔の花」がすべてをあらわしていますね。
 
この展覧会、一番の気に入ったのがこの作品です。
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題名「 泡々 」 画家は K子。 これ、実際は2メートル近い大作でして、前に立つと何が描かれているか良く分りませんでした。
あーでもない、こーでもないと見ているうちにやっと分りました。
 
こうやって縮小してみると、洗濯機の中であることはすぐ分るのですが、疑問が氷解したときは、数学の難問の回答がひらめいた時のような快感を味わいました。
 
まぁ、この展覧会、平面作品ならジャンルなしということを文字通り体現した展覧会だと思いました。
 
こりゃ、来年がたのしみだなぁ(笑)
 
 
 
 

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