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いつもこのページにご訪問いただいておりました皆様へ。
このたびヤフーブログのサービスが終了されるのにともない、私のページも閉じさせていただくこととしました。
長い間本当に有難うございました。
このところ、アップ回数も減って申し訳ないと思いつつ、やはり歳月の経過は正直なもので、あれほど通っていた美術館・博物館や、その他展覧会等への訪問回数も減りました。また、ここが大きな理由なのですが、展示をみても感性が明らかに磨滅していることを自覚することが多くなり、出かけたが、アップできないものも増えていました。
実のところ、移行して継続とも考えましたが、私の書きチラシページですから、このままサービス終了とともに消えることが今の私にとって一番相応しいと決断した次第です。
極めて自己満足的なページへのご訪問について本当に有難うございました。厚くお礼申しあげます。
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さて、少しも梅雨が明ける感じがしませんが、このところ茶事とかで忙しい日々を送ってました。そんなわけで、アップが遅れてまして・・・
今月の月釜は14日の日曜日です。朝からかなり厳しい雨模様にも関わらず、お客様の出足は常のごとく!!! ただし、この日着物の方は少なかったです。
はい、夏の道具組です。この日は、私が朝一で炭手前で、とりあえず無事終了(笑)
そのまま薄茶の亭主を務めました。そこで、大失敗!なんと茶碗と棗を左右逆に持って茶席にすすみました
ご丁寧にも気が付いたのはそのまま水指前に置いてから(苦笑)二十数名のお客様を前に淡々と点前を進めるしかありません。多分、正客さんとその連なる数名は気が付いたかも知れませんが、案外後ろのお客様は見ていないかも!
と思っていると、単に可哀想だから見逃してくれたのだったりするのですねぇ(笑)
とりあえず、無事(?)終了!!
さて、床は。
この前紹介したばかりの「山雲海月」 名古屋の吉田堯文宗匠です。夏の風景を思い起こさせる禅語ですね。
でも元々「話盡山雲海月情」と前後に言葉が付いています。友が山雲海月のような風雅な中で話し合いを尽くすということで、秋の夜長を連想させることから、秋に掛けるとも言われます。
花は今年初めての早咲き秋海棠。陽射しがほとんどないのに大きな葉をつけて頑張ってます。
この日は午後になってもお客様が途絶えることなく、今まででもトップスリーに入る入席数となりました。有難うございました。
でも男性は、お正客をお願いされることが多いのは相変わらずです。私も20代の茶席デビューしたころから、「殿方がいらっしゃるのに、どうかお願いします。」と無理やり席に着かされてました。10年もたつと同じ席に男性がいない場合、一度お断りして二度めのススメはそのまま受けることにしています。(諦めと決まらないといつまでたっても点前が始められないことになりますので)
さて、来月は夏休みです。というわけで9月の月釜のご案内です。
日時 : 9月15日(日)
時間 : 午前10時開始 終了午後3時(受付2時半まで)
場所 : 箭弓稲荷神社 東武東上線東松山駅下車 西口徒歩3分
迎賓館で開催しています。
箭弓稲荷神社は和銅5年(712年)の創建とされる埼玉県の
古社です。ネット検索でご確認ください。 駐車場も完備していますので車でも可。
席料 : 500円 (お菓子と薄茶を差し上げます。)
来月も皆様のご訪問をお待ちしています。 |
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本当の梅雨ですねぇ・・・・ 天気予報のお姉さんたちも同じ口調ですが、昨年は暑くて熱中症の予防を呼びかけていたの(笑)
でも、茶の稽古には気温が低いと助かります。とはいえ、クーラーは除湿で全開ですが!!
7月ともなると、茶席は完全な夏モードとなります。普通、8月はお稽古がお休みとなるので夏の茶道具は7月で終わりになることが多いのです。
掛物は「山雲海月」、表千家の吉田堯文宗匠の筆を掛けました。
もともと、禅語「山雲海月情」として有名ですが、特に夏に限ったものでない。でも、山に雲、海に月、とくるので夏に使われることが多いでしょうね。
竹の掛け花入を使いました。これは、茶友が面白い竹があったのでと自分で切り出してくれたもの。使い良い花入です。
この花はなんだと思われますか?私も初めて見て??でしたが、聞いてびっくり、なんとサツマイモの花なんです。このような可憐な花を咲かせるとは!!!茶席に相応しいかどうかわかりませんが、キレイです。
今月から前欠風炉を仕舞って切合朝鮮風炉を使っています。炉と違い風炉は時々に風炉を変えるのが普通ですので、灰を入れ替え、また、灰を押さえるのが一苦労、さらに風炉釜が三つも四つとなると保管する場所が大きな問題なんです(苦笑)
風炉釜は大きめの前欠風炉から、火床が小さな切合風炉へ移り、また、前欠風炉へ戻って炉の季節を迎えることとなります。
切合風炉でもやや大型な琉球風炉や鬼面風炉などが盛夏の前後、朝鮮風炉が盛夏に使われるようですね。まぁ、火が小さい方が暑さを凌げるということなんでしょう。
この水指は、釣瓶(つるべ)水指という形です。昔の井戸で水汲みに使ったものを茶席に持ち込んだものです。本来、木地ですが水漏のことから塗り物も多いです。
この水指は運びでも置き付けでも良いようです。というより、水を入れるとかなりの重さになりお歳の女性などは持ち上げることもできませんので、必然として置き合わせとなりますね。
この日はお許しものの点前の稽古を中心としたものでした。当然のように時間が長くなり緊張感が満ちた稽古場となりました。たまにはこんな雰囲気の稽古も良いものです。
気が付けば今週の日曜日が箭弓稲荷神社の月釜です。あっという間に一月が経過していきますね。ただ、かなり雨が厳しいようでそれが心配です。
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もう7月も中旬に突入直前ですが、6月のアップ遅れがままだあるんです(笑)
ハッキリ言って、この展覧会はウーンと唸ってしまうものでした。
それが、オペラシティ・アートギャラリーで6/23まで開催されていた
『トム・サックス ティセレモニー』 です。
トム・サックスは1966年ニューヨーク生まれで、現在も同地をベースに世界各地で活動を行っているアーティストです。ロンドンの建築学校とベニントン大学を卒業後、建築家フランク・ゲーリーの事務所で家具制作に携わるという経験を持った異色のアーティストだ。これまで世界各地で数多くの展覧会に参加している。近年ではイサム・ノグチ美術館で「Tom Sachs: Tea Ceremony」(2016)を開催したとのこと。
私は全く聞いたことがない方でしたが、ティセレモニーと題しての展覧会ですから、興味を持ったのです。
パロディかとも思ったのですが、結構真剣にやってる風にも見えるところもあり、結論で言えばまったくワカラン展示でした!!!
かなり広いギャラリーには、ベニヤ・段ボール・プラスティック・家電廃品などで造られた茶庭を模した展示が林立しています。
これは手前のものを拡大したもの。「蹲踞(つくばい)」を模したもの。
普通の蹲踞はこんな感じで造られてますが・・・・・・
奥に立っているスケルトンの物置のような建物は茶室でしょう。左側ににじり口がありますし、中には畳風なゴザ?が敷かれてます。
床には掛け花入と掛物が!畳敷に利休居士ならぬモハメド・アリが描かれていました。
これは、釜と水指もどきでしょうね。
これは分かりやすい(笑) 腰掛です。ここでお客様は席入を待ちます。
「NASA」と印字され白い半筒茶碗。焼物なのかまたはシリコンなのか展示ですから分かりません。
その茶碗がズラッとならんだ棚も陳列されています。
トム・サックスは茶道を2012年から習ったとありました。たしかに茶事の流れについて彼が制作したビデオ「Tea Cremony」にその片鱗が見てとれます。
彼はイサム・ノグチの「古い伝統の真の発展を目指す」という姿勢に着想を得て、茶道具を工業用素材や日用品などで自作し、独自の「茶の湯」の世界をつくり出すことを目指してきて、高い評価を得ているとのこと。
「工事現場と見紛うような茶室で茶を点てたいとは思わない」というのが私の感想です。日用品のような雑器に美を見出だして茶道具とすることと、工業用素材で茶道具を造ることは方法論としては似ていてもその差は天地ほどの開きがあると思いました。
それにしてもこれだけ茶事を自分流にしてしまうトム・サックスとはやはり尋常ではありませんねぇ・・・・
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この日は、夜に演奏会があり、ほんの少し時間があったので、東京国立博物館で開催中の特別企画「奈良大和四寺のみほとけ」展をチラ見してきました。
この展覧会は特別展ではなく、≪特別企画≫なおです。ということで平常陳列入場料金で見ることができるので、ちょっとした空き時間があった私には大変有難い企画です。
さて、奈良大和四寺として取り上げられているは、岡寺、長谷寺、室生寺、安倍文殊院!! どうです?渋いチョイスだと思いませんか。
これが、私が東博まで出向いた理由の大半です(笑)
東大寺、興福寺、薬師寺、法隆寺等を奈良のメジャー寺院とすれば、長谷寺、室生寺はともかく岡寺、安倍文殊院はマイナーも良いところ(すいません)、玄人好みと言えます。
かなり、今の奈良市中心部から離れていて、岡寺・安倍文殊院まで行けば、奈良大和路行脚もかなり上級者でしょう(笑)
でも、これらの寺はそれぞれスゴイ仏像・建築物、それに歴史を持っています。
今回はそのごくごく一部が展示されていました。
まずは、室生寺から、
はい、この国宝の釈迦像は貞観彫刻(9世紀平安初期)の代表選手の一つ。私も今回の展示作品の中で一・ニを争う傑作だと思います。平安初期木彫のドッシリしたどこかデモーニッシュとも思える迫力、室生寺の中に林立する国宝級仏像の中でも第一です。
この国宝十一面観音も釈迦像から少し時代が下がったかと思いますが、貞観彫刻様式が色濃い傑作ですね。丸みを帯びた特徴が美しい立像です。
次いで、長谷寺。こちらは奈良から近鉄で簡単に行けるお寺で、他の三寺に比較すれば、訪ねやすいお寺です。
長谷寺の本尊は巨大な十一面観音像でして、初めてお参りした人はその大きさに圧倒されること間違いありません。ところで、この重文の像は、鎌倉時代に写しとして造られたものだそうです。
安倍文殊院は、明日香の地のそばにある古刹です。
こちらの本尊は巨大な文殊菩薩、そして、その菩薩が乗る獅子もホントに大きい(笑) 鎌倉時代の快慶の作とされています。 でも残念ながらこの像は今回展示されていません。(運ぶには大きすぎるなぁ・・・)
足元から文殊のてっぺんまで7mほどあるのですから。
この国宝文書は、本尊の体内に納められたものです。国宝「文殊菩薩像像内納入品 仏頂尊勝陀羅尼・文殊真言等」 これ以外文殊院からの出品がありません。
最後に岡寺。ここを何度か訪問された方は奈良フリークも重症です(笑)
こちらは、塑像で日本一大きい。当然壊れやすい塑像は持ってくることはありません。
奈良時代に造られた傑作ですが、どこか異国的な雰囲気を醸し出す不思議な象です。
この像は、岡寺の開山である淵大僧正です。奈良時代の作で、今回の
出展された仏像の中で一番古いかもしれません。性格をシッカリと推測できる象です。
ところで、岡寺は、今まで私も2回ぐらいしか訪問していないのです。
昔の人は教科書に掲載されていたことを思い出したかも知れません。
「天人文甎」です。 甎(せん)は寺の床などに敷いたりして使ったものだそうです。
可愛い天人ですねぇ・・・、 空を飛んでいる姿でしょうか?
その昔、2泊3日で寺前の宿に泊まり、歴史等を勉強した室生寺を初め、文殊院も5、6回は訪問しています。長谷寺は室生寺よりも回数多いのは間違いなし。やはり、岡寺がダントツに少ないです。
ここへはもう一度訪ねてみたいです。
9月23日まで公開しています。
この日の展示されていた茶道具で一番は、こちら。
かなり大きな、平水指。この瀬戸釉平水指の作者は誰でしょう?
なんと、仁清の作なんです。仁清と言えば色絵を思い浮かべるでしょう。
このような瀬戸釉の大きな水指を造っているとまったく思ってませんでした。新しいことに触れられるのが博物館見学の一番の目的です。
掛け足ですが、楽しい一時でした。
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ご丁寧にも気が付いたのはそのまま水指前に置いてから(苦笑)


