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久しぶりに音楽関係のアップです。
今回は東京芸術大学オペラ第64回「魔笛 モーツァルト」の公演です。
まぁ、言って見れば音大のオペラ発表会なんですが、私の見るところそのレベルを一つ、二つ抜けていますね。
今回の魔笛はモーツァルトの最後のオペラとして有名であるだけでなく、
何とも不思議なオペラです。
実は、私としても魔笛の舞台はなんと50年振りくらい経て、内容についてはほとんど記憶が飛んでしまっているような状態でした(笑)
でも高校生の時代で記憶に残っているのは、当時の二期会の大スターであった大橋国一がザラストロ、立川澄人がパパゲーノを歌っていたことぐらいです・・・・
でも、舞台が始まると次々と不思議なことに記憶が甦ってきます。
このオペラのあらすじは荒唐無稽と言ってよろしい!!
しかしですよ、このオペラは全世界で愛されているのです。2017〜2018シーズンで世界中で上演されたオペラでは、第1位の椿姫、第2位のカルメンに次いで堂々たる第3位、3318回を数えるというのだから驚きです。
今回の演出は直井研二で、かなり原典に忠実な舞台です。もともと魔笛は通常のオペラとちょっと違ってシングシュピールという現代のミュージカルのように舞台の会話は普通のセリフとなっています。通常のオペラはレチタティーボという音符に乗せて話すものですので、原語公演では当然会話も全て原語で行われます。ただ、シングシュピールである以上、セリフは日本語でやるかと思ったらドンピシャ、その分分かり易く、なおかつアリア、重唱など歌曲はすべて字幕です。
さて、芸大オペラということで、出演者は基本的にオペラ専攻の大学院生が努めます。
しかしながら、私が聴いた初日の出来では、やはりザラストロの伊藤純が良かった。現在、芸大の講師も兼ねる二期会の現役、さすがです。
また、夜の女王のソプラノもこのオペラの聴きものであることは有名です。
タミーノの上ノ坊航也、パミーナの佐藤初音とも多分院生だと思いますが、これから伸びるかと思います。
でも一番は学部オペラ3年生たちによる合唱はさすがですね(拍手)
指揮は私が大好きな高関健先生、この人のオーソドックスな曲作りはいつも見事です。オケは芸大のプロオケである芸大フィル。まぁ、贅沢というべき構成でした。
ところで、余談ですが、第一幕で、王子タミーノが魔笛(魔法の笛)を吹くと動物たちがあらわれて踊るシーンがあるのですが、そこで演出家の遊びでしょうが、パンダがあらわれ、一瞬にして会場に楽しげな笑いが上がりました。
意表を突かれましたねぇ(笑)
芸大キャンパスの奏楽堂は久しぶりでしたので、この会場に響く声を聴いているだけでウキウキの一日でした。
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この日、わざわざと言うか汗をカキカキ東京メトロ四ツ谷駅から歩いて紀尾井ホールに向かいました。




