美往来

若者もすなるブログなるものをしてみんとてするなり。ですか(笑)

映画などなど

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 はい、11月になってしまいましたねぇ。今年も残りわずか・・・

さて、10月の中頃に京都の表千家から映画紹介のパンフが回ってきました。そうなんです、映画公開前に亡くなられた樹木希林が出演しているのですよね。
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宗匠からのお話では、映画完成の頃に映画会社から話があって応援することになったので、点前・茶事等々には一切関わっていないとのこと。

10月中に観賞したかったのですが、時間がとれず11月に入りようやく映画館に辿り着きました(笑)
さて、映画ですがすこぶる面白い!! 特にお稽古をしている人たちには、「あっ、それアルアル!!」が連発でした。
黒木華が演ずる主人公がちょっとしたことがきっかけでお稽古を始めますが、先生役の樹木希林が「オー、茶の師匠だぁ」のはまり役で、初心者に『畳は六歩、縁を踏んじゃだめ!』等、入門した人たちが必ず受ける注意がどんどん出てくる。例えば、釜の湯を柄杓で汲むときゴボッという音が立つことがあるのですが、これはダメ!
私も初心の頃に『音させない!!』と注意を受けました(笑)

ただ、お点前の所作について黒木華も樹木希林も茶道を稽古したことないということですが、非常にきれいな所作をしてます。演技者の再現能力の高さを垣間見た気がしました。

茶を稽古したことない人たちには、なんにも事件が起きず、淡々と日々が流れて行くだけで、面白いのかなぁと疑問に思うところもありましたが、茶自体を茶化さずに面白く描いていて、好感が持てる映画でした。

そうそう、干支の茶碗を使うとき、「この茶碗は12年に一度ですかぁ?」と主人公の華と一緒に稽古する多部未華子演じる美智子が驚いてする質問、さらに「そうすると一生に2回か3回しか使わないの?」と驚く。
私らにとって、一生に一度しか使わない道具も不思議でないのですが、その感覚がオカシイと思わなくなっているのを思い出させてもらいました(笑)

さて、11月の稽古は炉開きです。茶壺飾りから初めて、瓢(ふくべ)の炭斗と面桶(めんつう)=曲の建水を用意してと道具がすっかり変わります。今日も一日炉に灰を入れることで終わりました。

そうだ、「今年の夏に信楽へ行き、手に入れた五代楽斎の香合を使おう
」と思いつきました。

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可愛らしいタヌキ香合です。それも珍しく女タヌキさんなんです(笑)

炉開きにはタップリとした茶碗で、美味しい濃茶を頂きたいものです。
あけましておめでとうございます。

2017年に突入してあっという間に三が日が終わり、明日からまた日常に戻るわけですね。
さて、今年最初のアップが映画、それもアニメになるとは私も想像外でした!!
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この映画のことは、この正月は全く知りませんでした。
一族の集まりの中でこの映画を紹介してくれる縁者がいて、「是非、見るべきだ!」と珍しく力説してます。ただし、この若者はこの映画の制作会社である東京テアトルの関係者であったので、5割引しながらも本日映画館に足を運びました。

映画が終了し、「アー、久しぶりにいい映画をみたなぁ・・・」という気持ち良いカタルシスを抱きながら映画館を出ること出来ました。

内容は、ちょっと天然の気がある”ずず”という少女が嫁いで成長していく姿を描いているのですが、彼女を取り巻く環境が第二次世界大戦という比類なき非日常の世界なのです。

そして、出てくる一度も話もしたことない夫、その父、母、夫の姉、姪を中心として、幼馴染みや、実家の家族などが日本海軍の誇る軍港呉の郊外で送る日常生活が淡々と進みます。

ここには、ハッキリ言って悪い人は一人としてでてきません。せいぜい、ちょい悪役で陸軍憲兵がワンシーンだけ出演ですが(笑)

彼女は上手い画を描く右手と大事な姪を空襲で失うのですが、これも乗り越えるたくましさも持っています。
厳しい戦争中の生活を淡々とおくる彼女、そんな感情を抑えていた彼女が激発するがたった一回、それが玉音放送であったこともとても意味深い訴えに思えました。この厳しさを強制した為政者に対する物言わぬ日常者からの激発そのものを象徴していると思います。

主人公のすずの声を担当したのがあの”能年玲奈”あらため”のん”でして、これが正にピタリの当り役でした。

”のん”が完成披露試写会で「生きるっていうことだけで涙がぽろぽろあふれてくる素敵な映画です。」と挨拶したそうですが、その通りでした。

この映画は、いわゆる、アクションも特撮も謎ときもまったく縁がないアニメです。でも、見た後にきっと何か感じるものが残る映画です。

是非、是非、のお勧めの映画です。
早いもので、マイケル・ジャクソンが亡くなってちょうど1年たちました。
 
マイケルについては、昨年11月に「THIS IS IT !」が映画公開された時、これを見て表現者として彼は天才の一人であったと書きました。
 
またまた、マイケルの映画が没後1年に合わせて公開されると知って、これは見るしかないとあまり内容を確認もせず、映画館に直行しました。
 
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見終わって、この映画は、マイケル・ファンクラブのためだけの映画だということが良く分かりました(笑)
 
彼の日常に迫るとありましたが、ステージ関係以外を日常とするなら確かに日常でしょう。この映画、見る人が期待するマイケルの曲もダンスも一つとしてありません。
 
エーッと思われるかもしれませんが、本当なんです。それで、また、2時間近くをもたせてしまうのはすごいのですが、マイケルが好きでたまらない人以外、退屈きまわりない映画かも知れませんね・・・
 
この映画は、三つのエピソードから成り立っています。
一つの目は、彼が生まれて10歳まで育った、インディアナ州のゲイリーを訪れた1日を撮り続けています。
 
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二つ目は、ネバーランドを紹介しつつ、かれが如何に慈善事業に熱心であったかを主張した映像が続きます。といっても、彼がネバーランドの場にあらわれたわけではありませんが!
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三つ目は、彼のファンクラブと45歳の誕生日の1日を撮り続けています。
 
 
2時間弱の映像を通して、ステージ上のキング・オブ・ポップといわれた彼の迫力・カッコよさと違った口下手で、回りの人たちに気を使い続ける善良なマイケルを描きたいという監督・製作者の意図は成功してます。
 
作られた感じもするのですが、本当のマイケルもそうだったかも、と思わせます。(私も結構彼の純粋さを信じてますが・・・・)
 
 
まぁ、この映画、マイケルが大好きでたまらないファン以外、やめておいた方無難な映画です。反対に、マイケルファンは見逃してはいけません。ファンクラブの人たちと一緒にマイケルの誕生日を祝い、彼の死を悼みましょう。
 
でも残念ながら、映画館はスキスキ状態でした・・・
 
今週で終わりのはずです。見る方はお急ぎください!!
たった2週間しかない公開中の「This is it!」、皆さんご覧になりましたか?

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ともかく、素晴らしい。

MJはこの映画の中では、神となってました。

この映画は、亡くなる前のロンドン公演のためのリハーサル風景を自分用のための記録としてMJが撮影してあったものを編集したものです。

ライブのDVDを見るのも良いかもしれないけど、リハであることで彼のステージにかける熱い思いがより伝わってくるように思えたのは、私だけか。

彼は、皆が喜ぶ曲をやると言っていたとおり、スリラーからバッド、ビート・イットなどヒット曲をもれなく提供している。

すべての曲が良かったと言えます。

特に、最後から一つ前の「ビリー・ジーン」は最初から最後まで彼をしっかり映像化してあり、青い画像は、本当に神がかってます。
美しい、それは、芸術作品そのものでした。

普通、映画が終わりエンド・ロールが続いている間に結構席を立つ人がいますが、誰もいないのです。
それどころか、館内が明るくなっても席を立てない人が何人もいました。それほど、体内に余韻が残っているのだと解ります。

私にとって、薬師寺の聖観音像の美しさと変わらない美だと思えました。

その美しいものがあっけなく失われてしまったことは、余りにも惜しい。

ちょっと熱すぎますが、実感です。

DVDで見るのも良いですが、やはり大画面がお勧めです。
31日の日曜日まで池袋の東京芸術劇場中ホールにかかっている「僕たちの好きな革命」を観てきました。

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ポスターの通り中村雅俊主演で作・演出・脚本が鴻上尚史です。えー誤解なさらないで下さい。別に私が演劇が大好きとかお芝居通とかそんなことはまったく無いのです。ただ、今回もこの舞台に出演している藤井びん、中村雅俊に言わせると怪優おじさんパワーの俳優さんです。かれのモットーは「これでいいのだ!!」そういえばバカボンパパに良く似てるね〜!!

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そのびん君は、彼が東演の俳優養成所にいた頃からの知り合いでして、特にチケットが売れないときによくお誘いを受ける間柄です(笑)

ハッキリ言って、舞台が、それも下北沢系が多いせいか俳優藤井びんはあまり知られてないですね。2時間サスペンスには殺人現場のアパートの管理人なんか多いかな。

でも、その存在感はしっかりしていて一定の固定ファンがしっかりいるのです。

今回も、一人で医者、ヒロインの父親のマスコミ記者、機動隊の隊長と3役やってましが、すべて存在感たっぷりでした。今回の舞台は、中村、藤井、安原などのおじさん俳優が若手を圧倒しているのも特徴の一つでしょう。

さて、本題です。このお芝居、スゴクスゴク面白い舞台でした。今までで一番の舞台だったかなぁ。

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鴻上尚史の脚本・演出が良くてへー舞台もこんな形でできるのかと目を見張るものがありました。

ともかく、スピーディ、場面転換がものすごく早いのです。舞台を良くご存知の方は、舞台とは場がそんなに動かないものだということをよくご存知だと思います。

ところが、舞台の上に左右に動く幕を何枚も使って幕が右から左に、また左から右に動くたびに場面転換が起こるという仕掛けなんです。これで、映画まではいきませんが、実質舞台版フォトモンタージュを実現しているのではと観ながら感じていました。繰り返しますが、鴻上尚史はスゴイ。

ステキな舞台でしたので、長くなります。
物語は、1968,9年の全国に広がった学生運動の高校生版を突然、1999年に復活した場合に起きたことというのが中身なんですが、この68,9年というのがミソなんですね。
ちょうど、団塊の世代の端っこの人たちが主人公で、実年齢的に中村雅俊とか藤井びんがドンピシャの年代なんでしょう。だから、身が入った演技につながったのというのは深読みでしょうか。

高校生の時に機動隊のガス弾直撃を受けて30年間意識不明であった主人公が突然目を覚まし、その時の高校へ復学する。彼は50近いけど、中身は高校生です。一緒に反体制で闘った仲間と今度はぶつかるのです。それは、30年で大人になった自分と高校生の昔の自分との相克なんだと作者は言いたいのかと思いました。そして、単純に純粋な心と大人の訳知りというのではなく、大人の訳知りの中にも高校生の純粋な心が残っており、それを思い出して欲しいという鴻上尚史のメッセージだと思えました。

舞台の最後の挨拶に中村雅俊が言ってました。「みんな、もう一度きてチケット買ってくれ!!」
私もお勧めします。是非観てください。

帰りに鴻上尚史がロビーにいたので、思わず「すごく良い舞台でした」と言って握手を求めてしまいました。彼は、しっかり握り返してくれましたよ。私には、珍しい積極行動でした。(笑)

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