バイクショップその2

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バイクをいぢくり始めて分かったのは、整備作業の大変さでした。
遊びでやっているのであまり苦にはなりませんが、しかし職業として取り組むとなると、これは並大抵の大変さでは無いと思います。

というのも、自分のバイクを好きに触る分には、結果として何が起ころうとも文字通りの自己責任ですからいいのですが、お客のバイクを責任もって触るとなると話は全く違いますし、その上、自分のポリシーではなくお客の要望や思惑などに沿って作業していかねばなりません。その上でもちろん、商業的に成立するという大前提をも満たさねばなりません。とても難しい事だと思います。

転んだ・壊した・事故を起こしたというような事態への対応も大変です。お客が大怪我したりすることも多いと思うので、それをどのようにショップの立場からケアしていくかというのも非常に難しいところだと思います。
その上に、新車を扱うところなら仕入先との折衝が加わりますし、従業員がいる場合はその方々のマネジメントも必要ですし、居なくてもワークフローのコントロールは必要になります。これら全部をひっくるめて、すなわちバイクショップの運営という事になると思われますが、本当に難儀な事だと思います。そう考えると、あちらこちらに面倒な案件を持ち込んでばかり居る身としては、改めて恐縮する事しきりです。

大枠でくくるとしたら、みんなが安心してバイクに乗れるのは、まさに上に挙げたような、バイクショップの皆様のお仕事があっての事ですので、これはとても有り難いことだと改めて思います。私自身は、バイクショップの方には大体面倒な事やけちくさい事を言ってしまうものの、いつも失礼のないようには心掛けています。ただ、先日はいささか文句がましいブログをUPってしまったので、あらためて感謝の気持ちを書き留めておこうと思った次第です。

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バイクショップ

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バイクを買ったり売ったり整備や修理をしてもらったり、バイクショップというのはそういう所です。
私もいろいろお世話になってきました。昔に、エンジンが壊れてお手上げになったバイクの修理を頼んだ時には、きちんと直してくれました。
凄い事だと思いますし、そんなときに感謝の念が湧かないとしたら、それは間違っています。

しかし、私のこの10年近くのバイクライフにおいては、自分で出来ることも増えましたし、メカに関する知識も増えてきたので、単純に悪くなったものを直すというようなメンテナンスではなく、それ以上に質の高さを、出来うる事ならベストを求めてバイクを触るという目的意識を持つようになりました。

そういう考えでバイクショップと付き合ってみると、納得行かぬ事が多くありました。
点検を頼むと、タイヤには規定空気圧をはるかに超えてパンパンに空気を入れてきたり、全く必要ないような場所に埃を呼ぶだけで何の意味も無い5−56を吹き付けてあったり、正直なところ、こういう事はして欲しくないというような事がバイクショップで起こるのでした。

また、転倒した際に「正常に走行可能かどうか確認してもらいたい」と申し添えて点検や修理見積を頼むと、やってくださりはしたのですが、主に修理見積で、点検の報告は「フロントフォークを緩めて回したら普通に回ったのでフォークは曲がってませんね。他は見たところ異常ないと思います」の一言。それは確かに正常に走行可能であるかどうかの重要な指標の一つなのかもしれませんが、私なら、責任を持つべき相手に、フロント周りをバラさずして「大丈夫と思います」などとは絶対に言いたくありません。正直、自前で整備するときはそういう物差しで良しとする事ばかりなのですが、まさかプロに時間工賃をきっちり払ってそういう対応を受けるとは想定外でした。これは自分でもいささか独善的だとは思いますが、しかしこういう対応しかないというのなら元から頼んでいませんから、非常に落胆しました。

またある時は、サーキット走行でのコーナー立ち上がりでやたらと瞬間的な失速が入るため、診て貰いたいと頼んだところ、これも各種センサーの点検はして下さったし話は随分聞いてもらったのですが、とどのつまりは「異常なしです、原因は分かりません」とのこと。動画を見てもらっての顛末ですので、異常があることは認識して頂いて居るのにもかかわらず「分かりません、なにしろ機械ですのでそういう事も・・・」と片付けられてしまいました。
確かにセンサーを点検していただくのも必要不可欠な事ではありますし、対応が根本的に間違っているとは思いませんが、いささか重大な事柄であっても分からなければ「分かりませんね」と突き返してくるのがバイクメーカー直営のバイクショップなのかと、これまた大変に落胆しました。ちなみに失速はどうも収まっているようですので、それは良かったのですが・・・

またある時は、バイクメーカーが特定的に後援しているバイクショップでフロントフォークのオーバーホールを相談してみたのですが、「いやこのバイクはちょっと・・・うちの整備士はこれ触った事ないので・・・このバイクはどこでお買いに?オークションですか?」というような、あまり喜べない対応を受けました。これはバイクショップとしては全くおかしくない対応なのですが、しかし、前述しましたようにこれはバイクメーカーが特定的に後援しているバイクショップです。こういうお店を残してそれ以外を全部、バイクメーカーが排除してしまおうとしているように見える現状は、バイクメーカーの意図を一体どう理解すればいいのか、私には分かりかねます。(もっとも、カーディーラーでも全く同じ様な対応を受けますから、一般的にそんなものだとは分かっていますが)

実際の話、商業的にはどのお店の対応も全く間違っていません。むしろ商業的には非常に正しいのではないかと思います。ただ、私はこういう対応には全く納得できません。だから、できる整備は可能な限り自分でやりますし、ろくな目に遭わないのでバイクショップの看板を頼りにする事はもうやめようと思う次第です。「いろいろお任せで出来たら楽だろうなー」と思っていましたが、うまくは行かないものです。完全な自業自得ではありますが。

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私は、効率よくバイクの面倒を見る仕組みに乗っけてもらいたいのではなく、ただただ自分の納得が行くような整備を依頼したいだけです。しかしそういうのは、要するに、大きい器に持っていくような話ではないのでしょうね。いまさら気が付いたというのも愚かしい事ですが。
いずれにしても、幸いな事に、素晴らしいプロの方に出会う事も稀に出来たりしていますので、これからもそういうご縁を大事に育てながら楽しんでいこうと思う次第です。

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GSX-R1000Rを入手してから1年ほど経過したので、その印象を適当にまとめておこうと思います。
走行距離は3500km程度となりました。

要約
・従来と比較すると乗りやすさが大幅向上
・エンジン振動はすごい
・街乗りもサーキットも快適で楽しい
・高額化した分攻めにくくなった
・良くも悪くもGSX−Rそのもの

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街乗り・公道走行全般
パワーあふれるエンジンで街乗りも結構楽しめます。これは周囲が眉をひそめるような走り方の事ではなく、制限速度前後で少々元気に走った場合でもです。
現行のリッターSSの中では最も低速トルクに優れるという評価もあるらしいこのバイクは、クルージング的な走り方もそれほど苦にしません。スズキ車らしい、快適で乗りやすく緩急自在な走りが印象的です。
クラッチが物凄く軽い上に、オートシフターが装備されているというのも美点です。従来型のGSX-R1000とは次元の違う容易さを持っているといっても過言ではありません。
全般的に、歴代のもの同様に走らせやすく快適・快活な楽しいバイクだと思います。

ここでの問題点は、ライディングポジションがクルージング向きでないことと、エンジンの振動の多さです。
本格的な前傾姿勢でのクルージング(遵法走行)はなかなかの苦行です。ストップ&ゴーの多い街中はメリハリが付くのでまだいいのですが、高速道路等での長時間のクルージングは身体にかなりきついものです。それでも一旦アクセルを開けてしまえば、大変納得できてしまうエルゴノミクスなのですが、遵法走行こそが一番大事という方や、穏やかな高速ツーリングを考えておられるような方には不向きなバイクだと思います。

また、エンジンの振動は相当なものです。私は慣れてしまいましたし、趣の一つと捉えていて嫌だとも感じないのですが、気になってしまう方にとってはとても許せるレベルでは無いと思います。
もともとGSX−R1000は快適性も重視していたため、歴代のものは1軸2次バランサーを装備して振動の軽減を図っていたのですが、今回それを廃止したのが結構効いてしまっています。もっとも、以前の型も振動が無いというわけではなく、それなりには気になったので、ここいら辺は受け取り方次第という事になろうかとは思いますが。

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サーキット走行
もともとGSX−R1000はサーキット走行が楽しいバイクですが、この型も全く同じで、サーキット走行の供としては非常にいいバイクなのではないかと思います。サーキット走行はひたすら気持ちよく快適でした。
アクセル開度の小ささ(全開にしやすい)、オートシフターの装備やクラッチの軽さなどもあり、とても楽に走れるようになってもいます。

問題らしい問題は特にないのですが、あえて書くとしたら、以前の型のGSX−R1000を乗ってきた人間としてちょっと心に引っ掛かったのは、「最新の電子制御が思ったほど速さ(タイムアップ)につながっていかない」という感触です。
「トラクションコントロール等の電子制御を武器にして大きくラップタイムを改善できる」という感触を感じることは出来ませんでした。
「以前と同じ乗り方なら以前と大差ないタイムで走る」というような印象です。電子制御を速さにつなげていくためには、独特の勘所を掴む必要があるように感じました。ただ、個人的な事情ではありますが、正直なところこの、全く安くはない車両で積極的に限界に突っ込みまくる気は、ほとんど起こりませんでした。ガチ攻めを志向していなくもなかったのですが、手に入れてみると意外なところからブレーキが掛かってしまったような顛末です。

電子制御は転ばないための安全装置としては非常に優秀に機能するはずですから、全体的な走らせやすさも相まって、サーキットを楽しむツールとしては抜群に優れていると思います。もちろんポテンシャルも、他のリッターSSに負けるものではないでしょう。マイペースでサーキット走行を楽しむためにGSX−R1000を選んで大はずれという事は、まず無いと思います。

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整備性
今のところ全くの軽整備しかしておりませんが、2005年モデルと比較すると各所に整備性の大幅な改善を感じます。触って居て気持ちが良く、これといって嫌に感じる箇所はありません。カウリングの脱着も非常にやりやすくて気に入っています。カウリング内部の美しいメカニズムを眺めるのも非常に楽しい一時です。

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少し気になったところ
シフトチェンジの際に加速が0.2〜0.5秒程度途切れてしまう事がたまにあります。オートシフターを使わない時でもです。危険を感じるような現象ではありませんが、気持ちがいいものでもないので少々気になります。

乗った際の問題ではありませんが、フロントフォークの部品価格が高額(1セットで55万円程度)なのが大変気になります。これほど高額な純正フロントフォークは一部の例外を除けば皆無に等しく、不可解です。理由が分かりませんが、これだけはなんとかして欲しいところです。
ちなみに、オーリンズのGSX-R1000用フロントフォークや、ヤマハR1Mに使われているオーリンズ製フロントフォークでも1セット30万円台です。

短所という訳でもないのですが、乗り味が従来のGSX−Rと大差ないのは少々残念に思いました。運転が安楽になった分薄味に感じすらします。勝手にもう少し新鮮なインパクトを期待していたので、手堅くGSX−Rらしさを作り込んで来たところは少々残念に感じなくもありません。まあ結局、非常に喜んで乗ってはいるのですが。良くも悪くも、GSX−Rは出来過ぎの傾向の有るバイクなのだと思います。

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まとめ
快活快適で気持ちいいバイクです。リッターSSとしては、とりあえず買ってしまっても大丈夫な位だと思います。
GSX−Rに馴染んだ身としては、「納得・満足・安心して走れる」というような感覚で乗れています。
良くも悪くも「最新の技術で大きく改良されたGSX−R」ですから、そう思って手に入れるのならばまず間違いは無いでしょう。

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カタナ正式発表

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この形で発売されるとのこと。新しい刀ですね。

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去年のショーで発表されたこれは、ほぼ出来上がりの製品そのものだったようです。
最近のスズキは、コンセプトと称しておよそ出来上がった製品を非常に早い時期に発表する事が多いです。大体、製品発表の1年前にコンセプト発表となっているように見受けられます。

初代のカタナは技術的先進性と斬新なデザインが両方盛り込まれていましたが、今回はデザインのみを持ってきた形となっています。ベースとなったGSX-S1000が充分な性能を持っているためですが、これは、当時と今ではバイクの技術の成熟度が非常に異なるという事実を明確に物語っております。

技術が成熟すると大体のものは日用品化の方向に向かうものですが、趣味の大型バイクは何がどうなろうが、製品の性格上、日用品には成り得ない特別な存在です。でも技術の成熟度は高いので、技術的先進性を前面に出して製品の魅力を訴求するのは難しくなってきています。
ですから今回のカタナ(及びその他のネオレトロ各車)のように、デザインモチーフに重点を置いた製品というのは趣味の大型バイクとして非常に正しい、ある種健全な作り方をしているのではないでしょうか。

一方で、余計な話ですが、昨今のリッターSSなどはあまり健全な作り方をしていないのではなかろうかと、私は思います。高額なものにしすぎです。比較的手頃なGSX−R1000Rでさえ、フロントフォークの部品価格が左右で50万を超えていて修理費用が従来とは文字通り桁違いという、いささか理解しがたい状況になっていて、何とかならないものかと思います。

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海へ

日本のバイクメーカーは全部、マリン事業部門を持っています。

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ホンダは船外機を作っています。なんでも一番を獲りに行ってしまうイメージのホンダですが、船外機に関してはそれほどガッ付いておらず、堅実な印象を受けます。


スズキも同じく船外機を手掛けていますが、意外にも(?)相当精魂を傾けている模様で、高性能機を意欲的に開発しています。2重反転プロペラの船外機などがあり、そそられるものがあります。
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激だそうです。スズキは漢字一文字が好きですねえ。


カワサキは大型船舶部門を持っており、神戸のドックで各種の船舶や潜水艦を作っています。それはそうと、民生部門においてはジェットスキー(水上バイク)を製造しています。
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豊富な船舶関係の官需のあるカワサキなら、もっといろいろなものが作れそうなものだと思ってしまうのですが、水上バイク一点のみというのは少々意外です。官需と民需はつながりにくいものなのかもしれませんが。
水上バイクは漂流物に比較的強いウォータージェット推進を用いているので、水害等の際には大活躍する可能性があるようです。だからウチにも一台・・・という説得力になるかどうかは分かりませんが。

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水上バイクにもH2同様スーパーチャージャーが搭載されていたりします。1500cc300馬力だそうです。一度乗ってみたいものです。魚雷になったような気がしますかね?


そしてヤマハ発動機です。ヤマハのマリン事業ですが、船外機の製造はもちろんの事、マリンジェット(水上バイク)、大小さまざまなFRP製ボート・ヨットを製造しており、事業の幅広さは国内随一だといっても過言ではありません。ヤマハの稼ぎ頭はやはりバイクで売り上げは年間1兆円を超えますが、マリン事業もその3分の1程度を占める重要な部署のようです。
圧巻なのは下のような高級艇です。
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よく分かりませんが、只者ではない佇まいです。

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中はこんなですよ。
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運転席は革張り、シャワー・トイレ・寝室も完備です。ゲストルームもあります。

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さてこの比類ないボート、お値段は149、400、000円からのご提供となります。1.5億円ですね。
レクサスもこの種の船を発表していたと思いますが、中身はヤマハなのではないでしょうか。

正真正銘の大富豪向けボートですが、マリーナで展覧会を開いていたりすることがあるので、見せてもらうチャンスは結構あります。

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もちろん水上バイクも種類が豊富です。カワサキ程の大馬力志向ではないようですが、全般的に走らせやすく、操船も様々な技術を凝らして容易なものに仕上がっているようです。

というわけで、日本のバイク会社のマリン事業を極めて適当にご紹介しました。

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最近、船に乗らずに死ぬのはひょっとしてとても勿体無いのではないかと思い始め、操縦体験会のようなものに参加したところ、船の操縦は予想をはるかに超えて面白かったので船舶操縦免許を取りにいっています。

画像のような小さい船ですと、レンタル料金もチョイ乗り程度でしたらそれほど大逸れたモノではなく、国際規格サーキットのライセンスを取ってバイクで年に5,6回走るのと予算的には同じようなものです。乗り物がレンタル可能ですから、バイクでサーキットを走るよりも見方によっては安価かもしれません。
バイクでサーキットを走るのも大好きなので、食い合いのようになると困るのですが、何とか満遍なく楽しんでみたいと思っています。

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