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姿川恋物語シリーズ、ツヨシ2−3から8−3までを書き終えた。
一年くらい前に書いたお話の続きだったので、忘れていることが少なくない。
お話の場面やら、登場人物の性格を、もう一度確認する必要にせまられた。
ちぐはぐなところがあり、読者のみなさま方の失笑を買ったに違いない。
初期の「姿川恋物語」や「惑う」を含めると、原稿用紙で約百枚くらいになる。
主人公、剛は荒削りの人間だ。
言いたいことをそのまま口にして、反感をかったりする。
素行はかんばしくない。
「つっぱり」として、高校では名が知れていた。
当然、先生方の評判はよろしくない。
そそっかしくて、調子に乗りやすい。
それが度が過ぎ、身勝手な振る舞いにおよぶ。
他人の気持ちをくむことが出来なくなり、
時には、人を傷つけたりもする。
でも、根はまじめだ。
ひとりやふたりは、彼の本当の姿がわかる先生がいて、
ずいぶん助けられる。
家では、勉強を熱心にする。
ひとりで働いて、自分を育ててくれた母の背中を見ている。
いつかは、楽にさせてあげたいと考えている。
古風な一面も、持ちあわせている。
恋愛において、そうだった。
ユリが最初の恋人である。
大学に進学してから、アパートで小百合と知り合う。
そして、アルバイト先で年上のM子と出逢う。
都会に来て、剛は変わっていく。
剛をツヨシと表すのは、そのためだ。
感想は、読者におまかせすべきで、
あれこれと話す必要はなかったのだろう。
どうしても、押し付けになってしまう。
でも、お話が長くなったので、あえて説明させていただいた。
「主人公は、あなたでしょう」
と指摘されれば、一応は笑って、うなずかざるを得ない。
「そんなところもあるし、そうでないところもあります」
と答えるしかない。
お話の中で、人物ひとりひとりの性格を形作っていくのは、とてもむずかしい。
これからの大きな課題である。
それが出来なければ、小説など書けっこない、と思う。
拙劣な技で、小説を書いている。
習得すべきことは多い。
読んで下さる方のご意見、ご叱責をお待ちしています。
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日記
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「いっしょに小説の書き方を学びませんか」の記事は、
すべて「小説を書こう。」の書庫に移すことにしました。
コメントや作品は、そちらにあります。
今後ともよろしくお願いします。
今までの分は、そのままです。
「日記」の書庫にあります。
父けっさん
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九月分に応募された方は、麻さんともたんもぞさんでした。
どうもありがとうございました。 [文責 父けっさん]
もたんもぞさん 「名月」
麻さん スケッチ「トボトボ」
気楽な気持ちで書いてみましょう。
・・・しながら
ところが
さぞ
とうてい
まさか
まみれる
例文 1
久しぶりに近所の大川で、一郎は釣り糸を
垂れている。
釣りをしながら、小学生の英語教室の生徒を、
どんなふうに募集するか、考えるつもりでいた。
ところが、そんな暇がないほどに良く釣れる。
先頃の大雨で川底がきれいに洗い流され、
餌になるコムシがいなかったらしい。
ご飯粒の付いたはりが、沈んで行く途中で
小鮒があわてて食いついてくるのだ。
さぞ、おいしそうに見えるのだろう。
となりで見ていた五歳の息子に代わった。
ウキが引っぱられたり、沈められたりする
のを、面白そうに見ている。
「よし、あげて」
一郎が、ひろしに声をかけた。
からだをばたばたさせて、彼の顔に小鮒が
ぶつかってきた。
去年も、この場所に来たが、一匹も釣れ
なかった。今年だって、とうてい無理だと思っ
ていた。
まさか、息子が釣れるほどとは、想像もし
ていなかった。
一郎が、ひろしから竿を受け取った。
「ねえ、ぼくにやらせてよ」
ひろしが、すぐにわきから釣竿を取りあげ
ようとした。
「もうちょっと待って」
「いやだ」
ひろしが、一郎の右手の甲をつねった。
「いててて」
竿が、するりと、川に落ちてしまった。
ひろしが、取ろうとした。
ザブン。
岸辺の雑草に足をとられて、落ちてしまっ
た。
すぐに助け上げたが、ずぶぬれである。
急いで家に帰った。
母の好子が、
「なんなの、ひろし、口のまわりに付いてる
けど」
と、たずねた。
「お魚のえさだよ。お父さんの背中で食べて
たんだ」
と、ご飯粒にまみれている母に似た形をした
口で、言った。
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黄色くみのった稲穂の上を、トンボがいっ
ぱい飛んでいる。
時々、強い風が吹きすぎて行く。
稲穂をかりとって、株だけになった田んぼ
の中を、ぼくはトンボをとろうと、虫取り網を
もってかけまわっている。
きょうは、どうしたことか、いくらかけまわっ
ても、一匹もとれない。
おそらく風のせいだろう。
とまったところを、さっと網で横からすくう。
風が強いので、長くとまっていない。
すくう前に逃げてしまうんだ。
ぼくの目の前には、大人たち四人のお尻が
ならんでいる。
かがみこんで、稲穂を刈り取っている。
ざくざくざく。
ざくざくざく。
小気味良い、かまの音がする。
「遠くへ行ったらあかんで」
ふいに母ちゃんの声がした。
五歳になったばかりのぼくを心配そうに見
つめている。
「うん。わかった」
ぼくは、すぐに返事をした。
麦わら帽子の下の手ぬぐいで、流れる汗を
ふいている。
家を出るときは、きれいだった白い顔が、真
っ赤に変わっていた。
下ばかり向いているせいかなと、思う。
何でかというと、逆立ちをすると、顔が真っ赤
になるんだ。
稲刈りは、半分、逆立ちだ。
トンボは、ちょうちょより、取るのがうんとむ
ずかしい。
飛ぶのが、はやいからだ。
運のいい時は、手だけで取るやり方もある。
とまっている目玉の先に右手の人差し指を
もっていって、グルグル回す。
トンボがふらふらした所を、さっと左手でつ
かむんだ。
ぼくの夢は、おにやんまをとることだ。
でも、あんまり見かけない。
見つけても、遠い空の上だ。
すううっとおりてきたところを、ねらうしかない。
小さなぼくには、ちょっと無理なんだ。
トンボ取りに夢中で、ぼくは、自分がどこにい
るのか分からなくなった。
稲穂が、ぼくをかこんでいる。
母ちゃんの姿が見えない。
ぼくは、心細くなった。
落ちつけ、落ちつけと自分に言いきかせた。
それにもかかわらず、胸がどきどきしてくる。
いつのまにか、ぼくは泣き顔になっている。
あぜにすわりこんでしまった。
両膝を立てて、頭をつけた。
ふいに、何かが髪の毛にとまった。
髪の毛を細い足でつかんでいる。
そっと、網を右手に持つと、ばさっと頭にかぶ
せた。
何かわりと大きい虫が、網の中であばれてい
るのがわかった。
逃げられないように、両手で網を袋のように
した。
夕陽にすかしてみた。
大きな赤いおにやんまだった。
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スケッチを十分にやらないと、主観的な物は書けない、といわれています。
心理描写の第一歩です。
お互い頑張りましょう。
どなたでも結構です。参加なさる方は、コメントをお願いします。
次の言葉を使って、短文を作りましょう。[テーマは自由です。長短は問いません]
いくら・・・しても
変わる
おそらく
落ち着く
かかわらず
スケッチとは、・・・・・・。
日常生活の中で、自分で見たとおりに、描いてみましょう。
たとえば、公園のベンチにすわっている間に、いろいろな
人々をスケッチする。
各人物を一応書き分けられるように訓練する。
外面描写から、その人の生活に入っていくこともできますね。
これは、作者の想像になります。
風景描写もやりましょう。
概念的にならずに、自分なりの言葉で書くように努めましょう。
上記の五つの言葉を、その文に入れてもらえばいいのです。
[「私の小説作法 丹羽文雄著」を参考にしました]
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