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いらっしゃいませ!!!!!!
カーテンで仕切った隣のベッドからの話は何故か日本語?? ドクターも看護師さん達も患者さんやお見舞いの人も日本語。 聞こえてくるFMの声は当然日本語。
ドクターの背中には、
**病院・救命 とプリントされたパーカーを着ています。 そうか!!ここは外貨獲得のための日本人専用病院だ。 と、勝手に理解していました。 「昨日の休みは難波の**ホテルのケーキ・ヴァイキングに行ってきた。」 と看護師さんが話していました。 そうか、日本人スタッフは定期的に休暇を取って帰国しているのか!! 平壌→北京、北京→関空(成田??)。 これは大変なお仕事なんだなぁ!! 弟が見舞いに来ました。
今回、入院手続き・会社への連絡等の事を全て仕切ってもらいました。 感謝の気持ちを伝えようにも、口がきけません。 気管切開をして、喉にチューブが入っています。 口をパクパクさせて、読唇術を期待しても、通じません。 ひらがな50音が書かれたボードで思いを伝えます。 母音は判っても子音が難しい。 アとハの区別は判らない。 タとナも、マとパも微妙です。 50音ボードをア・カ・サ・タ と滑らして、 首を上下に振って、ストップを伝え。 指を下にずらせて、サ・シ・スと来て、首を振ってストップ。 2人ともイライラしていました。 弟に遅れて両親が来ました。
意識のない時にすでに来ていて、命に別条が無いと告げられていたのです。 ベッドの傍らで、私を覗きこむ両親。 わたしは思わず両手を広げて、母とハグをしました。 今までした事が無いのに、です。 定期的に気管に付けられたチューブの掃除をします。 水分が溜まって、気管に入るのが怖いそうです。 深呼吸をして肺に空気を溜めて、吸引機で掃除機の様に吸い取ります。 肺の中の空気も吸引するので、手早く行います。 短い間に訓練されて(?)慣れ切った私ですが、そのズズズ〜〜の音と、 苦しそうな私を見るのが耐えきれず、 弟は気分が悪くなり、両親も早々に帰ると言いだします。
エエエッ??
折角長い時間をかけてここまで来て、もう帰るの?? 色々と打ち合わせも有るそうなのでと諦めます。 また来るからと言ってもらいましたが、 平壌までもと恐縮しました。 50音ボードを使って、 「帰りには、名物の冷麺を食べてね!!」 と、伝えました。 当然に怪訝な感じです。 いつ頃になって日本だと理解したのだろう?? 2日目、3日目?? 会話の中の地名から理解して、ましてや3月の火事でしたから。 全ては夢だったと判りました。 でも、ものすごく現実感満載でした。 脳裏に残っている映像も、この目で見てきた様です。 今までなら、夢の内容は覚えていても半日。 映像は消えてしまうのに。
目を閉じれば、 今でも YouTube を見るように再現されます。
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2016年10月19日
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