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先日、テレビで、
とある番組を観ました。
あるデザイナーさんを特集した番組です。
若くして独立し、
世界的な賞をいくつももらい、
いろんなジャンルのデザインを生業としています。
月の半分は海外出張だそうで。
私も昔は“デザイナー”の“端くれ”を
名乗っていました。
今では端くれからさらに脱輪した
デザイン業“的な”仕事で飯を食ってるだけの
ただのおっさんです。
そもそも育った環境や生い立ち、
才能や努力など全く違いますので
比べようがありませんし、
羨んだり自分を卑下したりするレベルですら
ないと思うのですが、
“デザイナー”
という単語で人種をひとくくりにすると
途端に複雑な気分になります。
こんな時に思い出すのが
漫画「美味しんぼ」
の、ある話です。
16巻第2話「洋食屋の苦悩」というお話です。
主人公・山岡さん達がよく行く
洋食屋「銀羊亭」。
そのこマスター中里氏が
雑誌を見ながら落ち込んでいます。
雑誌に登場するのは
超有名レストラン「シェ・ムロノ」の
室野シェフ。
「洋食なんかと比べないでもらいたい。」
と、室野シェフは雑誌のインタビューで
答えています。
中里マスターは
同じ料理人でありながらこの天と地の差に
落ち込んでしまうというお話です。
最終的には山岡さんがあれこれお節介を焼いて、
中里マスターも立ち直ります。
最後に山岡さんが、
「室野シェフの料理はよそ行き、
中里マスターの洋食はふだん着の料理。」
という言葉でそれぞれの良さを表現するのですが。
中里マスターと室野シェフの差が
月と太陽なら、
私と
売れっ子デザイナーさんは、
スペースデブリと
赤色巨星ペテルギウス
くらいの差を感じます。
場末とはいえ、
私もMacでイラレ使って
毎日仕事をやってます。
一応、デザイン“も”します。
同じデザイン業界にいる身
と言えないこともないくらいの
距離です。
ヒガんでも始まらないのですが、
見てて眩しい世界ですね。
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