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昨日行なわれた衆議院千葉7区の補選、そして新・岩国市長選、
東広島市長選、そして沖縄市長選の4つの選挙でいずれも自民党が
推す候補者が落選した。
特に注目を集めていたのは、千葉7区だが、民主党から立候補した、
若干26歳の女性太田和美氏が955票差の小差ながら自民党の
斎藤氏を破った。これは単に一選挙区で自民党が民主党に負けたという
レベルの話ではない。
自民党や公明党はこの選挙中に「この選挙は小泉改革の信任投票だ」と
言い続けてきた。ということは彼らの言でいえば、小泉改革は不信任だった
ということになる。これは民主党がいっていたことではなく、与党の
応援者が言い続けてきたことである。
武部幹事長氏が8回も千葉入りしただけでなく、安倍官房長官は
国会中にも関わらず選挙中に3回も千葉入りしたという。
もちろん、小泉Pも千葉入りし2万人を集めたと喜んでいた。
しかし、結果は千葉7区の市民は「NO」を叩きつけたのだ。
実は、今回の選挙。与党が「小泉改革の総仕上げ」というなら、
太田候補を応援すべきだった。なぜなら、太田候補は小泉改革のひずみと
言われている格差社会でいえば「負け組」から這い上がった候補だからだ。
「一回は負けてもまた勝ちあがれるのが今のシステム」と言えばよかったのだ。
それを逆に「元キャバクラ嬢」などとスキャンダル的に個人攻撃し、
まさに昔ながらの自民党(公明党)の選挙をしながら、
自分たちは「小泉政権の信任投票」と国勢選挙だということを重視した。
ここに大きなギャップが生まれていたのを気付かなかったのだ。
そして、この千葉7区だけでなく、新・岩国市長選では、
先に厚木基地の機能移転に反対の住民投票を決行した
井原氏が勝ち、東広島市長選では自民党政調会長の実弟である
中川俊直氏が敗れた。また、沖縄市長選でも元社民党の衆議院議員の
東門氏が選ばれた。つまり、この日行なわれた選挙では、
自民党は4戦全敗となったのである。
確かに、千葉7区の国政選挙と基地問題が絡む岩国、沖縄市長選、
そして東広島市長選では意味合いが違う。岩国、沖縄は
米軍基地移転問題が色濃く反映され、東広島の市長選は時の
与党政調会長の実弟が立候補し、それこそ安倍氏も応援にかけつけて
いるのである。国政選挙並みの力の入れ具合だったという話もある。
その4つの選挙で自民党が全敗したというのは、単に民主党の小沢効果
ではなく、むしろ反小泉Pのエネルギーが強まったということではないか。
今年の1月にこのブログでは小泉Pの潮目が変わったと書いた。
その後、4点セットを得ていた民主党が自滅したことで、一見潮目は
戻ったように見えていたが、やはりそうではなかったのだ。
確実に潮目は変わった。自民党自らが、「小泉改革の信任投票」といった
この4月23日の選挙で全敗を喫した「世論」を小泉Pはどう受け止める
気持ちでいるのだろうか。
(*)このブログでは小泉首相のことを小泉Pと呼んでいる。
P=Producerであり、Prime ministerではない。
*なんと小泉劇場の書庫では2ヶ月ぶりの更新になってしまった。
今後はもう少し更新の頻度を上げられるよう努力したい。
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