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拉致被害者である横田めぐみさんの母・早紀江さんが米国下院
公聴会で拉致問題の証言を行い、ブッシュ大統領とも面談することが
できたという。拉致問題は日本だけで解決することは難しく世界協調の
中で解決しなければならない問題であることから、
ブッシュ大統領と会えたことは大きな進展が期待できそうだ。
今回の訪米に際して日本政府では安倍官房長官がかなり精力的に
動いたと報道されている。個人的には安倍氏のことはあまり好きでは
ないが、こと拉致問題に関しては、安倍氏の動きはこれまでの政治家
から比べれば目を見張るものがある。
実際、安倍氏が官房長官になった昨年後半からかなり大きな動きが
でてきた。今回もその一環といえるだろう。
そこで小泉Pである。彼は何をしたか。2回の訪朝を認める意見も多いが、
私はそうは思わない。小泉Pでなければ、訪朝自体がなかったというが、
しかし、彼はそれを「拉致された被害者を元に戻す」ということを主眼に
おいたのではなく、あくまでも自分の「支持率」向上のためだけに
動いたとしか思えない。
今回の件でそれを改めて感じる。なぜなら、小泉Pとブッシュは緊密な
関係にあるという。なら、もっと早い時期に小泉Pがブッシュに要請
していれば、こうした機会は作れたかもしれない。本当に小泉Pに
拉致問題を全面解決しようという気持ちがあるとは思えないのだ。
新聞等ではほとんど報じられていないが、「救う会」のメルマガによると、
公聴会でも米議員から幾つか質問がとび、早紀江さんが、「経済制裁を
発動して欲しい」と発言したことに対し、「何で日本政府はしないのか?」
という質問があったそうだ。同行していた古屋圭司衆議院議員が
「法案は成立しているが、小泉首相が発動しない」と言ったそうだ。
恐らく米国下院議員は「なぜ、小泉は経済制裁しないのだ」と
思ったことだろう。(もっともなんでこの発言を日本のメディアは
取り上げないのか)
そう、小泉Pは拉致問題には決して積極的ではない。
「美味しいとこ取り」は考えていても拉致問題を自分の力で解決
しようとは考えていない。それが彼の姿勢なのだ。
確かに小泉訪朝で拉致問題は大きく動いた。しかし、彼の訪朝の仕方に
よっては今とは全然違う局面になっていたと考えられる。
そこに全て小泉P政治の共通の問題がある。
彼は何かをした。自民党政治を壊し、規制緩和も進んだ。
しかし、彼がしたのは「形」だけであり、成果は関係ないのだ。
普通は何か行動する際にはより大きな成果を求めようと努力する。
しかし、小泉Pにはそんな気持ちはサラサラない。
「やらないよりまし」で構わないのだ。だから彼の実績を語る言葉として
「誰もやってないことをした」となる。
それが拉致問題でも同様だし、この5年間の小泉P政治の限界であり、
実態なのだ。
(*)このブログでは小泉首相のことを小泉Pと呼んでいる。
P=Producerであり、Prime ministerではない。
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