|
<7月>
梅雨の後半は全然と言って良いほど雨が降らず、晴れて暑い日が続きました。夏場だけしか出来ない夕ラッシュの撮影、今年は普段と趣向を変えて京急の上り特急に照準を定めました。2000形も3本のみとなり、かつての定番1705Cにも入る頻度もかなり減ったように思います。
今年の家族旅行は会津へ行きましたので、いつものように合間を縫って何枚か写真を撮ってきました。勢力を急激に縮小した719系ですが、磐越西線ではスイーツ列車「フルーティア」がいる関係で1運用だけ残っており、以前取り逃がした同線オリジナルカラーの車両を撮ることが出来ました。
※世の中の出来事:都議会選挙、九州北部豪雨
<8月>
旅行の後半は只見線の沿線へ足を伸ばして、キハ40系を2枚撮影。東北地方を走る国鉄形気動車は多くがこの色でしたが、近年は廃車が進んで見る機会も減っており、近々新潟地区に投入される新型車両によって置き換えが進められることでしょう。ということで、手遅れにならないうちにこっちも記録。
江ノ電最古参の300形が検査を受けて運用に復帰し、久々にペンキ塗り立ての綺麗な車体で走りました。この車両も製造から60年近く経っていますから、次の検査は無いと思った方が良いでしょう。今年の8月は例年に増して悪天候が続きましたが、幸いにもこれは晴れの日に撮ることが出来ました。
※世の中の出来事:トランプ大統領と白人至上主義者の擁護問題、北朝鮮ミサイルとJアラート
<9月>
所用で新潟へ行く用事があったので、これまた例によって夜はカメラを持ち駅で電車を撮影。新車E129系の投入が進んで、かつての主力115系はほとんど見ることが出来なくなっていました。485系と合わせて国鉄形車両の楽園と言われたこの地でも、世代交代はかなり進んでおりました。
京急では最新鋭で未だに製造が続いている新1000形ですが、初期製造グループは落成から15年が経過したことから、遂に本格的な更新工事が始まりました。外観はさほど変化が無いものの、内装は結構手が加えられて雰囲気は一新されました。いやはや…この車両も今や中堅の年頃なのですね。
※世の中の出来事:北朝鮮の核実験、桐生が100m走で日本人初の9秒台
<10月>
臨時列車ながら日曜を除いてほぼ毎日運行されている、リニア新幹線建設に伴う残土輸送を撮りに行きました。今では貴重なDE10の牽引で、「静かでクリーン、環境に優しい鉄道」を身をもって示す写真が撮れました。いや〜それにしてもこの排気ガスは凄まじいですねぇ…ちょっと酷くない?
白一色という非常に面白みのない西武多摩川線の新101系に、開業100周年を記念して伊豆箱根鉄道駿豆線を模した装飾が施されました。単純に青い帯を巻いてヘッドマークを付けただけでも、だいぶ見栄えが良くなりますね。ちなみにこの編成は来月から多摩湖線で走るそうな。
※世の中の出来事:カズオ・イシグロにノーベル文学賞、衆議院選挙
<11月>
各地に残る国鉄形ディーゼル機関車の淘汰を目的として、新型DD200の試作車が試運転を始めました。実物を見ると想像以上に格好悪く、このデザインはもう少し何とかならなかったのかと叫びたくなるほど。私が知る限り、最も見栄えがよろしくない車両だと思います。これはもうあんまりだ。
所用で那覇に行きましたので、またまた例によって合間にカメラを握りました。モノレールとはいえ、現在沖縄で唯一の鉄道ですから、結構楽しみにしておりました。夜はラッピング編成を3種カメラに収めることが出来まして、乗るのも撮るのも結構楽しかったです。浦添延伸時にはまた乗りに行きたいですね。
※世の中の出来事:ジンバブエ・クーデター、日馬富士事件
<12月>
新1000形に新たなグループが登場。ステンレス車体に全塗装という、ぶっちゃけ時代の流れに逆行しているとしか思えない仕様の車両が製造されることになりました。さらに落成時の試運転では側面が塗装されないままで走り、ほとんど真っ白という実に違和感のある姿を大衆の目に晒しました。
西武多摩川線開業100周年記念キャンペーンの第2弾として、いわゆる赤電の塗装を復刻した編成が登場。とりあえず12月中は多摩川線ではなく多摩湖線で運用されていますが、来月からは青帯編成と交代で多摩川線に行くそうな。白一色のつまらない被写体から一転、バリエーションが増えました。
世の中の出来事:※羽生永世七冠、新幹線重大インシデント
既に何回か書いた通り、今年は夏後半の悪天候を見越して早めに手を打ちましたので、この趣味は結構充実して楽しむことが出来ました。特に印象に残っているのは四国旅行ですが、真っ白な新1000形もなかなかのインパクトでした。あとは、烏山線・牟岐線(徳島駅)・只見線・磐越西線(新潟駅)と、意外にキハ40系を撮る機会にも恵まれました。来年も引き続き地方路線に目を向けていきたいと思います。
明日ブログ移転についてお知らせを書きますが、それを除けば、2017年の更新そしてこのブログの更新はおしまいです。6年間たくさんの方にご覧いただけたことについて、ここに御礼申し上げます。
それでは、どうぞよいお年をお迎えください。
|
鉄道
[ リスト | 詳細 ]
鉄道全般に関する記事又は複数の会社にまたがる撮影記
|
2017年もあっという間に過ぎ、残すところあと数日となりました。一年を振り返る恒例行事はもう6回目。今年は夏場の悪天候を見越して早めに手を打ったため、去年までと違ってあまりイライラせずにこの趣味を楽しむことが出来ました(笑) それでは、例によってまず1月から6月までを見ていきます。
<1月>
2017年ということで、新1000形1017編成の前面にある車番に2のシールを付けて、2017編成として数日間運転されました。実に安直な発想で、フォントが他の数字と全然違うという手抜きぶり。来年は2018年ですから、2011編成に何か装飾が施されるのではないかと期待しています。
関東を走る最後の国鉄形気動車、烏山線のキハ40形を撮りに、気温-10℃の栃木県内であちこち歩き回りました。キハ40系は馴染み深い車両ですが、今まであまり撮っていなかったし、3月のダイヤ改正で引退ということで、思い切って足を運んだ次第です。当地を走る3色全てが撮れました。
※世の中の出来事:箱根駅伝で青学三連覇、トランプ大統領就任
<2月>
人気のリバイバルカラー、2011編成が重要部検査を受けて試運転を実施。当初は2013年から2年程度とされていた運行期間も、結局3年も延長されて今日に至っています。2000形は今年度中の引退が見込まれており、定期検査を受けて試運転として走る姿はこれが最後となりました(おそらく)。
新幹線の検測車両、East iを初撮影。ビル影が長くせり出してしまいましたが、何とかごまかせてホッとしました。E3系も多くが引退し、同系ベースのEast iも老朽化による引退が噂されています。意外に頻繁に走ってはいるものの、いざ狙って撮ろうとすると難しい被写体だと言えるでしょう。
※世の中の出来事:日米首脳会談、金正男暗殺
<3月>
前月に引き続き、新幹線の検測車両。今度は知名度抜群のドクターイエローを定番スポットで撮影しました。金網越しだったため撮影にはかなり苦労しましたが、東京近郊では他に良い撮影地がないので妥協。こちらもベースの700系が数を減らしていることから、引退が囁かれています。
元々2本だけという少数派の209系1000番台。元々異端的な存在ではありましたが、常磐線〜千代田線〜小田急線の3社直通運転開始により、活躍の場が激減してしまいました。撮影できるのは実質的にラッシュ時のみということで、思い立ったが吉日と自らに言い聞かせて早起きしてきました(笑)
※世の中の出来事:朴槿恵大統領失職、森友学園問題の証人喚問
<4月>
横浜市営地下鉄に久しぶりの新型車両が登場。従来の車両のマイナーチェンジという位置付けで、デザインも以前投入されたグループのものを踏襲していますが、中身は色々と新機軸が採用されて新しくなっているそうな。しかしまだ1本のみしかいないので、なかなか乗るチャンスがありません。
荒川線で53年間もの長きにわたって活躍してきた7000形が遂に引退。車体こそ1977年に載せ替えられましたが、足回りは実に古めかしいものでした。しかし、転んでもただは起きないのがこの車両。車体は再利用され、足回りは最新のものに取り替えられて7700形として再生しました。
※世の中の出来事:サンクトペテルブルク爆破テロ、米軍のシリア空爆
<5月>
2泊3日で前々から計画していた四国旅行へ。高松と徳島で、JRとことでんを撮影しました。メインはJRで、勢力を減らした徳島のキハ40系や、大規模な更新工事が進んで消滅寸前の121系などを撮ることが出来ました。また、2日目の夜には検測車443系という珍客を見ることも出来ました。
京急ファンなら絶対に外せないのがことでん。この路線を撮影するのは今回が初めてで、京急のお古を中心に長尾線と琴平線で色々とカメラに収めました。一番撮りたかった1070形は、普段あまり動かない予備編成も来て2本とも撮ることが出来ました。次回はもう少し郊外にも足を運びたいですね。
※世の中の出来事:フランス大統領選挙、英マンチェスター自爆テロ
<6月>
どこからどう見ても、需要がありそうには思えない横浜線の臨時特急。横浜から甲府や松本に行く客がどれほどいるのかと思いますが、しぶとく走っているということは走らせる意味があるのでしょう。しかし車両の老朽化やホームドア設置により、この列車も廃止になるのではともっぱらの噂。
【京急 朝ラッシュの撮影】
前々から撮ろう撮ろうと思って先延ばしにしていた、京急の朝ラッシュの撮影。ちょうどこの頃1500形初期車が1本検査を出たので、今では割と珍しくなった本線運用でも撮ろうと増結に入るのを見て出撃。この車両も登場から33年近くが経ち、本格的に廃車が出てもおかしくない年齢となりました。
※世の中の出来事:イギリス下院選挙、ロンドン公営住宅火災
今年前半で一番大きかったのは、やはり四国旅行だったと思います。古巣の京急でも2000形の試運転や1500形の増結運用など、枚数は少ないながら以前より撮りたかったものが撮れました。
さて、明日は今年後半分ですが、前半分で既に大半を持って行かれてしまったような…(笑)
|
|
最近は、日本の鉄道会社が台湾鉄路管理局と共同でキャンペーンを展開するケースが増えており、日本のあちこちで台湾デザインの車両が走っています。いずれも日本ではあまり見ない塗り分けで、海外の鉄道車両の雰囲気を味わえるのはなかなかに新鮮です。
JR四国では、台鐵800型を模した8000系が、特急「いしづぢ」「しおかぜ」に運用されています。こちらは今年3月末から来年2月末まで走る予定で、これも結構目立つ色合いですね。
ちなみに、台湾では東武・京急・四国デザインの車両が走っている(走っていた)そうですね。チャンスがあったら見てみたかったのですが、まあそんな機会は案の定ありませんでした…(笑)
ちなみに、西武でも新宿線系統でラッピング電車が走っていますが、個人的にこのデザインは全然魅力を感じません。前面にはLAIMOというキャラクター(漫画かアニメでしょうか?)、側面には観光地のイラストが貼られているようです。しかし、黄色い車体にゴチャゴチャしたものが描かれているだけとしか思えず、中途半端な感じが否めません。(旧)2000系では風前の灯火となった前面行先表示が幕式の2007Fに施されていますが、別にこの編成にしなくてもいいじゃないかという気がします。こちらは2019年末までの予定で、結構長く走るのですね。
こうして見ると、当たり前ですが日本とは少しセンスの違うデザインだと改めて感じます。別にこれは悪いことではなく、たくさん走っている電車のうち1本くらい外国のカラーにするのも悪くはないと思います。
距離的にも価値観的にも、台湾は日本に近いので、私も一度は訪れてみたい土地です。
|
|
8月半ばころから9月にかけて、曇天続きで気が滅入る…という話は、ここのところ毎年のように繰り返している気がします。ざっと振り返ってみたところ、2013年まではそれなりに晴れの日が続いていたのですが、2014年からはやけに湿度が高く天気の悪い日の連続で、去年は9月頭から10月上旬まで太陽が出て来ない日々が続きました。今年は梅雨・猛暑日・謎の長雨が全部前倒しで来ている感じです。
夏休みシーズンに曇天・雨天が続くと、日中の鉄道写真撮影がほとんど出来なくなるので、撮り鉄としては困ったものであります。特に昨年は、期間限定の被写体をどうやって押さえるかということに頭を悩ましたので、今年の私は同じ失敗を繰り返さないよう先手を打つことにしました。
それは、4月下旬から梅雨入りするまでの間になるべくお出かけし、枚数を増やしておくということです。太陽高度は夏至の6月下旬がピークで、7月や8月は日に日に太陽が低くなっていきます。逆に4月や5月は日に日に太陽が高くなるシーズンで、4月下旬と8月下旬はほぼ同じコンディションの光量が得られますから、まだ晴れの日が多そうな春の終わり頃になるべく回収しちゃおうと考えたのです。
昨年のような特別装飾はありませんが、今シーズンは京急のラッシュ(特に上り列車)もきちんと撮っておきたかったので、重い腰を上げて何回か撮りに行きました。今年は空梅雨で7月でも晴れの日が多かったので、7月頭でも順光の写真をカメラに収めることが出来ました。朝ラッシュの写真はまたいずれ別の機会に載せようと思いますが、やはり5月くらいに撮っておいて良かったと今思うのです。
今年は8月全体が曇りや雨だらけで、まあこれは例外だと信じておりますが、来年以降も夏休みシーズンの晴天にはあまり期待しない方が良さそうに思います。なかなかスケジュール的に動きづらいですが、4月下旬から6月上旬の間に少しずつ撮り貯めるというのが良いかもしれません。
さて、秋分を過ぎた頃、遅くとも10月にはまた(比較的)安定して晴れるようになるでしょう。今度はギラギラの夏と違って光が柔らかくなりますから、これはこれで楽しみです。本当に冬になっちゃうと、都心部ではビル影だらけで何も撮れなくなってしまいますけどね(笑)
|
|
鉄道趣味というのは、究極的には「将来無くなるもの」を追いかける趣味だと言えると思います。撮り鉄の場合、「この車両は将来無くなるだろう」ということを必ず意識するものです。そのことを全く考えずにカメラを握っている人は、皆無だと断言して良いでしょう。古い車両に人が集まるのも道理であります。
しかし、そういうものを見て喜ぶのは、基本的に一部のオタクだけというのもまた事実であります。
古い車両というものは、当然ながら老朽化が進んで乗り心地等が悪くなっているものですし、また設計が今の時代に合わないことも多くあります。前者の場合は、走行時に軋む音が目立ったり、不快な衝動が頻繁に発生したり、すきま風が入ってきたり、クーラーから水が漏ったり…。
私が一時期文句を言っていたのは北総の7260形で、足が遅く乗り心地も悪いこの車両には辟易していたものでした。被写体としては人気の高い車両でしたが、都営浅草線を毎日使う身にとっては大外れでした。これが引退するころには浅草線を使わなくなりましたが、やっと消えてホッとした記憶があります。
設計が今の時代に合わない例としては、最も分かりやすいものだと非冷房車が挙げられます。1970年代以前は都市部でさえ非冷房の車両が多かったようですが、1990年代以降は大半が冷房付になりました。しかし、北海道や東北の一部では未だに冷房のない車両が走っています。これらの地域は夏でも比較的涼しく、本来窓を開ければ十分なのですが、近年はそうもいかなくなっています。今月の北海道は最高気温が35℃前後にまで達する日もあり、北の大地でもクーラーが必需品となりつつあります。
冷房以外にも、座席の設計、和式トイレ、環境に優しくない走行機器など、時代に合っていない部分は多くあります。最近私が特に気になったのは、中央線の115系300番台。この車両は国鉄時代から続く青と白の塗装が人気でしたが、内装は編成によって違いがあり、写真のようにリニューアルされていない場合は辛いものでした。一番きつかったのはボックスシートの間隔で、頑張って詰めても前の人と膝がぶつかり、結局4人席に2人しか座れなかったことすらありました。この時はかなり混んでいたので、ちょっと心苦しく思いました。115系が登場した頃は、日本人の体格が今より小柄だったのかもしれませんが、それから半世紀が経った現代では明らかに時代遅れでありました。
古い車両の時代遅れな点というのは、どうもなかなか表現しにくいのですが、先日徳島で「ああ、これは一目で分かるかな」と思える1枚が撮れました。徳島運転所で入換中のキハ185系で、かなりの白煙を上げているのが分かります。気動車だとこれくらいの煙を吐くのは当たり前という気もしますが、最近製造された1500形等はずっと煙が少ないですから、キハ185系は随分環境に優しくないと言えます。隣にいるキハ40系よりはデビューが10年ほど若いものの、両方とも製造から30年以上が経過した国鉄車両。現代の車両と比べると、その差は当然ながら歴然としています。
旧型車両というのは、たまに乗ったり撮ったりする分には楽しいものですが、毎日のように利用する客からはありがたくない存在です。普段使う方々は、乗り心地が悪い・足が遅い・気動車なら排ガスがものすごく多いボロ車両程度にしか思っていないでしょう。これを毎日運転し、保守点検を行なうスタッフからしても、性能が悪くて手間がかかる車両はさっさと引退させたい…というのが本音でしょう。また、ランニングコストや維持費が高くつくので、経営者にとっても頭が痛いのではないかと思います。
結局のところ、旧型車両というものは趣味で鉄道の周りをうろつく一部のオタクにしか珍重されず、基本的には大半の人から敬遠されているというのが事実であります。いすみ鉄道みたいに動態保存レベルまで行けば別ですが、ああいうのはあくまでも特殊な例。ある特定の層のオタクは、すぐに保存保存と大声で喚きますが、パソコンやスマホの画面だけではなくてもう少し現実を見るべきだと思う次第です。
|



