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基本的に欧州における木造住宅の断熱材はほとんどグラスウールです。
これは環境、安全性、耐久性などよりグラスウールしか有り得ないからです。石油から作られた断熱材が一番良いものと言った間違った知識を流布されている国は日本だけではないでしょうか?
環境について
グラスウールはフロンガスを使用していません。また原材料の80%がリサイクルガラスです。一方、最近ではノンフロン系のものも一部流通していますが、ほとんどの発泡プラスチック系は発泡剤としてフロン系ガスを使用しています。しかもこれらの発泡ガスは、徐々に空気と入れ替わり、大気中に放出されていきます。その結果、断熱性能がどんどん低下するだけでなく、放出されたフロン系ガスが大気中のオゾン層を破壊し、炭酸ガスの何千倍もの力で地球温暖化を促進し、私たちの生活に大きな脅威となっていくのです。
耐火性について
ガラスを主原料とするグラスウールは燃えません。それに対して発泡プラスチック系は燃えやすく、青酸ガス、シアンガスのような有毒ガスを発生したり、炎をあげて燃えたりするものもあります。従ってこのような有毒ガスを発生させる断熱材は、欧州の多くの国が使用すべきでない断熱材と規定しています。
シロアリ被害
グラスウールは、シロアリの食害に強い断熱材です。一方発泡プラスチック系は食害を受けやすく、シロアリの食害を受けると断熱材に隙間ができ、断熱性能の低下をまねくばかりか、住宅の耐久性も損ねることになります。
科学的安定性
グラスウール断熱材は、長期にわたり性能を維持できます。一方発泡プラスチック系は、経年劣化が起こりやすいため、長期にわたる性能維持が難しく、住宅の耐久性を損なう場合があります。
グラスウール断熱材は、経時変化による断熱性能の低下がありません。しかし発泡プラスチック系は、気泡内のフロン系ガス拡散により、徐々に空気と入れ替わります。発泡プラスチック系に使われるフロン系ガスは空気よりも低い熱伝導率であるため、空気とフロン系ガスの置換に比例して断熱性能は低下します。断熱性能は製造直後の性能の65%程度まで低下するものもあります。
また、塗料や化学薬品が断熱材についた場合はグラスウールはほぼ問題ないが、発泡プラスチック系断熱材は収縮や溶解が起こります。また対衝撃性においてもグラスウールは復元しますが、発泡プラスチック系断熱材は復元できません。
(断熱材のHP参照)
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