鎌倉だより

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読書の秋・・・・

秋もすっかり深まってきましたね。ついこの間まで猛暑、残暑が話題になっていましたが、朝夕はもう寒いと言って良いくらいに・・・・

芸術の秋、読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋。いろんな秋がやってきましたね。

横浜トリエンナーレの話しで芸術の秋の話題はアップ出来ましたが、お次は読書の秋です。

このごろ本をじっくり読むことが少なくなってきてしまいましたが、若い時分は結構読書が好きでした。

そのころ好きだった作家は、梶井基次郎、安部公房、そして中上健次。

中上健次が読みたくなり本棚をあたってみました。



イメージ 1
                                中上健次



作品も結構持っていたんですが、あらためて読もうと本棚を探すと、随分見あたらない本がありました。文庫本って、どうしても扱いがぞんざいになってしまい、よく持ち歩くこともあって、ボロボロになったり、どこかに紛れてしまったりしちゃいます。

ちょっと前、静岡の古本屋さんでこれをゲットしました。


イメージ 2


中上健次の「地の果て 至上の時」です。

「岬」「枯木灘」「地の果て 至上の時」の、いわゆる紀州三部作の最後を締めくくる大作です。

もちろんこれも持ってました、文庫本で。でも古本屋で見かけてつい手が伸びてしまいました。500円でした。

箱入りで、帯もついていましたが、中のカバーは見あたりません。なくなったのか、最初からなかったのかはわかりません。

芥川賞受賞作の「岬」から「枯木灘」、「地の果て 至上の時」と続く、主人公秋幸と彼を取り巻く濃い血で結ばれた一族、因縁深くズッシリとのしかかっている強烈すぎる実父。そして独特の風土と歴史を持つ「紀州」が圧倒的な存在感を持って描かれている三部作は、最初は若い私には重すぎてなじめないところがありました。

中上健次は性描写もなかなか強烈です。若いときにはそれに少々辟易したところもありましたが、歳を重ねて読み返して行くと、文章の素晴らしさ、物語の持つ力強さ、中上健次の紀州に根ざしたバックボーンの凄まじさに打ちのめされて、すっかり虜になってしまいました。


古本屋の棚でこの本を見かけ、思わず買ってしまいましたが、家に帰ってを見ると初板でした。箱も色あせ少々変色していましたが、なかなか良い買い物をしたような気になりました。


そして今度は「枯木灘」を読もうと本棚を見ましたが、ありません。

文庫本があったはずなんですが、見あたりません。

こうなると、読みたい指数は俄然アップしてきます。もう読みたくて仕方ありません。


イメージ 3


買っちゃいました。文庫本です。

「枯木灘」もう三冊目です。

紀州三部作の中でもこれが一番好きかなぁ・・・

読み始めましたが、冒頭から珠玉の文章が並んでいます。


読書の秋を満喫しましょうか・・・・

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