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文化の日から3日間、円覚寺では宝物風入が行われ、普段拝観出来ないものが見られたり、入れないところまで入れたりします。 円覚寺にある「舎利殿」は、鎌倉唯一の、と言うより神奈川県唯一の国宝建造物です。 昔、鎌倉にあった太平寺というお寺のお堂を円覚寺に移築したもので、関東大震災で倒壊したものをその材料で建て直したものです。 禅宗様を代表する建造物で、規模は小さいですが、造りと云い、プロポーションと云い、とても優れたもので、国宝に値する見事な建造物です。 「舎利殿」は、秋の宝物風入の時と、ゴールデンウィークの頃、そしてお正月にも特別公開があります。 特別公開と云っても、普段門から奥に入ることができないのところを、門の中に入って舎利殿に近づくことが出来るだけで、舎利殿の中に入ることはなかなか出来ません。 舎利殿の正面 門の中に入ると、これくらいは近づくことが出来ます。 美しいプロポーションです。 屋根は柿葺き(こけらぶき)です。薄い板を何枚も重ねて美しい曲線を作り出しています。 桂離宮の書院も同じ葺き方です。 鎌倉期の建造物は完成された美しいプロポーションが特徴とも言えます。 屋根を支える組み物がビッシリと並んでいます。 この密な組み物も禅宗様の特徴です。 さすが神奈川県でただひとつの国宝建造物です。 鎌倉に、と言うか神奈川県にひとつだけしか国宝建造物がないとは少々寂しいです。 奈良県には60以上(京都より多いです)の国宝建造物があるのに・・・・ さて、ここからは少々貴重な写真です。 舎利殿の内部です。 舎利殿内部は公開されていませんし、特別公開の時にも内部には入れません。 これは、5年前に、神奈川建築士会湘南支部の見学会で、舎利殿の中を見ることができたのです。 これにはさすがに興奮しました。 上の写真は手持ちで頑張って撮ったんですが、内部は暗すぎて少しブレてしまっています。 これでもまだましな方です。 仕方なくストロボを焚きました。 やはりストロボは焚かない方がイイですね。 内部空間は天井等は張っておらず、構造材がむき出しです。 建物が小さいこともあって、構造的にダイナミックな空間とは言えませんが、室内側にも組み物がビッシリと詰められていて、すごく濃密な空間です。 イイですねぇ・・・・ 内部空間も素晴らしく、これが公開されていないのはもったいないことです。 ただ、建物が小さく、ここに大勢の人が出入りするというのもちょっと難しいかも知れませんね。 実は、舎利殿の後ろにはもう一つお堂があります。 「開山堂」です。 その開山堂の裏の山から撮った写真です。 そして内部。 開山堂の中はこんな感じです。 雲水が座禅をする場所のようです。 裏山にはこんなものも 舎利殿の裏側はこんなふうになっています。 普段は見ることができない領域です。 建築士会に入っていて良かったなぁ、と思いましたねぇ・・・・
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2011年11月05日
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