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暗闇の 彼方に光る一点を 今 駅舎(えき)の灯と 信じつつ行く GR DIGITAL2 / RICOH, manual mode, 3:2 normal, NR(-) f:5.9mm(28mm), F:5.0, Tv:1/125sec, ISO:200, WB:daylight editored by GIMP2.4:layer-manipulation, re-size 25%, Jpeg0.96/213kb 〔画像をクリックすると、拡大してご覧いただけます ↑ 〕 降旗康男監督 1981年公開作品 脚本家の倉本聰が、北海道各地の「駅」をめぐる旅の中で、 この物語の構想は練られていったという。
・離縁を告げた妻と幼い息子に、駅弁だけを持たせて見送った、雪の銭函駅
「駅」という場面に、これほどこだわった映画も珍しい。・石炭積載所の片隅にひっそり建つ、カマボコ屋根の上砂川駅、 ・幾つかの人生に、ここで転機は訪れた・・・ 乗換えの留萌駅 ・そして、古びた食堂と旅荘が待っているだけ・・・ 最果ての増毛駅 孤高の刑事を演じた・主演 高倉健、・・・ 共演にも錚々たる役者が名を連ねてはいるが、 特筆すべきは、これらの「駅舎」たちが、作品に於いて果たした役割である。 映画撮影に適した駅舎を "ロケハン" して選んだのではなく、 脚本家・倉本聰が訪ね歩いた「駅舎」をモチーフに、物語は織り上げられていった・・・ それぞれの駅舎の印象が、決して「とって付けたような」軽々なものではなく、 画の中で確かな存在感を放っているのは、脚本が生み出された経緯にも拠るのだろう。 ちなみに、脚本に織り込まれ、実際にロケまで敢行されたものの、 本編では残念ながらカットされてしまった、「幻のシーン」の舞台となった駅がある。 夜更けの増毛駅を発った三上刑事が辿り着いた早朝のホームには 12年前の冬、銭函駅で別れた妻 直子が待っていた・・・というプロットらしい。 "雪の名手" 木村大作が、一体どんな「終着〜札幌駅」をカメラに収めたのか? 残念ながら、その貴重なフィルムは もう残されていないという。 写真は、晩秋の只見駅構内。
小生が訪ねた中で、昭和50年頃の増毛駅に最も近い雰囲気を湛える "駅station" . |

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出会いや別れ、そこで行きかった感情を秘めて駅そのものが表情をもつような気がします。
すてきな駅ですね。
倉本さんご本人もとても素敵な方でした。
2008/12/21(日) 午後 9:03 [ - ]
こんばんは!お久し振りです。
実は、その札幌に夜行列車が到着するシーンを撮影した列車に、乗ってました。
急行利尻、もしかすると大雪かも…。が札幌に着いたら急に『そのまま、そのまま動かないで〜〜!映画撮っているので協力してくださ〜い!』ってことで、車内のカットを5〜6分くらい撮りましたよ。
すぐにスタッフを捕まえてタイトルを聞いたら、「健さんの駅」という事で、公開を楽しみにしていたのですが、カットされたみたいですね。ちなみに、その時は高倉健さん、いしだあゆみさんもお見かけしませんでした。 懐かしくって長くなり、失礼しました。
2008/12/21(日) 午後 10:35 [ ネコ鉄 総裁 ]
こんばんは。お久し振りです。駅はその地域の歴史を圧縮したようなものと言っても良いですね。
写真の只見線は元々、ダム工事用の路線として発足しましたから各駅に側線と資材置き場の名残がありますし、私の住んでいる近くの寒川駅も砂利の積載場としての名残がありました。
2008/12/21(日) 午後 10:44
素敵なブログですね。
この朝日の日曜版は深く読んではいませんでしたので、改めて読み直してみてわかりました。高倉健さんと舟歌はここで繫っていたのですね。更に、この記事を書いた小泉記者は、2カ月ほど前、寅さんシリーズの連載を担当し、「いしだあゆみの記事」で、私を感動させた人でもありました。
駅舎って、本当に様々な個性を放ち、深い味わいがあると思います。
2008/12/21(日) 午後 11:31
ブルーさん> 「北の国から」然り・・・倉本さんの脚本は、ユーモアとウィットに富みながら
締めるべきところを締め、ホロリとさせてくれるので、小生も とても好きなのです
2008/12/22(月) 午前 0:20
ネコ鉄総裁さん> 貴重なお話をありがとうございます。
映画では、高倉健さんの「深川3時56分か・・・やっぱり待つなぁ」といったセリフがありました
その夜行列車は、宗谷本線からの「急行利尻」ではないかと考えていたのですが
なるほど、網走方面からの「急行大雪」という選択肢も、もちろん有った訳ですね
駅station・・・居酒屋「桐子」に於ける、倍賞千恵子さんとの長回し名場面が有名ですが
映画全編としては、かなり緻密な編集/カット割りが為されていたように思います
ほんの些細な1カットのためであっても、2nd unit が撮り回っていたのかもしれませんね
残念ながら 映画本編には採用されなかったとのことですが、
「幻のシーン」の存在を裏付ける貴重なコメント・・・ありがとうございました。
2008/12/22(月) 午前 0:21
転車台さん> ダム建設資材運搬の役割を担った只見線と
水産物・海産物運搬の役割を担った留萌本線
路線の成り立ちがよく似ていますね
ただし留萌本線は、石狩平野へ路線が延伸することはありませんでした
日本海から吹き寄せる冬の風雨・・・海沿いの厳しい条件ゆえでしょうか
2008/12/22(月) 午前 0:21
alf さん> ありがとうございます。
「駅station」は、小生が最も好きな映画です。 my best 1 と言っても過言ではありません
それだけに一昨年の12月、まさに「駅station」の季節に この新聞記事が載ったのでびっくりしました
八代亜紀さんの「舟唄」も、この映画がきっかけで有名になったとのことです
2008/12/22(月) 午前 0:22
駅、霞にけぶる山、田舎の風景、この1枚は、私にさまざまな記憶、感情をよみがえらせます。感動ってこういうのもありなんだ?
ぽちっとしました。
2008/12/23(火) 午後 5:36
ローズさん>この駅は何度訪ねても心を洗われる思いがします
1日3本しか列車で到達することができません。特急列車も走りません。
都会から3時間かかります。
2008/12/24(水) 午後 9:00
上砂川駅のホームで汽車待ちをしていたとき、しみじみと「あそこから、甚八さんが現れるんだな・・」と、もはや無用でしかない多数の待避線を眺めたりいたしました。
只見線。必ず今年、訪れたいと思います。
素晴らしいお写真、本当にありがとうございます。
(ポチ、させてください)
2009/2/15(日) 午前 2:22
VF甲府さん> TBありがとうございます。
駅station のロケ地、一度は訪ねてみたい駅ばかりですが
昭和50年頃とは、もうすっかり風景が変わっているのかもしれませんね
そもそも、時代が違いますよね
映画のイメージを、作品の中だけで楽しむのも、ひとつかもしれませんね
2009/2/15(日) 午前 8:56
いしだあゆみさんの泣き笑いのシーンがずっと記憶にあって、いつかみたいと思ってました。
先月CATVで録画して。これがラストシーンかと思ったらファーストシーン。
期待が大きかっただけに。
自分も弱い人間なのに(だから?)、高倉健さんの役にあまり共感できませんでした。(最後はまた警察官に踏み留まったのだから強いのか?)
2009/8/21(金) 午後 9:36
いしだあゆみさんが登場するはずだった 札幌駅でのラストシーン
そのフィルムが残されていないのが とても残念です。
倉本脚本では、「銭函駅」ではなく、「桑園駅」
「上砂川駅」ではなく、「歌志内駅」 を想定していたようなのですが
「絵になる駅でロケを張る」・・・という、カメラマン・木村大作氏の一存で
ロケ地は差し替えられたとのことです。
曰く「この映画が公開されれば、銭函も上砂川も メジャーになる」
2009/8/22(土) 午前 0:29
レスありがとうございます。役というより最後警察官と仕事に悩むところでしたね。
2009/8/22(土) 午前 7:59
家族を省みることもできぬほど警察官の職務に邁進し、
ボロボロになってゆく三上刑事の境地を
マラソンの円谷選手の遺書に重ね合わせるプロットは
秀逸でありました
2009/8/23(日) 午前 0:12