てつどう

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sigma DP1s/DP2s

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ein Klavier verkaufen

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sigma DP2s
f:24mm(41mm), F3.2, Tv:1/40sec, ISO:100
toycamera standalone XP



実家のピアノを処分するというので、搬出作業の立ち合いに呼ばれた。
家族にお稽古へ通っていた者がいたけれど、長らく誰も弾かない状態が続いて、
調律もできないし場所も塞ぐので、業者さんに引き取ってもらうことになった。

お別れになにか1曲弾いてあげようと思ったけれど、
私は正式に習ったことがないので、譜読みができない。
まず右手に覚え込ませて、次に左手に覚え込ませて、せーので弾くスタイル。
だから指が忘れてしまったら、もうどうにもならない。
せめて1枚だけでも撮っておくことにした。

アップライト式のピアノは、最盛期には国内で年間20万台ほど出荷されていたけれど、
電子式ピアノを入れる家庭が増えて、近頃では年2万台ほどしか生産されていないらしい。
このような中古ピアノの多くは、中国や東南アジアへ輸出されるのだと業者の方から伺った。

残念ながら弾く技術は身に付かなかったけど、このピアノが無かったら
マイケル・ナイマンや、アンドレ・ギャニオンや、ヤン・ティルセンの音楽に
興味を持つことは無かったのかもしれない。

さようなら。今度はどうか良い弾き手に巡り会えますように

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Sigma DP1s
Toycamera Stadalone XP



ブログ綴りを辞めてしまった、ちょうど次の日にアップロードされた動画

私が離れていた5年間に、この作品は世界中で700万回演奏されていたことになる


私にはこういう優れたものを創ることも奏でることもできないけれど、

こういう佳い作品の存在を、10人くらいのひとに広めることならできる

その可能性はたしかにあったはずなのに



♪Nuvole Bianche / Ludovico Einaudi     (performed by Alexander Flemming)





曲名の邦訳は 「白い雲」

sigma DP2s近況報告

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Nikon D90 / Ai AF Nikkor 28mm F2.8D
Toycamera Standalone XP



Nikon D90同梱のズームレンズ18-105をドナドナした、と綴りましたが、
Nikkor18-105の出番が少なかった、というのは正確ではなくて、
そもそもD90の稼働機会が、ある時期を境に激減してしまったというのが本当だったりします。

諸悪の根源はこの子、sigma DP2sです。
2010年の秋、清家冨夫さんの個展で目にしたDP2による作品が素晴らしくて、
ほとんど衝動買いに近い勢いで購入してしまったのがこのカメラ。

ブログをお休みしている間も常に携行していたのはこの1台で、
調べてみたら通算37000shotくらいになっていました。
フードアダプターとφ46mmフィルターで鏡筒を防護してきたおかげか
ゴミの混入など、撮像機能そのものに問題はありません。

ただし、電源を入れた際にフリーズすることがたまにあって、
バッテリーを入れ直して電源ボタンを長押しする手順を踏めば復旧するのですが、
「そろそろ次のコンパクトデジカメを考えて下さいね」というサインかもしれません。

でも、換算41mmを得られる単焦点のコンパクトデジカメって、結局DP2xしか見当たらないのですよね。
生産終了しておよそ5年。補修部品の常備も2017年を目途に打ち切られるという話を仄聞しました。

今から中古品を探しても、状態の良いものはまず望めないでしょうし、
MerrillかQuattroいくしかないのかな?(でもそんな高画素数いらない)
うーん、sigmaさんがDP2xを再生産してくれたら嬉しいのですが・・・。

     *     *     *

ちなみに上の画は、DP2sのセットアップが完成した記念に撮った 5年前のもの。
以後ずっとこの姿で使っています。(という訳でFlickrからダウンロードして再掲しました)

そういえば、D90に28mmレンズを付けると ちょうど換算42mmになるんですね・・・
ちょっと大柄ですけど、この組み合わせでD90も使い潰してしまう手もあるのかな・・・

ノーベル文学賞

イメージ 1

sigma DP2s
Toycamera standalone XP



大江健三郎さんは、学生時代に2,3の著作を斜め読みした程度ですし、
川端康成に至っては、「雪国へ至る国境の長いトンネル」が、上越線の清水トンネルであること・・・
そして、代表作のひとつが、東京駅発着の特急列車になっていることくらいしか知りません。

自国の受賞作家ですらこんな具合ですから、他国の受賞作家の作品なんて読んだこともありません。
私にとってノーベル文学賞は、たぶん経済学賞と同じくらい遠い世界の出来事です。

    *     *     *

小説家の定義について、村上春樹さんは、エルサレムの地で次のように述べています。
「小説家とは嘘をつく職業です。その嘘は、巧妙かつ壮大であればあるほど多くの人から称賛されます。
そして、壮大な虚構を通じて世界の真実をおびき出し、人間の尊厳に光を当てます。」

この定義に従うなら、映画監督だって文学者の系譜に連なり得るわけで、
鬼籍に入って久しい黒澤明監督はもう無理だとしても、例えばスティーブン・スピルバーグ監督などは
ノーベル文学賞の資格が十分あるのではないかという気がします。
これなら私だって作品を知っていますし、ノーベル文学賞は近い世界の出来事になります。

    *     *     *

詩人としてのボブ・ディラン氏に差し上げるくらいなら、今回は異例中の異例になりますが、
ポーランドの故アンジェイ・ワイダ監督に追贈した方が良かったのではないかと思います。
もはや受賞式典に来てもらうことは叶いませんが、
スピーチの代わりに、最晩年の遺作 『カティンの森』 を上映したなら、
ノーベル文学賞の価値も、よっぽど高まったと思うんですけどね・・・。

あー、でもそんなことをしたら、KGB出身で柔道家の強いおじさまが黙っていないか・・・
うーん、結局のところ、思想的に多少のインパクトを世界に与えても、、
政治的にごく当たり障りがない、というのが重要な選考要件になるんでしょうね。

村上春樹 『雑文集』

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sigma DP2s
Toycamera Standalone XP



村上春樹ファンの皆さんにアンケートを取った訳ではありませんので、あくまでも推測の域を出ませんが、
今年もノーベル文学賞が空振りに終わって、安堵した愛読者は結構多いんじゃないかと思います。
作品を静かに耽読して思索を巡らせ、なにかしらの共感を得られた者同士で語りあう・・・
その猶予が、少なくともあと1年は与えられたわけですから。

村上さんにお会いしたことはありませんので、これも推測でしかありませんが
生きている間にノーベル文学賞を貰うことにはおよそ興味は無くて、その代わり
「時の洗礼を受け 自身の死後30年経ってもなお読み継がれる」 (from ノルウェイの森)
そういう普遍性を備えた作品を残したいというのが、氏の切実な願いではないかと

その可能性をもった作品はいくつかあるような気がしますし、未だに無いような気もします。
こればかりは、50年後の人々に訊いてみないとわかりません。

   *    *    *

毎年のようにノーベル文学賞の候補に挙がってはいますが
子どもにはとても読ませられないようなポルノ小説とか
並行世界を舞台にしたフィクションを延々書いてる小説家でしょ?
そういう評価もあると思いますし、必ずしも国民的な作家とは言えないでしょう。

ですが、この 『雑文集』 を読まれたら、氏に対する見方がすこし変わるかもしれません。

ジャズやクラシックやレコードプレーヤー(&スピーカー)について
かなりマニアックな蘊蓄を傾けています (ほとんど理解できなかったw)

その一方で、物語を書くことの真髄を語ろうとしています。
小説家として、かなり際どい企業秘密に当たるであろう部分も開陳しています。

そして、オウム真理教と地下鉄サリン事件について概説した文章の中では
(私の知る限り)最も本質に近いところを衝いているのがこの1冊ではないかと思います。

    *     *     *

カキフライについて語ることは、世界と自己との関係性を確かめることに他ならないと説いています。
カキフライについて400字詰め原稿用紙4枚分綴ることは私にはできませんが、
国鉄急行形気動車やSigmaのコンパクトデジカメなら、たぶん語ることができると思います。
「うん、それでいいんじゃないかな」 と、そっと励ましてくれるのがこの1冊だったりします。

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