ひまわりコンサート、の所以は、坂田明さんが鎌田實医師とベラルーシに一緒にミジンコを見に行ったことから話が始まる。〈坂田さんと言えばやはりミジンコ!)
ベラルーシ、はチェルノブイリ原発事故で国土の3割を放射能で汚染された国だという。
そこで坂田さんは、広大な国土がレントゲンマークでおおわれ、人も住めず、荒れ果てている景色を見る。事故後20年も経っているというのに…
鎌田医師は、「せっかく行くのだからミジンコを見るための顕微鏡だけではなく、楽器も持ってきてコンサートをやってよ」と言ったとか。
州立病院のホールでは、ロシアの方にもなじみのあるであろう「ひまわり」などを中心に選曲したと言う。
その後鎌田医師から支援のためのCD を作ることを依頼され、できたCDがこの「ひまわり」
このCDの収益金はチェルノブイリとイラクの医療支援に使われるとのこと。
そしてこのコンサート、ツアーとかではない。岩手、と言うところは不思議とジャズと縁が深い。
世界的に有名なジャズ喫茶が県内にあったりする。
その岩手のジャズ愛好家たちがコンサートの実行委員となってこのコンサートが開かれたということらしい。
私はこういっては大変申し訳ないが、特別なジャズファンとかではない。むしろ疎いほうだ、と思う。このコンサートも知り合いが協力していて、その知り合いに誘われていくことになった。上に書いたような経緯もパンフレットからの抜粋で、詳しいことを知っているわけではない。
さて、そのコンサート!そんなことを抜きにしても、ほんとにすばらしいコンサートだった。
坂田明のサックス、生で聞くのはもちろん初めて。圧倒された。
そして今回、目〈耳?〉を瞠ったのが、ヤヒロトモヒロのパーカッション!!
耳で聞いたものをうまく説明できない自分がもどかしいんだけど、すごかった。なんて陳腐な言葉なんだけど、ほんとにほかに言いようがない。
私は音楽って頭の中で色になったり形になったりするんだけど、今回聞いていて今まで平面で表れていた絵がぶわっと広がって立体になる感じを味わいました。
ピアノは薄い水色にほんの少し緑を足したような色で音が出るたびに反物を上に放り投げるような形が現れました。
ベースはスクリーントーンのような模様となって坂田さんのサックスの音に柄となって現れます。
パーカッションは時に火花のように、時に雪の結晶のように表れては消え、を繰り返す。
そして、坂田さんのサックスはその絵の中心にいろんな形となって流れていく・・・色は曲によって変わっていくんだけど、メインの色はミッドナイトブルー、つんざくような高音のときは先のとがった三角錐、リズミカルなメロディーではぽこぽこと連なる丸・・・
音を聞きながらそんな流れる絵を楽しみました。
CDのジャケットのサインは
坂田明さん
フェビアン・レザ・パネさん〈ピアノ〉
吉野弘志さん〈ベース〉
ヤヒロトモヒロさん〈パーカッション)
です。
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