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資料を整理していると「FS-A1 GT」のカタログが出てきた。折り目はついているものの、資料に挟まっていたおかげで発色は概ね良好。つくづくとカタログを眺めていると「哀愁のGT」という言葉が浮かんできた。 カタログの感想を書いた駄文があった。その頃のブログに掲載したのかもしれない。
夕陽のシルエットに浮かぶGTを想像して読むのも一興かもねw
哀愁のGT
カタログの表紙曰く、MSX View内蔵、MIDI端子搭載、16ビットの本格派MSXターボR。中を開くと「16ビットの技がそろった」「音で遊ぶ、文書を作る、ゲームを体感する−これがMSXワールド!」。具体的には、MIDI端子、デジトーク、カラーワープロ、グラフィックツール、ゲーム。さらにページをめくると話題のGUIをMSXで体験できるMSX View。
…訳が分からない。このカタログを渡されて、営業マンは深く嘆息する。暗澹たる気持ちで店頭のやりとりを想像する。
客 「MSX Viewってなんですか?」
営業「MSXでGUIが体験できるのです。」
客 「GUIって何ですか?」
営業「グラフィカル・ユーザー・インターフェースの略で、
今までDOSプロンプトからコマンドを打ち込んでいたのが、
マウスで簡単に操作できるのです。」
客 「カセット・ポン!でゲームしかやったことありません。」
営業「MIDI対応のゲームなら迫力満点です。」
客 「意味が分かりません。」
営業「今までのチープな音源ではなくMIDI音源が使えます!」
客 「MIDI音源を内蔵しているのですね。」
営業「別売です。SX-KN1000をお奨めします。198千円です。」
客 「他には何ができるのですか?」
営業「デジトーク、カラーワープロ、グラフィックツール。
従来のゲームもできます。」
客 「昔のゲームも持っていますが、全てできるのですか?」
営業「中にはできないのもあります。」
客 「その他は、旧機種のSTとどこが違うのですか?」
営業「同じです。STは87,800円、GTは99,800円です。」 営業は一人つぶやいた。
…このカタログはモノを売る気があるのだろうか?
自分ですら意味が分からない。製品の魅力も分からない。MIDIをMMLで扱える特徴から言えば、YAMAHAから売ったほうがマシかもしれない。
これはダメだ…コンシューマー相手の機種はこれが最後だろう。思えばFS-A1の時代はよかった。アシュギーネが懐かしい…。
重い脚を引き摺りながら、営業は家路をたどるのであった。
こんなに魅力のないカタログでモノを売るのは無理ぽ!(・∀・) |

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あ〜、これはいけませんね。やる気がないくらいならまだしも、これは別の意味を示しているかもしれません。
背景の手前側(GTが置いてある)には岩が、境界には何も無くその向こうにいきなり砂漠が広がっています。
これはもう都市伝説の領域です。しかも何を宣伝したいのかわからないのに、「別途消費税をお支払いください」だけは明確に記述されています。
これだったら哀愁のGTのボンネットにGTをのせたほうがまだ、営業の方も笑って済ませることができたと思います(ガクッ)。
[ dotallcafe ]
2014/7/31(木) 午後 10:42
「16ビット」「MSX View」「MIDI」…この脈絡のない三題噺のようなマシンを与えられて、営業マンは茫然としたでしょう。その無理やり感はカタログを作った側にも感じられます「どこがウリか分からない」。GTを作っている工場にも「オレたちは何を作ってるのだ?」とガダルカナルの密林に立てこもる兵士のような悲痛な思いだったかもしれません。
君たちの前には茫洋たる前途が開けている。前人未到の砂漠という前途がね。GT抱えて突撃しろ!最大の敵は、敵をみつけられない自分自身と知れ!…そう言い残して司令官はさっさと夜の街に消えたのでありましたw
[ kik**41010 ]
2014/8/1(金) 午前 5:55