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大半のMSXはカセットI/Fを装備していることは、100人中120人までが知っている。大阪のおばちゃんが混じっていると、挙手のアンケートに両手を挙げたりするので、こういうことが起こり得る。
さて、そのカセットI/Fの機能はカセットとのI/Fにとどまらない。カセットテープ自体が絶滅危惧種のおそれがあり、過去のテープもワヤクチャになりつつある現在、I/Fの活用を図り、MSXのいっそうの隆盛の一助に資することができればと考える所存であります。何を改まってるんでしょうね、私。
その手始めとしてやってみたのが、M2Mのダイレクト転送。今回使用したのは、SONYのHB-F900とナショナルのCF-2700。以下、ややこしいのでSONYを「A」、ナショを「B」と呼ぶ。
「A」で簡単なプログラムを打ち込み、「B」を「CLOAD」で待ち受け状態にした。おもむろに「A」で「CSAVE "TEST"」と打ち込むと、見事に「B」に「Found : TEST」と表示され、「A」から「B」のプログラムの転送に成功した。
下が、それぞれのマシンのディスプレイ。向かって左側が「A」、右側が「B」。今回はMSX標準の1200bpsの転送速度を使ったが、2400bps高速モードを使っても特段問題は生じないはずである。むしろ留意すべきなのは信号レベルである。
実は、「A」と「B」の間にアンプを仕込み、信号を増幅して「B」に転送した。使用したアンプは、例によって百均アンプ「ボリュームアンプ」。昔は「ボリュームあっぷ!」という別名もあったが、現在は統一されている模様。昔の機種とほとんど変更はない。付属のケーブルが3mから1mに短縮されたのと、ケースが若干大きくなったことぐらいである。ケーブルの短縮は、雑音軽減にむしろ役立っている。1mのケーブルも本当はもっと短くすれば、それだけで音質改善に貢献する。
MSXのケーブルはカセットI/F用の純正を使用。「A」側赤プラグをアンプの黒プラグに繋ぐ。オス・オス同士なので両端メスのアダプタを介して「後から前から」(1980年:畑中葉子)状態とする。
アンプ本体の出力ジャックに「B」側白プラグを繋ぐ。片方向の転送なら配線も以上だが、双方向の場合は同様にもう一組接続する。
このアンプ、S/N比は悪いわ、やたらゲインは高いわでオーディオファンからは不評であるが、オモチャアンプとしては出色である。以前の勤務先の近くに大規模百均?があったので、アンプをみつけるたびに店にあるだけ買っていた。今、買いに行こうとすると運賃に往復千円かかるので、まことにラッキー島倉千代子である。
アンプの出力は、少しずつVRを上げていけば最適点がみつかる。印でもつけておくといい。電池がヘタると最適点も変わるので、ACアダプターからの給電に改造するもよし。ICは12V耐圧だが、コンデンサの耐圧が低いので5Vにするよろし。それ以上出力を上げても今回の目的上、意味ないし。
カセットI/Fでダイレクト転送が可能になったが、これが何の役に立つのだろうね。それはまだ考えていなかった。
例えば、MSXのディスクは壊れたがカセットI/Fが生きているときに、他のMSXのディスクのプログラムをカセットI/F経由で転送できる。カセットテープへの録音を経ないのでお手軽である。
惜しむらくは、turboRなどのカセットI/Fのない機種である。ディスクが壊れたら、MSX1、MSX2よりも厄介である。RS232Cといった通信手段を確保する必要があろう。たいそうなこっちゃな。
【余談】
小さなディスプレイに読める程度の大きさの文字が表示されているでしょ?HBI-J1などで漢字対応にして、大きな文字にしてるんよ。こういうとこに気を遣うのが、日本の「おもてなし」(死語)ですなあ。死語にしたらあかんがなw(・∀・) |

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