サムライな日々

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日曜日の激闘から2日が経ちました。

前日の予選で13位、そして前戦シンガポールGPのペナルティで10グリッド降格があって、最後列からスタートしたシューマッハは、1〜2コーナーの大混乱をかいくぐって周回を重ね、一時は入賞圏内に顔を出す走りを見せてくれました。

ただ、タイヤに厳しいマシンの短所がここでも当然のように出て、最初に履いたハードタイヤを思いの外早く交換することを余儀なくされると、グロージャンのアタックを受けて後方に落ちたレッドブルのウェーバーにいつの間にか抜かれ、そして終盤はトロ・ロッソのリチャルドのすぐ後ろまで迫りながら抜くまでには至らず、入賞圏外の11位でチェッカーフラッグを受けるという惜しい結果に終わってしまいました。

かつてこの鈴鹿で6度の優勝を飾った皇帝にしては、褒められた成績ではないのは勿論ですが、しかし23位スタートから、決して優れたマシンではないものの、前の車を料理して順位を上げていき、目の前を通る時に順位が上がっている様を見るのは、心地よいものではありました。

何より、私が見ていたスタンドが、最終コーナー横に設けられたミハエル・シューマッハ応援席という所だったこともあって、周囲の観客が皆、最後まで彼を応援していて、一体感を感じ取ることが出来たのが素晴らしかったです。

もう2日も経っていますので、F1を好きな方なら既にご存じの通り、ザウバーの小林可夢偉が、マクラーレンのバトンの猛追を振り切って、この鈴鹿では鈴木亜久里以来22年ぶりとなる3位表彰台を獲得。

普段なら帰りの渋滞を気にして早めに席を立つ人が多いのですが、この日ばかりは表彰式を見届けようと、ほとんどの観客が残り、その時を待っていました。

私もそちらが気にならない訳ではなかったのですが、しかし小林可夢偉が乗る表彰台はこの先も見られることがあり得ますが、もうF1でレースをすることのないシューマッハの姿を鈴鹿で見られるのは、これが最後。

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自身のF1デビューの場であるスパ・フランコルシャンと並んで愛してくれていた鈴鹿。チェッカーフラッグを受けてからパルクフェルメに戻るまでゆっくり時間を掛けて1周し、ピットレーンに戻ってきた彼は、いつもならコックピットからすぐに降りるのに、この日はなかなか出てきません。

体力的には問題無いはずなので、心の整理を付けるのに時間がかかったのだろうとは思いますが、その姿を後ろから見つめていると、いつの間にか私の目に涙が浮かんでいるのに気づきました。

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時間としては1分に満たなかったとは思いますが、いつまでも続くようにすら思えたその時間が、あるいは止まったままになっていたかのような時間が、コックピットから立ち上がった彼の姿を見たことで再び動き始め、レース後の検量のために建物の中に入って行くであろう彼の姿を見届けようと、表彰式の準備は進んでいますが、そちらに構わず、最後までその動きを追うことにしました。

ところが、なおも名残を惜しむかのように、自分のマシンや他のマシンを、一人パルクフェルメに残って眺めている彼を見ていると、どこかで歯車が噛み合っていれば(例えばモナコでポールトゥウィンを達成するとか、序盤のまだ競争力があった段階で、表彰台に乗れていたりとか)、本当はまだ走れた、走りたかったとでも言いたげに見えてきました。

しかし、これもレース。これもF1。思い通りになることも、ならないこともあるということを全て受け入れなければならない。

ついに立ち去った彼の姿からそんな境地が垣間見え、そして私の視界から姿が見えなくなると、立っているのが辛くなってきて、周囲が立ち上がって表彰台の方に視線を向けている中、一人座席に崩れ落ちてしまいました。

思えば2000年以降、彼が走る鈴鹿のレースには全て足を運び、自分の目で見てきましたので、座ったまま動けなくなっていた私の心の中でも様々な思いが去来していたのですが、前回の引退の時は、トップを快走しながらエンジントラブルでリタイアをしてしまったので、すっきりしないまま終わった部分がありました(お時間があればこちらをご覧下さい)。

そして今回、結果こそ振るわなかったものの、最後まで走ってくれたおかげで、何よりミハエル・シューマッハ応援席がパルクフェルメの様子が見えるスタンドだったおかげで、最後の最後まで彼を見ることができ、様々なものを感じ取れたように思えて、自分の中でも区切りが付けられたような気がします。

さすがに今度は現役復帰をするとは言わないでしょうから、もう鈴鹿で彼の勇姿を目にすることはないでしょうが、レースはまだ残り5戦ありますので、テレビを通してしっかり目に焼き付けようと思います。

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最後の最後に、愛する鈴鹿をゆっくりと噛み締めた。そんな1周だったのかもしれません。

2012/10/10(水) 午後 10:29 のぶひこ

込み上げてくるものもあったのではないかと思います。復帰後は良いマシンと巡り会えなかったのが残念です。

2012/10/11(木) 午前 1:22 samurai


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