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77年ぶりに

1回戦で直前の全仏オープンを優勝したナダルが、2回戦では昨年の覇者フェデラーが敗れるという波乱の幕開けだった今年のウィンブルドン。

その決勝の舞台であるセンターコートに立っていた2人は、しかしビッグ4の残る2人、ナンバー1シードのジョコビッチと、ナンバー2シードのマレーという、波乱があったことを忘れさせるような極めて順当な顔触れとなりました。

この2人は今年の四大大会の一つ、全豪オープンでも決勝で対戦しており、その時はジョコビッチがマレーを下しているものの、昨年の全米オープンでは逆にマレーがジョコビッチを破って初の四大大会を制しており、実力的にはほぼ互角と言ってよく、このウィンブルドンの決勝でも壮絶な試合展開になることが予想されました。

ただ、マレーにとって有利なのは、準決勝でジョコビッチがデル・ポトロを相手にフルセットの4時間43分の試合を戦っていたのに比べ、比較的消耗を抑えて勝ち上がって来られたことで(同じドローに入っていたナダルとフェデラーが早々に負けてくれていたのが大きい)、結果的にその差がマレーには幸いすることになったようです。

互いにリターンが上手く、容易にサービスキープが出来ないというのは試合前から予想されていましたが、肝心な所でもたつくジョコビッチを尻目に、マレーは要所要所でポイントを重ね、6−4、7−5で1、2セットを連取。

そして第3セット第1ゲームのジョコビッチのサービスゲームでいきなりブレークに成功したマレーがそのまま勝ち切りそうな流れになりますが、そこはやはりナンバー1の男。体勢を立て直して一時はリードする場面まで作ります。

ここで並の選手であればズルズルと押されていったり、次のセットに賭けるべくこのセットを捨てて体力の温存を図ったりする所ですが、しかし直前の全仏オープンを休んでまでこの大会に集中し、そして昨年の同じ場所で涙を呑んだ経験のあるマレーが崩れることはなく、第9ゲームをブレークすると、5−4で迎えた第10ゲーム。

3ポイント連取であっという間にチャンピオンシップポイントに到達し、観客のボルテージも最高潮に。そこからジョコビッチの驚異的な粘りにあって、一進一退の攻防を繰り広げることになりましたが、最後はジョコビッチが根負けして勝負あり。

3−0のストレートでマレーが勝利し、1936年のフレッド・ペリー以来、実に77年ぶりのイギリス人によるウィンブルドン制覇がなりました。

今簡単に「77年ぶり」と書きましたが、77年と言えば、ペリーもマレーも見ずに亡くなったイギリスのテニスファンは数え切れないほどいるでしょうし、この瞬間を目撃できたというのは、国こそ違えどテニス好きとしては幸運と言えるでしょう。

ただ、イギリス人のウィンブルドン制覇が今後77年かかるということは恐らく無いでしょう。着実に力を付けてきているマレーがこの先1度も優勝できないというのはちょっと考えづらく、そのうち幸運でも何でもないことになるような気さえします。

この先、ビッグ4がビッグ2になるのか、ビッグ3になるのか、あるいは1強時代が来るのか、まだはっきりと見えて来ませんが、このマレーの勝利で男子テニス界がますます面白くなってきたことは確かです。



追伸

あの会場の空気の中で勝ち切った昨年のフェデラーは、やはり凄いと改めて気付かされました。出来れば彼にも復活してもらいたい。

フェデラー散る

このブログでは何度か書いていると思いますが、私はフェデラーを応援し続けており、彼が最も得意としているサーフィスである芝の四大大会、ウィンブルドンは一番好きな大会です。

昨晩のフェデラーが出場する2回戦は試合開始時間が遅く、翌日(これを書いている今日)も朝から普通に仕事があったため、第1セットで少々もつれたもののしっかり確保したのを見て、相手も格下だし恐らく大丈夫だろうと思って床に就いたのですが……翌朝結果を見てみると、何とその後3セット連取されて逆転負けをしてしまいました。

昨年は2セットダウンからの逆転勝ち、そして試合途中での負傷といった困難な状況を凌ぎ、ジョコビッチ、マレーとビッグ4の2人を連破して優勝にこぎ着けていたこともあり、2回戦で姿を消してしまうと言うこの結果が未だに信じられないのですが(恐らく本人が一番信じられないでしょう)、これもテニス。彼のファンとしては非常に残念ですが、ここは勝ったスタコフスキを素直に称えるべきでしょう。

個人的にはこの大会の見所がこれで相当減ってしまいましたので、とりあえず今大会に関しては勝ち進んでいる錦織やクルム伊達、添田といった日本人選手の活躍が1試合でも長く見られるように期待したいと思います。
「ビッグ4」

いつの頃からか男子テニス界では実力者の事を称して、このように呼ばれるようになりましたが、グランドスラムで抜群の実績を誇る、フェデラー、ナダルと後の二人との間には大きな差があるように見受けられる時期が続いていました。

それが、昨年一気にジョコビッチがのし上がり、年齢による衰えが見え始めたフェデラーがズルズルと後退していった事により、ビッグ4の序列に変化が生じました。

今年の初め頃は、上から順番にジョコビッチ、ナダル、フェデラーと続くようになっていましたが、ウィンブルドンでフェデラーが王者に返り咲いたことで、再びナンバー1を巡る争いは混沌としはじめました。

ただし、どの時期をとってもナンバー4の男に変化はありませんでした。

アンディ・マレー。長らく四大大会で優勝者が出ていないイギリスの期待を一身に背負った彼は、実力は認められながらも、結果が伴わないという期間が続いていました。

転機となったのは今年のウィンブルドン。

芝の王者フェデラーに敗れはしたものの、バニー・オースティン以来74年ぶりにイギリス人として決勝に進出したことで、固い殻がついに破られ、続くロンドンオリンピックで、今度はそのフェデラーに勝って、金メダルを獲得。

勢いを保ったまま迎えた全米オープンでは、フェデラーは準々決勝で姿を消し、ナダルは怪我で出場すらできない中ではありましたが、決勝ではもう一人のビッグ4、ジョコビッチに苦しめられながらも、しっかり勝ちきって、ついに四大大会で初の優勝となりました。

これでビッグ4の全員がいずれも4大大会で優勝したことで、今年は勝者が全て違うという、昨今無かった事態になり、まさに名実共に4強時代に突入した感があります。

来年以降この中から誰が抜け出してくるのか、あるいは別の選手が台頭してくるのか、全く想像も付きませんが、昨年のジョコビッチの躍進を考えると、一皮剥けたマレーが同じ事をするという可能性も十分に考えられます。

来年の今頃、どのような記事を書いているのか見当も付きませんが、その時が来るのが早くも待ち遠しくなっています。

フェデラー復権!

"ビッグ4"とは言いながら、実質的にはジョコビッチとナダルの2強時代に突入しつつあった男子テニス界で、フェデラーが再びウィンブルドンで優勝する日が来ようとは!

テニスという俊敏さと持久力が問われるスポーツにおいて、いつの間にか30歳という、ピークを過ぎて下り坂にさしかかっている彼が、ナンバー1の若きジョコビッチ、そして今回決勝で戦ったマレーを破ってウィンブルドン最多タイとなる7回目の優勝を飾り、なおかつナダルが早々に敗れたことで再びナンバー1の座に返り咲くという、何か出来過ぎなくらいの結果で、未だに驚いています。

このブログでテニスの記事をご覧になった方ならご存じかと思いますが、長らくフェデラーを応援し続けている身としては、こんな日が来れば良いなとは思いつつ、さすがにもう歳だし(と言っても、まだ私と同い年なのですが……)、後進が続々と出てきている状況では難しいだろうなと半ば諦めていたのですが、フェデラー自身は全くそのように思っていなかったようです。

例えば前の記事でも書きましたが、最近のフェデラーはラリーが続いている途中で先にミスをする事が多くなっていたのですが、今年のウィンブルドンではその欠点をしっかり潰して一球一球の精度を高めたり、さらに弱点ということで多くの選手に狙われるバックハンドについても逆に鋭い打球を返すことで困惑させたり、あらゆる面でパワーアップしていたことが窺えました。

また、練習や様々な試合に出場していく中で自分のテニスに対する自信が深まったからなのでしょう、グランドスラムで結果が出ない中で生まれていたであろう迷いが消えていた感じも一つ一つのプレーから伝わって来ました。

その結果、圧勝だったベスト8のユーズニー戦はもちろんのこと、強敵のジョコビッチやマレーとの試合でも、途中はそこかしこに危うい場面がありましたが、終わってみれば完勝ということになったのだろうと思います。

とはいえ、振り返ってみればこの大会の途中は、3回戦のベネトウ戦で2セットダウンに追い込まれ、あと数ポイントで敗退という危うい場面に陥ったり、4回戦のマリーセ戦では彼にしては珍しくメディカルタイムアウトを取ったりして、全く力ないフォアしか打てなくなるという場面まであった訳で、一つ何かが変わっていれば、決勝で彼の姿を見ることすらなかったでしょう。

それが、その1週間後にこのようなことになったというのは、これらの逆境が文字通りの「怪我の功名」になったとでもいうのか、集中力や判断力がより一層研ぎ澄まされて、フェデラーをさらに高いレベルに導いたような気もします。

ともかく、これで再びフェデラーの時代に戻った、とファンとしては言いたいところですが、今回は不覚を取ったナダルや、フェデラーに敗れたジョコビッチやマレーもこのまま引き下がるはずがないですし、若手の中からも彼に襲いかかってくる者が必ずや出てくるでしょうから、以前のように長くナンバー1として君臨し続けるということは難しいかもしれません。

ただ、フレッド・ペリー以来76年ぶりにイギリス人の優勝が期待される中、力強い応援を背に受けたマレーを決勝で、しかも1セットダウンから逆転して勝ちきる凄まじい精神力と、ウィナー級の打球を放ったにもかかわらずさらに厳しいコースに返して相手の心をへし折る圧倒的な技術力を誇るフェデラーのこと、当分はその他のプレーヤーの高すぎる壁として居続けてくれるでしょう。

彼と同じ時期にプロテニスプレーヤーになった人達にとっては、いつまでも頑張られるのは災難としか言えませんが、ファンとしては一日でも長く素晴らしいプレーを見せてもらいたいものですし、気が早いですが出来れば最高齢ウィンブルドン優勝の記録も作ってもらいたいものです。
昨日のウィンブルドン男子シングルス準々決勝のフェデラーVSユーズニーの試合は、久しぶりにフェデラーの怖ろしいまでの強さを見ることができました。

正直に言って、最近のフェデラーは不甲斐なかったというか、堪え性がなかったというか、危うさがそこかしこに漂っていました。

特に、ファーストサーブが決まらず、セカンドサーブはミス無く入れてラリーが続くというようなことになった時は酷くて、決めようとしたボールをネットに引っかけて相手のポイントにしてしまう、という場面を幾度となく見せられていて、彼を応援している私としても口惜しい思いをし続けていました。

それが昨日は、サーブにしろフォアにしろバックにしろ、狙ったところに面白いように次々と決まっていき、早々に相手の戦意を挫く、まさに全盛期のフェデラーが戻って来たと言うべき、素晴らしい試合運びを見せてくれました。

そのような事になればスコアも当然のように一方的になり、相手のユーズニーにブレークのチャンスを1ゲームだけしか与えることなく、しかもそのチャンスも見事に防ぎきってセットカウント3−0で快勝。

ユーズニーにすれば、フェデラーが前の試合で背中の痛みに苦しむ姿を見て(メディカルタイムアウトを取る姿を初めて見ました)、この対戦まで13戦で一度も勝てていないものの、今度こそはチャンスかもしれないと思ったかもしれませんが、そんな事があったとは全く感じられないような悪魔じみた強さのフェデラーがそこにいたと言うわけで、巡り合わせが悪いというか、不運としか言いようがないです。

もちろん、フェデラーにしてみれば相手が格下ということが気を楽にさせていた部分はあるでしょうし、常にこのレベルのテニスが出来るということはないでしょうが、もし次のジョコビッチ戦や決勝でもこの試合のような確実性の高い緻密なプレーを再現することができれば……

「芝の王者」のいるべき場所に戻ることもできるでしょうし、久しぶりのナンバー1の座も取り戻すことができるでしょう。

何はともあれ、明日のジョコビッチ戦です。今まで26回も戦っている彼らが芝でまだ戦かったことがないということで、どんな展開になるか非常に楽しみです。

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