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【リウマチの評価法の定義】
病気決定の主導権が患者さんの症状自己申告に有ります。
【リウマチの評価法の定義】病気決定の主導権が患者さんの症状自己申告に有ります。 患者さんも自分で寛解になっているのか判断することができて便利です。 リウマチ(関節リウマチ;RA)
2010年から2011年にかけて米国リウマチ学会(ACR)とヨーロッパリウマチ学会(EULAR)は共同でACR/EULAR RA新分類基準1)2)と新しい寛解基準3)4)を発表した。
ACR/EULAR RA新分類基準・新しい寛解基準ACR/EULAR RA 新分類基準(2010年) ACR/EULAR RA 新分類基準(2010年)
1、羅病関節(腫脹または圧痛) スコア(点数) 0〜5点
大関節:肩関節,肘関節,股関節,膝関節,足関節
小関節:MCP 関節,PIP 関節,第2〜第5MTP 関節,第1IP 関節,手関節
変形性関節症との鑑別のためにDIP 関節,第1CMC関節, 第1MTP関節は除外
2、血清学的因子: スコア(点数) 0〜3点
陰性=正常上限値以下
低値陽性=正常上限値超・3 倍以下
高値陽性=正常上限値の3 倍超
3、炎症反応:正常/異常は各施設の臨床検査基準より判断する
スコア(点数) 0〜1点
4、症状の持続期間:評価実施時に存在する滑膜炎に関して,患者自身の申告に基づく滑膜炎症状(疼痛,腫脹,圧痛)の持続期間 スコア(点数) 0〜1点
【まとめ】KIKITATA
米国とヨーロッパリウマチ学会ACR/EULAR RA 新分類基準(2010年)
第1段階:他の疾患では説明できない臨床的関節滑膜炎1個以上
第2 段階:分類基準(10点中6点以上でRA(リウマチ)と分類できる) スコア(点数) 基準
≪患者の判断によるもの≫スコア(点数) 0〜6点 この点数だけでも診断されます
1、羅病関節(腫脹または圧痛) スコア(点数) 0〜5点
(腫脹は第三者も確認出来ますが、圧痛は本人のみに分かる事です)
4、症状の持続期間 スコア(点数) 0〜1点
(患者自身の申告に基づく滑膜炎症状(疼痛,腫脹,圧痛)の持続期間)
≪医学検査の判断によるもの≫スコア(点数) 0〜4点
2、血清学的因子 スコア(点数) 0〜3点
RF (RF陽性・ RF陰性) リウマトイド因子(RA)患者の血清中に高頻度で出現
APCA (APCA陽性・APCA陰性)抗胃壁細胞抗体
3、急性期反応物質 スコア(点数) 0〜1点
CRP(CRP正常・CRP異常) 人体内で炎症性の刺激や細胞の破壊が生じると急激に増加
ESR(ESR正常・ESR異常)血沈/赤沈/赤血球沈降速度
しゅ‐ちょう[:チャウ]【腫脹】-日本国語大辞典
〔名〕はれふくれること。腫瘍または炎症が原因で、体の一部がはれあがること。はれ。むくみ。*慶応再版英和対訳辞書〔1867〕「Bag, ged, ging ニ入ル腫脹(シュチャウ)スル」*医語類聚
ACR/EULAR寛解基準 ACR/EULAR寛解基準
日常臨床における基準 以下のいずれかに該当する場合、寛解とみなす
1. 以下の3項目を同時に満たす
圧痛関節数1つ以下、腫脹関節数1つ以下、患者全般評価 1/10以下
2. CDAI 2.8以下
CDAI = 圧痛関節数+ 腫脹関節数 + 患者による全般評価 + 医師による全般評価
臨床試験における基準 以下のいずれかに該当する場合、寛解とみなす
1. 以下の4項目を同時に満たす
圧痛関節数1つ以下、腫脹関節数1つ以下、CRP 1以下、患者全般評価 1/10以下
2. SDAI 3.3以下
SDAI = 圧痛関節数+ 腫脹関節数 + 患者による全般評価 + 医師による全般評価 + CRP
CDAI(CRP 1以下) 重症度分類(活動指数)
SDAI(SDAI 3.3以下) CDAI にCRP 値(㎎/dl)を加えた5 項目を足し算したもの
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【病気改善基準】脳脊髄液減少症
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【病気・改善基準】【脳脊髄液減少症】【関節リウマチの評価法】から学ぶ
この定義では患者さんも自分で寛解になっているのか判断することができて便利です。
【地獄患者】約30~120万人【脳脊髄液減少症】
ACR20改善7項目からなるACRコアセットで,治療前に対して治療後に,①,②が ともに20%以上改善し,かつ③〜⑦の5項目のうち3項目以上が20%以上改善した場合 をACR20改善基準とします。同様に,50%以上,70%以上の改善をACR50,ACR70 改善 ... 関節リウマチの評価法
関節リウマチ(RA)の状態を評価することは治療方針の変更や日常生活の注意などで非常に大切になります.RAの評価は複雑で血液検査やレントゲン検査だけでは正確な評価をすることは困難です. RAの評価は大きく分けて2つあります。第一は現在の関節炎状態を把握するもので、第二はこれまでのRAの経過、治療結果をみる指標です。 関節炎の状態を評価するためには、患者さんから得られる情報(主観的評価や半主観的評価)が主なものです。RAの経過、治療結果をみる評価は主に様々な画像検査を行い医師が判定するものです。 ACRコアセットは,米国リウマチ学会(ACR)が提唱している治療反応性を評価するための指標で,8項目のコアセットからなる。治療法の有効性評価に用いられます。
VAS:Visual Analogue Scale
HAQ:Health Assessment Questionnaire AIMS:Arthritis Impact Measurement Scale http://www.geocities.co.jp/rheumati149/kyositu/129ranohyouka/129ranohyouka003.PNG 圧痛関節数と腫脹関節数
評価部位は“圧痛関節数”が68カ所,“腫脹関節数”が66カ所で評価します。 圧痛関節数が20%改善の例を示します。
治療前に20カ所の圧痛関節があったものが、16関節に減少したので圧痛関節数が20%改善したと表現します。 http://www.geocities.co.jp/rheumati149/kyositu/129ranohyouka/129ranohyouka005.PNG ACR20改善
7項目からなるACRコアセットで,治療前に対して治療後に,①,②がともに20%以上改善し,かつ③〜⑦の5項目のうち3項目以上が20%以上改善した場合をACR20改善基準とします。同様に,50%以上,70%以上の改善をACR50,ACR70改善基準として,治療法の有効性を評価します。 http://www.geocities.co.jp/rheumati149/kyositu/129ranohyouka/129ranohyouka006.PNG DAS(Disease Activity Score)はEULAR(European League Against Rheumatism: ヨーロッパリウマチ連盟)が推奨する評価法ですが、DAS28は28,日常の診療で用いやすいように評価する関節を28関節に絞り込んだのがDAS28です。
DAS28の計算方法
DAS28は(1)圧痛関節,(2)腫脹関節,(3)患者による全般的健康状態(VASによる),(4)ESRの4項目を測定し,公式により算出します。 実際の診察室にて関節の圧痛、腫脹の有無を評価しているところです。
関節評価シート
これはリウマチ外来で患者さんが来診毎に記入していただいている関節評価シートです。左半分が表面で医師が記入するページです。右半分が裏面で患者さんが記入するページです。 医師記入欄は、□部分の関節の腫脹と圧痛を記入し、腫脹関節数と圧痛関節数を数えます。その下にある10cmの横棒は医師による総合評価(右端が疾患活動性が最も高く、左端が最も疾患活動性が低い)を記録します。 患者記入欄は、mHAQというもので日常行われる動作の困難さを表しています。その下にある10cmの横棒は患者さんによる疼痛と病気全般の状況を記録します。医師による総合評価と同様に右端がこれまで闘病中に経験した中で一番、疼痛や病気が悪い状況を示しています。左端は全く痛くないか、病気が完全によくなってる状態を示します。ここで注意していただきたいのは、あくまでRAの状況についての調査ですので、腰痛や風邪などRA以外の状態は考慮に入れないでください。 寛解とは
病気が完治しているかどうかは不明であるが、症状が落ち着いており進行が見られない状態をいいます。 関節リウマチの場合でも様々な寛解状態があります。 関節リウマチの治療目標と治療手段
寛解といってもいろいろな寛解があります。下段にいくほど理想的な寛解といえます。 臨床的寛解とは、関節リウマチによる関節炎(滑膜炎)が消退している状態を示し、Treat to Target(目標を達成に向けた治療)で示されているように、早期に寛解あるいは低疾患活動性に到達できるよう、メトトレキサート(MTX)をはじめとするDMARDs(疾患修飾性抗リウマチ薬)や生物学的製剤を使用します。 画像的寛解とは、関節炎が治まっていても、関節破壊が進行する場合があります。生物学的製剤は関節破壊の進行を阻止する能力のある薬剤です。関節破壊の進行が止まっている状態が画像的寛解です。 機能的寛解とは、関節の機能、例えば、日常の生活動作が改善、あるいは、悪化が見られない状態を指します。そのためには、発症早期から積極的な治療が必要です。 薬剤フリー寛解とは、リウマチ治療薬を中止しても、上記3つの寛解が維持されている状態です。本当の意味での寛解ということが言えます。薬剤フリー寛解を得るためには、発症早期に生物学的製剤にて治療することによって可能となります。 ACR/EULAR新寛解基準2011
2010年のアメリカリウマチ学会(ACR)にて、ACRと欧州リウマチ学会の共同で関節リウマチの新しい寛解基準が発表されました。従来はDAS28による寛解基準が広く使用されていましたが、DAS28寛解基準は甘すぎるとの批判から、今回の新基準が提唱されています。 日常診療では、CRPの結果がすぐにでないので、CRPを除いた基準が利用されます。 そのひとつは、圧痛関節数)、腫脹関節数)、患者の全般評価,0-10cmのVAS)の全てが1以下、あるいは、 CDAI=腫脹関節数(0-28)+圧痛関節数(0-28)+患者の全般評価(0-10cmのVAS)+医師の全般評価(0-10cmのVAS)が2.8以下であれば寛解と定義します。 この定義では患者さんも自分で寛解になっているのか判断することができて便利です。
レミケードは中止できるのか?
このスライドは海外の臨床試験成績(BeSt試験)ですが、レミケード(IFX)投与5年後には、58%の患者さんがIFXを中止でき、その内、19%の患者さんが併用しているメトトレキサート(MTX)も中止(ドラッグ・フリー)できています。 |
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