脳脊髄液減少症

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液減少症症状の頻度【起立性調節障害】より、学ぶ!!
 
 
 
【起立性調節障害】は、脳部の血液量が少なくなり発症。
液減少症】は、脳部のが少なくなり発症。
いずれも、起立性で、頭部の血液量・が少なくなり発症。
 
いずれも、発症原因要素は同じで、類似症状となっている。
お互いに、対処方法などは、類似するものは、当然多い。
 
 
両病ともに、頭部の血液量・脳脊髄液量が少なくなり発症する病である。
一時的・断続的・継続的に頭部の血液量・脳脊髄液量が少なくなり頭部の脳が下方に下がり、脳・神経に余分な圧迫・牽引を起こし発症すると考えられる。
頭部の脳・神経の器質性疾患により、頭部に全身の神経司令部が集中している為に、
各人の損傷の部位により多種各種の二次的症状が発症する。
例え片頭痛、緊張性頭痛であってもこれは、この病の二次的症状として考えられる。
 
 
【起立性調節障害】は90年代になって起立直後の数秒間の血圧を測定する検査機器が開発され、目まいや立ちくらみを起こしているとき、あるいは疲労感の身体機能の異変を客観的に評価することができるようになりました。
 
液減少症】は、今後の開発が待たれます。KIKITATA
 
 
 
 
 
タイプ別に適した治療が必要です。 http://inphs-od.com/symptom/menu_02/index.html#c
「起立性調節障害」思春期特有の疾患
06年「診断・治療ガイドライン2005」作成。
臥位(がい)や立位などで血圧を測る「新起立試験」による診断基準を提示した。
 
 
 
 
2013 起立性調節障害Support Group
企画・監修大阪医科大学 小児科准教授 田中英高
企画協力済生会吹田病院 小児科 松島礼子
 
 
【起立性調節障害】(OD症状の頻度

http://inphs-od.com/common/img/title1.gif

起立性調節障害 ( OD : Orthostatic Dysregulation ) とは?
http://inphs-od.com/common/img/title_if.gif
  • 朝に起きられない
  • 立ちくらみ
  • 全身倦怠感
  • 食欲不振
  • 立っていると気分が悪くなる
  • 失神発作
  • 動悸
  • 頭痛
  • 夜になかなか寝つけない
  • イライラ感・集中力低下

起立性調節障害には、おもにこれらの症状がみられます。詳しくは下記に記しますので、参考にしてください。

  • 朝に起きられない起きようと思っても身体を起こすことができない。目は醒めても身体がだるくて動かない。なかには、なかなか目が醒めず保護者が無理矢理起こしたことも覚えていないことがある。この場合には睡眠障害といえるものもある。
  • 立ちくらみ急に立ち上がったときに目の前が暗くなったり、白くかすんだりする。とくに午前中に強い。風呂から上がるときにも起こりやすい。
  • 全身倦怠感身体が重たくてだるい。とくに午前中に強く、午後から程度が軽くなり、夜にはほとんど感じなくなる。
  • 食欲不振午前中は食欲がない、とくに朝起きた後は気分が悪くて食べられない。
  • 立っていると気分が悪くなる起立した状態で何か作業をする、通学など電車で立っているなどしたときに、気分が悪くなり立っていられなくなる、あるいは倒れそうになる。ひどい場合には気を失ってしまう(失神)。その際に冷や汗が出たり動悸を伴ったりすることもある。
  • 失神発作気を失って倒れてしまう。その場合、前兆(目がちかちかしたり、目の前が見えにくくなったり、気分不良、冷や汗、動悸など)を自覚する場合もあれば、前兆もなくいきなり気を失う場合もある。人によってはくり返すこともある。
  • 動悸胸がドキドキと心臓の拍動が速くなる。とくに午前中に起こりやすく、立ち上がったときや階段を上ったりする際に多くみられる。
  • 頭痛起立性調節障害の子どもの頭痛は、起立性調節障害による頭痛、片頭痛、緊張性頭痛の3つが混在していることがあり、見分けが難しい。起立性調節障害による頭痛は朝、起き上がってから出現し、午前中に多く、午後から楽になる、痛みの性質や状態は片頭痛のようにキズキすることもあるし、頭重感のこともある。片頭痛は、午前午後など時間に関係なく発症し、脳に心臓があるかのようにズキズキし、目がチカチカして吐き気や嘔吐を伴うことがある。片頭痛は1〜3日持続することもある。緊張性頭痛は精神緊張、僧帽筋や頸部筋の緊張を伴い、肩こりが強く頭を締め付けられるような痛みが多い。タイプによって処方薬も変わる。
  • 夜になかなか寝つけない起立性調節障害は夕方から夜になると気分がよくなり、夜には目がさえて寝つけない。布団に入ってもいつまでも眠くならない。副交感神経(身体を休めるはたらきをする)は夜に活動が増え、朝に活動低下するという日内リズムがあるが、起立性調節障害では夜に活動が増えないので、眠くならない。退屈なのでついついテレビやゲームをやってしまう。保護者からすると、夜更かしの朝寝坊、怠け者、という印象をもってしまう。
  • イライラ感・集中力低下午前中はほとんどといってもよいほど頭がまわらない、授業にも身が入らない、思考力が低下し考えがまとまらずイライラする。午後からは思考力は回復なるが、勉強が遅れて宿題がたまるのでイライラ感はなくならない。
小学校高学年から中学生の思春期前後の子どもでは、このような朝起きの悪さ、たちくらみ、頭痛、腹痛、全身倦怠などの身体不調を訴えて小児科を繰り返し受診することがあります。

しかし一般的な診察や血液検査では該当する異常を認めない場合、多くは起立性調節障害(OD)と診断されます。
起立性調節障害は、思春期で最も起こりやすい疾患の一つであり、頻度は約5〜10%と大変に多いものです。

ODの子どもは、朝起きが悪く、なかなか起きません。一日中ごろごろして、夕方になって元気になり、逆に夜には寝付けません。学校を欠席したり引きこもりがちになるので、最近、注目されています。
このような症状を訴える子どもたちに小児科医が関心を寄せるようになったのは1960年代のことです。
しかし、ODの増加が問題とされながらも、科学的な検査値として確かめる方法がいささか不十分でした。

90年代になって起立直後数秒間の血圧を測定する検査機器が開発され、目まいや立ちくらみを起こしているとき、あるいは疲労感の身体機能の異変を客観的に評価することができるようになりました。
その結果、一人ひとりの子どもに合った診断と治療が可能になりました。
 

http://inphs-od.com/common/img/graph_01.gif
【図1】は我々が885名の小中学生を対象にしたアンケート調査の結果です。

これによると、「朝起きが悪く、午前中調子が悪い」に対して「はい」または「ときどき」と答えた子どもは、小学生で45%以上、中学生では60%前後もいます。

「立ちくらみやめまい」があると答えた子どもは、小学生で約25%、中学生で約45%にも上ります。
「立っていると気分が悪くなる」と答えた子どもは小学3〜4年生では約10%にすぎませんが、中学2年では約30%います。これらの症状はとりわけ中学生に多いことがわかります。
http://inphs-od.com/common/img/graph_02.jpg
日本学校保健会の「児童生徒の健康状態サーベイランス」のODの調査【図2】でも、中学生や高校生に多い結果となっています。

しかし、これらの症状は大人になると治ることが多く、軽いODは思春期の発達段階に特有の生理的反応で病的なものではないと考えられています。

また、男女差では小中高を通して女子に多く、平成6年度と12年度の比較では、
12年度のほうが多くなっていて、ODが増加していることがうかがえます。
 
 
 
 
 
・  「生命だけは平等だ」  ・
 
平等院蓮 平等院とは、救済が平等ということを意味します。
クリックすると新しいウィンドウで開きます
 
 
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脳脊髄液減少症
【起立性調節障害】より、学ぶ!!
 
 
 
 
【起立性調節障害】は、脳部の血液量が少なくなり発症。
脳脊髄液減少症】は、脳部の脳脊髄液が少なくなり発症。
いずれも、起立性で、頭部の血液量・脳脊髄液が少なくなり発症。
 
いずれも、発症原因要素は同じで、類似症状となっている。
 
お互いに、対処方法などは、類似するものは、当然多い。KIKITATA
 
 
 
 
「起立性調節障害」思春期特有の疾患
06年「診断・治療ガイドライン2005」作成。
臥位(がい)や立位などで血圧を測る「新起立試験」による診断基準を提示した。
 
 
 
 
 
2013 起立性調節障害Support Group
 
企画・監修  … 大阪医科大学 小児科准教授  田中英高
企画協力 … 済生会吹田病院 小児科  松島礼子
 
 
 
最後に治療についてお話しします。
治療は、子どもと保護者の心に思いを馳せて、行ってください。
治療の導入に際してまず行うことは、ODの発症機序を子どもと保護者に十分に理解してもらうことです。
重症のODの子どもは強い不安を持っています。

強い症状に対する不安、周囲から仮病扱いされることへの苛立ち、さらに親子関係における様々な葛藤、学校生活でのトラブル、学校不信といった心理社会的背景を抱えています。
医療者は、このような子どもの心のうちを理解した上で、ODとは、どのような病気なのか、
メカニズムも含めて十分に説明する必要があります。

たとえば、検査結果の血圧記録を示して子どもに説明すると、説得力があり、子どもは自分の症状の原因を知ったことで、ずいぶんと安心します。
子どもと医療者の信頼関係が出来て、その後の治療がすみやかになります。

一方、保護者に対しては、OD症状を単なる
仮病と見なさないように、説得します。
ODの子どもは、放っておくと一日中、ごろごろして、テレビやゲームをしています。
勉強の集中力はひどく低下するので、
周囲の大人はどうしても怠け癖と見なしてしまいます。

しかし、これは正しい考えではありません。
親に対しては、
決して焦らず、子どもを信じて見守る
ことの重要性を説得しましょう。
 
 
 
 
 
 
症例では、薬物療法から開始します。

運動療法では、散歩程度の歩行にします。
ODの多くは運動が嫌いですが、横になりっぱなしならないようにします。
また心拍数が120を越えない程度の軽い運動は毎日行います。

 
【ご参考】脳脊髄液減少症のKIKITATAより
症状が激しくて完全に運動を長期間せずに暮らすと寝たきりで動けなくなります。早期に医師に相談して下さい。
 
 

起立時には、いきなり立ち上がらずに、30秒程かけてゆっくり起立します。
また歩き始める時にも、頭位を前屈させれば、脳血流が低下しないので起立時の失神を予防できます。
また起立中には、足踏みをしたり、両足をクロスに交叉すると血圧低下が防げます。
 
 

早寝早起きなどの規則正しい生活リズムを心掛けるようにしますが、これは
実行困難です。
声かけ程度にしておきます。
 
 

気温の暑い場所は避けましょう。高温の場所では、末梢血管は動脈、静脈とも拡張し、また発汗によって脱水をおこし、血圧低下を来します。体育の授業を見学させる時は、必ず保健室などの室内において、
座って待機するようにします。
 
 

下半身への血液貯留を防ぎ、血圧低下を防止する装具があります。
弾性ストッキングやODバンドのような加圧式腹部バンドは、適切に利用すると効果があります。
 
【ご参考】脳脊髄液減少症のKIKITATAより
弾性加圧式、ズボン・シャツ・靴下の各種がスポーツ用品店等で市販されています。着用しますと症状はましになりますが、加圧が強いと長時間の使用には辛いものがあります。
 
ブール歩行でもこの加圧効果があります、運動療法も兼ねます)
(運動選手などが行っている、酸素加圧タンクも効果がありました)
要するに、頭蓋は骨で外圧を遮断していますので、体に圧が加われば体液は頭蓋に集まり不足している量を満たし症状が改善すると考えられます。
 
 

食事の注意点ですが、ODの子どもは塩辛いものを好みません。
循環血漿量を増やすため、やや多めの食塩摂取は効果があります。
 
 
 
 
 
 
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・   人は、人であれ。   ・
イメージ 7
金峯山寺正面の仁王門 国宝
 
 
原生林の中を流れ下る清流。多くの生命の源である。
 

 
 

 

荒川前岳の南東斜面は見事なお花畑。見頃は7月中〜下旬。
 
≪御注意≫脳脊髄液減少症類似・区分≫
【起立性調節障害】
「朝起きられない」疾患 起立性調節障害 思春期 軽症含め100万人
 
 
 
 
 
 
【起立性調節障害】と脳脊髄液減少症
類似・区分≫
 
 
症状の類似性が多い、
間違った判断がされている可能性は大いに考えられる。
 
 
脳脊髄液減少症【起立性調節障害】後に知識が広まりました。
混同し議論がされる事はないのではと思います。
正しい検査をして下さい。
 
そして、下記のような原因も分からない時に「もともとの遺伝的」となどの表現、または、精神的と逃げている事には違和感を感じます。KIKITATA
 
 発症する原因ははっきりしていない、田中氏は「もともとの遺伝的な体質に加え、思春期のホルモンの乱れやストレスが重なり、自律神経のバランスが崩れたと考えられるとみる。
 
 
 
 
 
 
「起立性調節障害」思春期特有の疾患
同会は06年「診断・治療ガイドライン2005」作成。
臥位(がい)や立位などで血圧を測る「新起立試験」による診断基準を提示した。
 
 
【起立性調節障害】は、脳部の血液量が少なくなり発症。
脳脊髄液減少症】は、脳部の脳脊髄液が少なくなり発症。
いずれも、起立性で、頭部の血液量・脳脊髄液が少なくなり発症。
 
いずれも、発症原因要素は同じで、類似症状となっている。
お互いに、対処方法などは、類似するものは、当然多い。KIKITATA
 
 
 
 
 
(2012年10月22日) 【北陸中日新聞】【朝刊】
「朝起きられない」疾患 起立性調節障害 思春期 軽症含め100万人
低い認知度 
「怠け」ではありません 不登校の3〜4割に可能性
起立性調節障害と闘いながらドラムの腕を磨く武大耀さんと母の香織さん(奥)=川崎市で
 
 朝起きられず、日中もだらだらと過ごすけれど、夜には元気になる−。子どものこんな症状には要注意。
思春期特有の疾患「起立性調節障害」
可能性がある。
 
認知度が低く「ただの怠け」と間違われやすいが、その数は軽症者も含め推定100万人。不登校の隠れた原因ともいわれ、周囲の無理解によって子どもを深刻な状況に追い詰めかねない。 (小倉貞俊)
 
 「この子の将来はどうなってしまうの、と不安でいっぱいでした」。フリーライターの武香織さん=川崎市=は、6年前に長男の大耀(たいよう)さん(18)が起立性調節障害を発症した当時を振り返る。
 2006年9月のある朝、中学1年だった大耀さんはベッドから起き上がることができず、学校を休んだ。青白い顔で頭痛を訴えたが、熱もなく、夜にはすっかり元気に。テレビ番組に笑い声を上げさえした。
 そんな日が続き、香織さんは「不登校?」といぶかりつつも、医者に連れて行くと、起立性調節障害と診断された。
 
 この疾病は10〜16歳ごろに発症しやすい自律神経機能不全のひとつ。
起立時などに脳の血流が下がり、立ちくらみ頭痛疲労感を伴うほか、思考力判断力も低下する。
体を横にすると全身への血流が回復するため、寝転がるなどの楽な姿勢を取ることが多い。
 日本小児心身医学会などによると、小学生の5%、中・高校生の5〜10%がかかり、中高校に登校ができないなどの重症例は全国で推定7万人。
また不登校の児童・生徒の3〜4割が起立性調節障害とみられるという。
 
 同会は06年、「診断・治療ガイドライン2005」を作成。
臥位(がい)や立位などで血圧を測る「新起立試験」による診断基準を提示した。
 
治療には▽できる限り生活リズムを整える▽起立動作はゆっくり行う▽水分、塩分を多く取る▽薬物療法(昇圧剤)−などの方法がある。症状は精神的ストレスによって悪化するため、心のケアも重要だ。
 
成長期終息で 症状和らぐ
 通常は身体の成長期の終息に伴って症状が消えたり、日常生活に支障がなくなったりする。とはいえ、すぐに治る病気ではなく、大耀さんも苦しい日々を過ごした。体がだるい、指先に力が入らない、勉強に集中できない−。テストの際には頭が動かず、問題文さえまともに読めなかった。
 学校は事情を理解してくれたものの、思うように登校できず、友人関係の悩みも体調の悪化に拍車を掛けた。「何度も死にたいと思った。夜、布団の中で誰にも迷惑を掛けない死に方を考えていた」と大耀さんは話す。
 香織さんは大耀さんと衝突もしたが「登校できたかどうか、に一喜一憂することが、息子へのプレッシャーになっていたのでは」と反省し、ありのままを受け入れようと決意した。「今は治すことだけを考えよう」と呼び掛けて治療に専念した。症状は徐々に好転し、中学を卒業した。
 大耀さんは音楽のドラムに興味を持ち、音楽系高校に進んだものの、中退。通信制高校に入り直し、早朝時間帯のアルバイトも始めた。仲間とバンドを組み、地域の音楽祭やライブハウスのイベントにも参加。「将来はプロのドラマーに」との目標を胸に、生きる自信を取り戻している。
 
「親の理解が 最も大切」
 大耀さんは、同じような疾病に苦しんでいる人たちに対し「学校生活がすべてだった中学時代と違い、社会は広かった。つらいときは誰の言葉も聞きたくなくなるけれど、ずっと苦しいわけじゃない。いつかきっと“兆し”が見えてくると信じて」とエールを送る。
 香織さんは9月、「起立性調節障害を広く社会に知ってもらえれば」と、自分たちの体験をつづった著書「朝起きられない子の意外な病気」(中公新書ラクレ)を出版した。「親の理解こそが最も大切と実感している。子どもが自分から動き出せるまで、温かく見守ってあげてほしい」と力を込めた。
 
 教育現場ではどのように対応しているのか。
「教育現場での起立性調節障害への理解度は高くない」と話す船越夏可さん=埼玉県坂戸市で
 
 東京都の区立小学校養護教諭、船越夏可さん(32)は「起立性調節障害を理解している教員はまだまだ少なく『怠けているだけ』としか見ない人もいる。現状では各学校ごとに対応が委ねられている」と指摘する。
 船越さんは3年前、発症した児童に初めて接し、その対応の難しさを認識。昨年から大学院に入学し、疾患の子どもや保護者への聞き取り調査を続けている。
 子どもにとって、ただでさえ学校生活を送れないことはショックなのに、教員や級友の無理解に傷つけられれば自信を失う。適切な治療をせずに症状を悪化させ、長期の不登校で親子関係が悪くなったり、引きこもりやニートになってしまうケースも懸念される。
 
 
 船越さんは「症状の重さは人によりさまざま。学校側は個々の程度に合わせて柔軟に対応することが大切だ。疾患の疑いのある子を発見して医療機関につなぐ仕組みや、学校が保護者をサポートするシステムも研究したい」と話した。
 
自律神経の バランス崩れ 
 そもそも、起立性調節障害は新しい病気と思われがちだが、国内で初めて報告されたのは1958年のことだ。なぜ、あまり認知度が高まっていないのか。
田中英高・大阪医科大准教授
 
 前述のガイドラインを作成した日本小児心身医学会理事長の田中英高・大阪医科大准教授は「当時の診断基準では正確に判定できず、心因性の不登校などと区別しにくかった。近年、ようやく医療現場で混乱がなくなってきた」と解説する。
 
 ちなみに朝寝坊などとはどう違うのか。
朝寝坊の子どもは血圧を測る起立試験の結果に午前、午後とも異常がみられないのに対し、起立性調節障害は午前の方が午後より検査結果が圧倒的に悪い。
また、うつ病の子どもは夜になって元気が回復することはない。
 
 発症する原因ははっきりしていない、田中氏は「もともとの遺伝的な体質に加え、思春期のホルモンの乱れやストレスが重なり、自律神経のバランスが崩れたと考えられる」とみる。
 
心配りできる、きまじめな子注意
 ただ、発症しやすい子どもには一定の傾向もみられる。多くの保護者が「幼いころから手を煩わさなかった」というように、周囲に心配りができ、「ノー」と言えないきまじめな子どもだ。「慢性的なストレスを無意識に抱えているケースが多い」(田中氏)
 当事者にとって最も悩ましいのは、高校や大学などの進路のことだ。
 田中氏は「随時入学や高校卒業認定テストなど選択肢は多い。心と体を十分に休ませることで、数年後に急速に回復することも珍しくない」とした上で、こう助言する。
 「『人生は1冊の問題集』です。どんな難問も必ず解ける、危機は乗り越えられると信じて、明るく前向きに毎日を過ごしてほしい」
デスクメモ
 武さんの体験本を読んだ。息子の異変に気付き、家庭問題などを追う取材力で早めに症状を知る。だがその後の道のりは戸惑いと挫折、希望に向けての日々だ。友人との付き合い方やその親に理解を求める訴え…。疾病の潜在者は少なくないという。家族だけで悩まず、専門の医師に相談してほしい。 (呂)
 
 
 
 

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