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歌川国芳 木曽街道六十九次之内 「京都 鵺 大尾」  (ボストン美術館収蔵品)




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国芳の木曽街道六十九次之内は、嘉永51852)年から翌年にかけて版行された木曽街道(中山道)をテーマにした国芳による72枚の揃物です。
画中のコマ絵には宿場風景をいれ、宿場の名前に掛けた物語や伝説に登場する人物が描かれています。


右上の「木曽街道六十九次之内」の文字の周りの絵柄も物語を連想させるものなどで描かれていて、左上に描かれた「コマ絵」の枠の形も、絵の内容に合わせて変えられています。


 
日本橋から始まった、このシリーズのラストである京都に描かれているのは、京の御所を舞台にした源頼政の妖怪・鵺(ぬえ)退治の場面になります。


平安時代末期、毎夜のように天皇の住む御所の清涼殿の上は、黒雲に覆われて不気味な、もののけの鳴き声に包まれました。
遂には恐怖に怯えた天皇は病の身となってしまった。


そこで酒呑童子討伐や土蜘蛛退治で知られる源頼光の子孫である源頼政が怪物退治に選ばれました。
そして夜になり、頼政が家来の猪早太と共に御所を警護していたところ、東三条の森から黒雲が湧き上がり、その中から怪物が現れたので、先祖伝来の弓で鵺を射落としました。


その姿は頭が猿、胴が狸、手足が虎、尾が蛇という異形の怪物であったと伝わります。


 
コマ絵は、御所を舞台にしていることから御所車の形をしています。鵺の黒雲が繋がっているので、京の東三条の風景でしょうか。
右上の「木曽街道六十九次之内」の文字の周りには、鵺退治を連想させる弓、たいまつ、黒雲などが描かれています。


黒雲に乗る鵺の異形な姿を大きく中央に描き、下方に頼政と早太の姿が小さく描かれています。
「京都 鵺 大尾」の大尾とは最後・終局・終わりの意味があり、鵺の蛇の尻尾とシリーズの最後を掛けているのでしょう。


 


私は子供の時からヌエの事を少し知っていました。
それは藤子・F・不二雄の「21エモン」という、まんがに出ていたからなのですが、もちろんストーリーは違っています。


SF漫画だったのですが、たしか主人公の少年が、ある宇宙人に親の仇といって命を狙われるのですが、全く身に覚えがありません。


話を聞いてみると、1000年前に父親が地球を探検に行った時に、源頼政に突然弓矢で射抜かれて殺されてしまったらしく、主人公の少年が源頼政に間違いないというものでした。


結局、宇宙人には地球人が皆同じ顔に見えていた(人がスズメの群れを見ても皆同じように見えるように)と言う事と、宇宙人の寿命が数千年もあったので、地球人の寿命が100年もないと知らなかったという結末でした。


 
江戸時代に生まれた国芳は浮世絵師になりましたが、現代に生まれていたら奇想天外なストーリーを描く漫画家になっていたかもしれないと思うのですが、どうでしょうか。


 


ついでに一つ問題をだしましょうか。



この地球で一番寿命が長いのはなんでしょう。


植物だと屋久島の縄文杉などは何千年も生きていますが、動物ではどうでしょう。


400歳以上の貝なども発見されていますが、もっとすごいのがいます。


 


ベニクラゲ


なんと不老不死です。絶対に死なないという事ではなく、捕食されれば死んでしまいますが、外敵に襲われなければ、永遠の命だそうです。


不思議な事は、まだまだ沢山あるようです。


 




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