休みには中古屋のはしご

「精神」と「肉体」などと勝手に自分と思い込んでいるものに呪いあれ!とまれ「自分の中」でもってこの二つの乖離がどんどんひどくなる。

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20130209(了)

フェルディナント・ フォン・シーラッハ/小説『犯罪』

 1964-   VERBRECHEN

  1.FÄHNER(フェーナー氏)
  2.TANATAS TEESCHALE(タナタ氏の茶盌)
  3.DAS CELLO(チェロ)
  4.DER IGEL(ハリネズミ)
  5.GLÜCK(幸運)
  6.SUMMERTIME
  7.NOTWEHR(正当防衛)
  8.GRÜN(緑)
  9.DER DORN(棘)
  10.LIEBE(愛)
  11.DER ÄTHIOPIER

   (酒寄進一訳)

   2011年6月/短編小説集(ミステリー系)/東京創元社(単行本)/中古

   <★★★★△>


2012年 翻訳小説部門「本屋大賞第1位」
2012年 ‘このミス’海外編 第2位
と、なかなか日本でも輝かしい。

刑事事件専門の弁護士が、実際にあった事件にヒントを得て書いたという短編集で、ドイツで
大評判になり、いくつもの賞を獲得したほか、33カ国で翻訳されたんだそうな。

どう言っていいかよくわからないが、大半は‘これも犯罪なんだよなあ’、というような哀しい犯
罪が多い。
さらっと割り切っているにもかかわらず、余韻があって、とても好ましい。

お薦め。

(このあと連作短編集が出ていて、そっちも気になる。ルネ・マグリットを文章にしたら「コナイ
ナルントチャウカ」なんていう喩えの評もあるそうな。まあ、独特の幻想味を帯びているという
ことやろうね。2冊共に映画化が決まっているという。 一体この11の作品のどれを?)

そうそう、TANATAS は TANAKAS くらいに無理にでも替えて置けばよかったのにね。

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