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20131014(了) ヴァインベルク/交響曲第8番「ポーランドの花」Op.83(1964) Texts by Julian Tuwim 第1楽章 春の突風 3:57 第2楽章 バルティの子どもたち 4:02 第3楽章 古いコテージの前に 3:59 第4楽章 ここには果樹園があった 5:13 第5楽章 ニワトコの実 3:16 第6楽章 レッスン 7:33 第7楽章 ワルシャワの犬 5:44 第8楽章 母 6:24 第9楽章 正義 6:14 第10楽章 ヴィスワ川の流れ 12:11 アントニ・ヴィト指揮/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団/ ラファウ・バルトミンスキー(tn)/マグダレーナ・ドブロヴォルスカ(sp)/エヴァ・マルシエク(alto) 録音:2011年6月/世界初/ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール Tot.58:32 2013年/CD/現代音楽/NAXOS/8.572873/輸入 <★★★★△> (帯/アルバム紹介) NAXOSレーベルが精力的にリリースを行っている作曲家の一人であるヴァ インベルク(1919-1996)。とりわけ交響曲の録音においては、名指揮者ヴィトの存在が大きい ことは間違いありません。さて、この第8番の交響曲は大規模な管弦楽と声楽を必要をする もので、同時に彼における「極めて個人的な独白」が表出される作品でもあります。ポーラン ドの過去と危うい未来を鑑みて書かれたジュリアン・トゥイム(1894-1953)の叙事詩「ポーランド の花」をテキストにして書かれたこの作品は、戦争の空しさと残酷さ、そして、現代社会にも 通じる不安に満ちた社会情勢を描き出した力作であり、最終楽章での微かな希望へと繋がる 音楽こそ、当時の彼が求めていたものであることは間違いないでしょう。 と紹介では無難な内容なんだが、WIKIで見ると、イワシュキンとかいう評論家などにこっぴど くやっつけられていて、復権が遅れているみたい。いわく・・・ 「これらの作品はショスタコーヴィチの音楽を台無しにするだけでなく、数え切れないほどの 悪質な亜流の“かさぶた”でもってショスタコーヴィチの音楽を覆い隠してしまう」 このワインベルクさん、師弟関係ではなかったが、ショスタコーヴィチとはいたって近かったこ ともあって、影響を与え合ったことはあったようで、そりゃ当たり前だろう。 ひどい書かれ方もあったもの。 シューマンにメンデルスゾーンの匂いがするからって、そのためにやっつけるかね! プロコフィエフ、バルトーク、ミャスコフスキー、マーラー、ユダヤの民族音楽、モルダビア・ ポーランド・アルメニアの民族音楽・・・など様々な影響があるとも書かれている。 ショスタコーヴィチの影響は見え見えかもしれないが、民族音楽的な感じはものすごくあって、 これがじつにかっこいい。 マーラーやとりわけユダヤの匂いもかなり強い。ユダヤ臭さはワタシの乏しい経験/記憶に ふっと思い浮かんだのは、たとえば、ミヨーの『神聖祭儀』で、歌の部分にかなり似た調子が あったことかな。ユダヤ教のものらしい、あのやたらとヘンテコリンな音程のメロディー・・・ 音楽としてとても堂々としていて、バランスがよい。録音がよいのも効いていると思う。 マーラーのようにズシーンと来るような圧迫感はなく、大オーケストラをゆったりと使っている。 上には現代音楽と書いたが、WIKIでは「近代音楽」としてあった。どうでもいいことだけどね。 音楽的には確かに20世紀でも前半までの音楽という感じではある。 初めて聴く作曲家ながら、ワタシにはたいそう魅力的でした。 表題付きの音楽が多いというわりに、作品一覧にはタイトル付きは少なく、絶対音楽の作曲
家風に見える。交響的作品が目立っている。もうちょっと聴いてみてもいいかも。 |

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