|
20130929(了) スティーヴ・ハミルトン/小説『開錠師』 THE LOCK ARTIST 越前敏弥訳 2012年12月/ミステリー小説/ハヤカワ文庫/(2011年 ハヤカワミステリ)/中古 <★★★★> (宣伝) 本年度年末ミステリ上位を独占 このミステリーがすごい! 2013年版【第1位】 週刊 文春ミステリーベスト10【第1位】 プロ犯罪者として非情な世界を生きる少年の光と影を描き、 世界を感動させた傑作ミステリ・・・ 八歳の時にある出来事から言葉を失ってしまったマイク。だが彼には才能があった。絵を描 くこと、そしてどんな錠も開くことが出来る才能だ。孤独な彼は錠前を友に成長する。やがて 高校生となったある日、ひょんなことからプロの金庫破りの弟子となり、芸術的腕前を持つ 解錠師に……非情な犯罪の世界に生きる少年の光と影を描き、MWA賞最優秀長篇賞、C WA賞スティール・ダガー賞など世界のミステリ賞を獲得した話題作。 マイクルの物語。といってもせいぜい20代後半までなんだが、2つの時間軸を中心に描かれ ていって、その2つの時間がだんだん近づいてゆく。 手馴れた描かれかたなのか、そうでもないのか、それとも主人公の(一人称の)せいなのか、 とても落ち着いた表現でいて、かつ初々しい感じを受ける。 この作者、実は十分に経歴豊かな小説家だそうな。 10年ほど前に『氷の闇を越えて』という大ヒット作があるんだって。記憶にありません。 開錠に関する記述の面白さと、それを練習する場面や実際に犯罪に用いる場面などが大変 印象的だからこそ、ミステリー的要素も生きているが、もう一つの柱は、ロマンスというよりは、 なんだろう、運命の出会い、唯一無二の恋をした男女の関係やね。これが物語りを言わば ‘必要以上にカラフルに’している気がした。 マイクルの成長譚だというような見方も出来なくはないが、ワタシはあまりそっちのほうへ行 くのはどうかなと思う。 ページターナー度は抜群だと請合います。
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2013年10月09日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]




