休みには中古屋のはしご

「精神」と「肉体」などと勝手に自分と思い込んでいるものに呪いあれ!とまれ「自分の中」でもってこの二つの乖離がどんどんひどくなる。

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20130330(了)

ディーリアス 1862-1934

1)歌劇「コアンガ」(1897)

  CD1(1-16)61:16、CD2(1-13)51:34

    Eugene Holmes(バリトン)/Claudia Lindsey(ソプラノ)/Raimund Herincx(バス)/
    Keith Erwen(テノール)/Jean Allister(コントラルト)/Simon Estes(バス)/ほか
    ジョン・オールディス合唱団/ロンドン交響楽団

    録音:1973年9月、ロンドン、キングズウェイ・ホール

2)高い丘の歌(1911)

  CD2(14-17)24:58

    Miriam Bowen(ソプラノ)/Peter Bingham(テノール)/リヴァプールフィルハーモニック合唱団
    ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団

    録音:1973年6月、リヴァプール、ザ・フィルハーモニック・ホール


  指揮:サー・チャールズ・グローヴズ

  2003年/CD2枚組/オペラ・歌曲/EMI CLASSICS/輸入/中古


こんなもの見つけた。
ひょっとして、ラッキーだったかも。    
こんなのちゃんと録音されているんだあ。
A・シュティフターが原作だから「村のローメオとユーリア」はまあドイツものですが、その前の
オペラであるこちらはアメリカ。
18世紀後半、ミシシッピの農園における黒人奴隷の話・・・
プロローグとエピローグに挟まれて、男女の激しく悲しい愛の話が年老いたアンクル・ジョー
によって語り始められる。
珍しく調べました。
けっこう複雑なストーリーなのでここには書かないけれど、一応お話はわかりました。

はじめはちょっと変った臭いがするなあと思いつつも、聴き進めていくと、やっぱりディーリア
スの優しい音楽に満たされているのですな、結局。
オーケストラ・ピースとしてよく知られている第2幕の「ラ・カリンダ」は奴隷たちの踊りなのね。
そうは聞こえないんだけれど。それにあのすてきなメロディーが合唱や歌でいまいちよくわか
らない感じにきこえてしまうところもあるのが微妙だなあ。もっとも、この「ラ・カリンダ」の部分
は、実際はこのオペラの中では、良く言えば少なからず特異な存在で、まあ普通に言えば、
少々浮いている。無論かまやしない。
まあ、そのはずで、もともとは組曲「フロリダ」という管弦楽曲に含まれていたわけで、それを
転用したんだな。20歳過ぎに家の仕事の関係でフロリダにおり、ミカンのプランテーション運
営に関係したせいでなんだろう、「コアンガ」作曲に結びつく色んなネタを得たに違いない。

確かそうだったようなと思って「フロリダ」を聴きなおしたら、これがけっこういい曲。って、その
ままじゃん。
いかにもディーリアスなんだけれど、この組曲、どこかねえ、ワグナーの匂いがふっと通り過
ぎた気がしたところがある。気がしたと書くとおり、単に気のせいかもしれない。

「高い丘の歌」はずっと後年の曲で、ぐっと絵画的。
ただ、かなり盛り上がってドラマティックと言えるところも少しある。
25分ほどもあって長いので、ゆっくりディーリアスの世界に浸っておれる。

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