休みには中古屋のはしご

「精神」と「肉体」などと勝手に自分と思い込んでいるものに呪いあれ!とまれ「自分の中」でもってこの二つの乖離がどんどんひどくなる。

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20130610(了)

ジョン・アダムズ/「ON THE TRANSMIGRATION OF SOULS」(2002)


   ロリン・マゼール指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック/ブルックリン・ユース・コーラス

   録音:2002年9月、Avery Fisher Hall、リンカーン・センター、NY  Tot.25:04

   2004年/CD/現代音楽/NONESUCH/WARNER/輸入/中古

   <★★★☆>


またジョン・アダムズ。ちょこちょこ聴いてますねえ。
25分の収録で安かった。マゼール/ニューヨーク・フィルなんだなあってんで仕入れ。
合唱も入っている。
なかなかにぎにぎしいと思った。でもこれは、あれ、「9・11」の企画ものだったのね。

  「9・11」の犠牲者を悼んで書かれた作品で、テクストには遺族から寄せられた犠牲者た
  ちの言葉が含まれており、音楽にはアイヴズの「答えのない質問」からの引用が含まれ
  ています。(ネットの宣伝文句)

などとある。
「輪廻転生について」とか「魂の転生」とか訳されている。転生って訳でいいの?

ふつうこういう題材を耳にするのは厭なほうなんだけれど、聴いてみて、ああヤなもの聴いち
ゃったということはありませんで、真摯な音楽を大真面目に聴かせてもらった。
凡百の(失礼!)ミサに勝るかも。あるいは・・・猛烈にハードなSFみたい。
どういう経緯で作曲されたか、やっぱりアダムズさんで、すごい方。
不謹慎ついでに言えば、音がとても豊かで、しかも凝集力が強い。
上に書かれていることのほかに、人名がMissingという言葉と共に何十と読み上げられ、それ
が重なって聞こえる。ライナーに載っている名はおそらくそれだろう。あるいは・・・そういうもの
がこの作品そのものだったのかもしれない。音楽的にどうなのかとかいったことはワタシには
わからない。発想としてはけっこう安直なのに、とても効果的。
力強いねえ。「クソ!負けないぞ!」の感じです。

だれそれの曲ほどインパクトがないとか、「福島」のものにも、誰か何か書けよ!とか、いたっ
て安易な感想が目に触れてしまう。
こういうのはね、見たくない。そんなの自分の日記かブログにでも書いておけばいいじゃない
かと思うんだけど・・・ “ツイット”ふうなことは今更止められないのかも、な。人の心を読める
能力なんてなあ、超能力の一種で、それを持つヒトを主人公にした小説(SF扱い)では、主人
公はやたら悩んだり、ろくでもない目に遭うんだけどね。ところがこういう書き込みをちらっと
見るだけだけど、何も超能力なんか要らない。匿名をいいことに、ひねくれた内面や乏しい経
験をもろに投げつけてきてくれるんで・・・まあ、覗きたいヒトのものじゃないとはいえ、もうかな
り見えてるよ、みたいな感じじゃないかい?
(脱線)

もうすこしあとで、ライヒの9・11も聴くことになりそう。

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