|
8/25(日) ● 河合雅雄「少年動物誌」には少し余分なことを書いた。 流行りのFACEBOOKにはそんなのはちょっと書きにくいのヨ、、、と思っている。 ま、ブログの匿名性なんてなんぼのもんでもあるまいし、少々の‘余計なこと’ぐらいも、 なんぼのもんでもないでしょう。稚拙だといわれたら、かえってうれしい。もっとも、書き にくいことは勿論どっさりあるわけで、使い分けは、します。 ● アップした伊藤計劃『虐殺器官』はほとんどいじらず。 ● 今日の新聞の書評では久々にメモっておきたいものあり。 ・「ミレナへの手紙」 F・カフカ(池内紀訳、白水社、3,465円) ・「折口信夫の青春」 富岡多恵子・安藤礼二(ぷねうま舎、2,835円) ‘折口信夫’の評者は赤坂真理さんで、これがいい。昔川村二郎さんの文学論を読んで 強烈に記憶に残った折口。実際には作品なんぞ何も読んだことがないのですがね。 ‘ミレナ’は一部は読んでいるが、全部は読んでいない。実家のどこかにもあるはずだけど、 池内先生の訳なら、と。高いね。T市の近所の図書館に、、、ああ、なきゃ頼めばいいんだ。 ● 映画ネタがつまらない。 ジェニファー・ローレンスがオスカーを獲ったものが並んでいるが、みんな借りられていて だめだった。翌日が休みでないと返却できないもんなあ。 TVドラマでは「Dr. HOUSE」が新作として並んでいるので、ポツリポツリ観ている。 ● 少し雨が降り、昨晩などは大分涼しさがあった。 今晩も冷房は要らないかも。 ● 似たような安い車を買うことにした。 今乗っているのは本来はカミサンの名義のもので、実際にカミサンが「買った」ので、とや かく言えない。再来週、それを娘にあげてしまう。別の車を手に入れなければ、というわけ だが、今度はワタシが買わねばならないんだそうな・・・ そんな・・・ それは理屈か? ● 車庫証明を取るために管理会社(本郷の駅前)に行ったところ、去年だったか上の階から下 水が漏れた件で担当してくれた若いのがいたので、今年中には今の住まいを引き払うつもり だとあえて言っておく。契約書その他、色々引っ張り出してくれた。 出る前月に言っておけばいいものらしい。 ボロボロにしてしまったから、どうせ敷金は戻らんだろう。むしろ余計に取られるかも。“退室 立会い点検”が「怖い」ね。 とにかく引越し関連のいろいろが猛烈にありそう。長くそういうことに無関心でおれたので、 久々動くことにほとんど恐怖感すら覚えるゾ。 ちなみに、上記車庫証明は、我々が出るとわかったので、その管理会社で出せるけっこう ぎりぎりのタイミングだったそうな。そんなもんか。 ●
あー、コースにも行かないのに、打ちっぱなしには毎週ほぼ欠かさず行ってます。 上手になってはいません。なりそうにもない。 わりとリキを入れているのは、打ち始める前の準備体操。これに時間を割いている。たいして 長くはないけど、ワタシほど打ち始める前にじたばたしているヤツはいないみたい。 混んでいる場合は待っている客の視線がちょっぴり気になるが、いいんだぁー。 この体型なんだからさ、今は体操のほうがよほど大事。 |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2013年08月25日
全1ページ
[1]
|
20130807(了) 伊藤計劃/小説『虐殺器官』 2010年/SF小説/ハヤカワ文庫/2007年6月、早川書房から単行本/中古 <★★★★△> (カバー裏) <9・11>以降の“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理 体制に移行してテロを一掃したが、先進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。 米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常にその存在が囁かれる謎の男、ジョン・ ポールを追ってチェコへと向かう・・・・彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす “虐殺器官”とは? ゼロ年代最高のフィクション、ついに文庫化! 近未来SF。 やっと取り付いてみました。 少し極論が含まれているけれど、この小説の中には以下のような台詞が所狭しと出てくる。 例えば、主人公が、捕まえたい男に言われる・・・ 「人間がどんな性格になるか、どんな障害を負うか、どんな政治的傾向を持つか。それは遺 伝子によってほぼ決定されている。そこに環境が加えられる変化となると、ごくわずかだ。 すべてを環境に還元して、人間の本質的な平等を謳う連中はいる。わたしだって、人間は平 等だと思うし、平等な社会を築くこと、遺伝子の命令を越えた『文明』をもつことができるのが、 人間という存在であると信じている。だがわたしたちの可能性やそれにともなう責務と、結果 を説明するための科学を混同してはいけない。すでに起こってしまったことに対する原因は あるし、それに対する生物学的、脳科学的な説明もあるのだよ。きみはまず、自分が遺伝コー ドによって生成された肉の塊であることを認めなければならない。心臓や腸や腎臓がそうで あるべき形に造られているというのに、心がそのコードから特権的に自由であることなどあり えないのだよ」 その最後のところは常にワタシだって気にしているところ。 この小説ではここに「言葉」というものも同じような感じで出てくる。 道具としてではあっても脳が紡ぎだす言葉あるいは言語というものもまた進化や遺伝子の適 応から‘自由’だとは思えないのね、ワタシも。勿論先日読んだ池田先生の進化の本から、あ あやっぱりもうダーウィニズムやネオダーウィニズムだけでは説明が付かないんだなあと、納 得せざるを得なかったのとも、ちょっと関係がありますが・・・ 興味のあることからだからだろうね、上記のような中身の事柄がバンバン会話に出てくること にほとんど違和感がありませんで、同時に述べられるテロリズムや累々たる屍の山というお 話にも問題なく入りこんでしまった。 SF系の賞は獲ったが、所謂文学賞に関しては結局無冠だったのではないか。 上記引用はカフカの国におけるもので、そういえばカフカのこともやたら出てくる。(ワタシも カフカについては少々ながら因縁もありまして・・・) 生物学や社会学や歴史などについても広く押さえて書かれているこの作品、もう作者のほう は若くして壮絶な癌死をしてしまっており、当然寡作。むしろ亡くなってしまってからおおいに 認められるようになった。そのへんは、解説に詳しい。 ワタシのリストアップは確か‘このミス’による。 若いヒトにしか書けないような哲学的問答をたっぷり含んだ、猛烈エンタテインメント。
映画化はむずかしいなあ。もしやってみようなんて思うヒトがいたら、安直には多分アニメじゃ ないか。 年を取れば、人間の愚かさについても若いときとは違った見方感じ方になってくるもののよう だけれど、だからこのエンタテインメント、少々小うるさいかもしれないけれど、奥歯を噛みし め汗をかきつつ(って、今はホント暑いのですヨ)読まされること間違いない。 哲学問答ったって、全く読み辛くはないので、ご心配なく。 巻末の訳者による丁寧至極な解説によって、ある賞の選者であった小松左京の一部残念と いう‘言い分’は理解するし、ワタシも更なる掘り下げがありうるとは思うものの、これが“今” でしょう。 読んで楽しめること請け合う。ただテーマが大きいだけに、あなたはその先をど う考えるか!!! 広く、オススメする次第。 |
全1ページ
[1]


