休みには中古屋のはしご

「精神」と「肉体」などと勝手に自分と思い込んでいるものに呪いあれ!とまれ「自分の中」でもってこの二つの乖離がどんどんひどくなる。

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20130715(了)

高野秀行/「アジア新聞屋台村」

   (解説:角田光代)

   2009年3月/ドキュメンタリー〜エッセイ/集英社文庫/中古

   <★★★★☆>

   初出「小説すばる」2005年11月〜2006年3月、単行本2006年6月/集英社


(カバー裏) 早稲田の三畳間に沈没するライターのタカノ青年は、台湾の美人社長に見込まれ、
なぜか多国籍新聞社の編集顧問に就任。勇み立ったはいいが、アジア各国のツワモノたち
に翻弄され、たちまちハチャメチャな屋台的世界に突っ込んで行く。果たして彼と新聞社の未
来は?在日アジア人と日本人の夢と現実を痛快に描く自伝的トーキョー青春物語。『ワセダ
三畳青春記』『異国トーキョー漂流記』の姉妹編。

超オモシロ本『異国トーキョー漂流記』の姉妹編てんで店頭で選んで仕入れ。
上の文にひととおりの情報は盛り込まれているから、あらためて書き加えることはそんなに
ないけれど、力説したいのは、グローバリズムってなんだ!!! とか、まあ同じことになるんだが、
日本人の規格に嵌った思考回路のまずさ!!! とかかな。
この「エイジアン新聞」に集っていた人々の個性やパワーは、目から鱗のことばかり。
どんどん先へ読み進めてしまうんだけれど、各国の新聞作りにかかわっているひとびとの
お国の事情やその人の背景などもちゃんと書き込まれていて、それがグローバリズムである
とともに、活力の源、みたいな感じだろうか、いちいち納得できる。
ただし、みんな相当ヘン、せせこましい枠内の感性にどっぷり浸かっているワタシなんぞには。
結局オモロイだけでは済まない付き合いにくさという澱をあらためてちゃんと認識するという
意味も含めて、納得できる、と書いた。まあ、日本人の平等と言う時の考え方や、横並び主義
と嫌味で言ってやる時の自分の感じ方などは、この可愛い本の前にしごく簡単に崩れてしま
うね。

少しは考え方の軌道修正、できたかも。知らなかった“雑多”がワンサカ・・・
だから世界旅行はしなくてもまあ大丈夫だよ、と言いたくなる。
‘青春記’風でもあるけれど、そういう枠をなんというか、えらくはみ出しているんじゃないか。

まいりました。

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