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20131210(了) 「闇の展覧会 ― 霧」 カービー・マッコリー編 1)遅番 デニス・エスチン 2)石の育つ場所 リサ・エスチン 3)昼、梟の鳴くところ マンリィ・W・ウェルマン 4)三十六年の最高水位点 デイヴィス・グラッブ 5)霧 スティーヴン・キング 解説:風間賢二 2005年/小説(ホラー系)/ハヤカワ文庫/(カミサン蔵)/中古 <★★★△> 正確には中古じゃないなあ。 もともとは1980年に編まれたもの。 (5)が映画化されるというので復刻したのだろう。 これ実はカミサンの本。捨てようとゴミ箱に投げ入れていたのにワタシが気づき、ついオモロ ソウじゃん、と読み始めてしまった。 短編を読もうとちょっと書いたが、それに見合うし、、、 といっても、これは他の四篇が本当に短編なのに対し、キングの「霧」はこの文庫の三分の 二を占める長さで、約260ページ。中編どころかゆうに長編の長さといっていい。 久々にキングもの読んでもいいかと。 たちまち読了。にくたらしいほどうまい。この馬鹿っ話をおしまいまで引っ張って行って後悔さ せないのだもの。 あとの短編はつけたし。 昔ジェームズ・ハーバートにも「霧」というホラーがあって、読んだような記憶があるが、忘れ てしまった。 霧といえばブラッドベリの「霧笛」! これは忘れようったって忘れるものじゃない、、、 この映画化は「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」を巧みに映像化したフランク・ダラ ボン監督だったのね、知らなかった。でも多分成功しなかったんじゃないか。知らないけど。 そのまま映画化したら間違いなくB級SFホラーになるもんな。 キングのオーソリティー風間賢二氏もそのへん心配した書き方をしている。 このアンソロジーの評価の高さを知らしめるという意味合いで、米国の《スクリーム》というホラー 専門誌が1991年に、80年代のホラーベストテンを載せていて、その10位に入っているという。 1.「レッド・ドラゴン」トマス・ハリス(ハヤカワ文庫NV) 2.「ミザリー」S・キング(文春文庫) 3.「ウォッチャーズ」D・クーンツ(文春文庫) 4.「ペット・セマタリー」S・キング(文春文庫) 5.「羊たちの沈黙」トマス・ハリス(新潮文庫) 6.「カーリーの歌」ダン・シモンズ(ハヤカワ文庫NV) 7.「血の本」(全六冊)クライヴ・バーカー(集英社文庫) 8.「スワン・ソング」ロバート・R・マキャモン(福武文庫) 9.「テキサス・ナイトランナーズ」ジョー・R・ランズデール(文春文庫) 10.「闇の展覧会」カービー・マッコーリー編(ハヤカワ文庫) このとおり十位にランクイン。 なんだたかが十位じゃないか、というなかれ、これより前にはオムニバスが入っていないんだ から、オムニバスものとしてはトップじゃないか、というわけだ。 ちょっと強引なリストなのかもしれないけれど、このころはワタシも結構こういうホラーものも 読んでましたので、なるほどという感想もある。 どうでもいいことです。 ところで、実家の本の整理をやっていて、生々しい記憶のなかでは、4.や8.は捨てられる
運命にあることがわかっている!(オーバーな) 娘も見てはくれるだろうが、持っていきはしないだろうなあ、忙しそうだし。 でもでも、 8.なんか貴重やろなあ・・・ 3.はねえ気に入っていたんで、残すことにしたはず です。 ところで、今回の「このミス2014年版」によれば、なんとなんと、翻訳部門の第一位はキング なんだよね。キングの第一位は初めてなんじゃない? 『11/22/63』。 そういや、名古屋市内のさる本屋で見かけました。「このミス」が書店に並ぶまえに第一位だ っていう帯が巻かれて平積みされていた。これってありがちとはいえ、インチキじゃねえか? ハハハ。 |
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