休みには中古屋のはしご

「精神」と「肉体」などと勝手に自分と思い込んでいるものに呪いあれ!とまれ「自分の中」でもってこの二つの乖離がどんどんひどくなる。

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映画 『舟を編む』

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20140113(了)

石井裕也監督/映画 『舟を編む』


    松田龍平/宮崎あおい/オダギリジョー/黒木華/渡辺美佐子/池脇千鶴/鶴見辰吾/
    伊佐山ひろ子/八千草薫/小林薫/加藤剛/宇野祥平/又吉直樹/波岡一喜

    原作:三浦しをん

    音楽:渡邊崇

    2013年/邦画/レンタルDVD/133分

    <★★★☆>


これほど、事前に持ったイメージ通りの映画もあまりない。

(解説の一部) 2012年本屋大賞に輝いた三浦しをんの小説を、『川の底からこんにちは』な
どの石井裕也監督が実写映画化。ある出版社の寄せ集め編集部が、気の遠くなるような歳
月をかけて二十数万語が収録された新辞書作りに挑む姿をユーモラスに描く。

話の始まりは若干古くて、1990代半ばから。
だから辞書の出来上がりは2010年前後といったところ。
もうすでに辞書はあまり顧みられない時代に突入してはいるんだけれどね、赤瀬川原平さん
のチョー面白い名エッセイ『新解さんの謎』を思わせるオモロサも入っていましてね、そりゃあ
ネットによる語釈でも、楽しいものはありうるわけですが、「辞書は読むもの!」
  
   ※『新解さんの謎』は言葉や辞書に少しでも興味がある方だったら、楽しめること請合い
    ます。是非!!!(角川)

ひどい口下手ながらも、大学院まで出て言語に興味を持っている主人公に、実はピッタリの
お仕事だったわけで、まあいわば幸せな仕事に就いた男や仲間、そんな見栄えのしない男
たちになぜか惚れて協力し尽くす妻や人々を描いていて、それだけのこと。しかももう観てい
る人には、ほぼ過去のものと分かっている。
この後に続く仕事は、そんなに楽しいものでもないだろう。

ワタクシゴトで恐縮ですが、自分にも結構向いた仕事だったのではと思わずにはいられなか
った。(ワタシを知っている人は、おおむね賛成してくれると思います、ハイ)
ところで、松田龍平のキャラや演技は映画的にはいいのだろうけれど、あそこまで口下手で
は、なんぼ高学歴でも、出版社なんて採用するやろか。しかもこの部署への配属前は営業?

なんで辞書があんなに高いのかは、そりゃあもうよくわかるねえ、想像はつくものの、あん
なふうに実際を見てみれば。
三浦しをんさんの原作、もう読まないでしょうが、、、さあ、読んだほうがよかったのかしらん。

演技者はそれなり。
猫が一匹それとなくおりまして、そのそれとなくがよろしい。
音楽は静かに鳴って主張のあるものではないので、別に取り出して聴けるようなものじゃはな
いと思う。否定しているわけではありません。

※キネマ旬報の年間ベスト10の邦画で2位にランキングされていた。
    1位はアルツハイマーだか認知症だかが進みつつある監督さんの作品でした。

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