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友人Kの誘いで、品川のグランドプリンスホテル高輪に
クリスチャン・ラッセン展を観に行く。
友人の知り合いが、30万円のローンを組んでラッセンの絵画を購入したため、
招待状をいくつか貰ったため、おすそわけしてくれたのだという。
私は、美術館と言ったら、ゴーギャンやらゴッホ、
せいぜいピカソなどの有名な古典画家のイメージしかなかったので、
ラッセンと聞いて、誰?と正直に友人に問うた。
友人は本当に驚いた様子で、イルカの絵など、世界的に有名な画家で、
ラッセンの絵はパズルなどにもよく使われているという。
文部省指定の教科書にも掲載されているほどだとか。
さて、展覧会の半分は、ラッセンが油絵で描いた幻想的なハワイのビーチや
イルカが展示されているのだが、
残りの半分は主として販売を目的とした版画が展示されており、
詳しい説明とともに購入をすすめる販売員の方が多くいた。
私と友人は、20代半ばでみためにもそうお金を持って
いるようにはみえない若僧二人組だったので、
購入をすることなど微塵もかんがえていなかったのだが、
販売員の一人の伊藤さん(男性で私達と同い年くらいらしい)は、
それを無言の承知の上で丁寧に説明をしてくれた。
いろいろ教えていただいたが例えば、どの版画作品にも手書きでかいてある
120/250などの番号は、できあがった順番と、
その作品が合計で何枚すられたかを示していること。
そのうち頭にCRLと記されたものは、
ラッセン自らの所有物で、すでに完売したが、
本人の好意で展示されているものだという。
また、基本的に版画の値段は、初めは安いが、売れて行くにつれ、
つまり同じ作品の在庫がなくなっていくにつれてドンドン高くなり、
ラッセンの場合、100万、200万になっていくという。
このほかにも、例えばラッセンが唯一自画像として
えがいたNessal(ギリシャ神話の神の名前で、後ろから読むとなんとラッセン!)
という作品も、わざわざ、展示品を外してきて、
私達に個人的にみせてくれ、解説してくれた。
また伊藤さんの話だと、絵画を購入するひとは、よほどの富豪は別にして、
案外独身の若い人が多いのだという。
結婚した人は、夫婦が両方ともその作品を気に入らなければならないし、
住宅ローンや育児・教育費などで手一杯のなのだそうだ。
自分の好きなことにお金を使える若い人が、
5年ほどのローン(一ヶ月1万くらい)を組んで買うことが多いのだとか。
ともかく、伊藤さん、貴重なお話どうもありがとうございました。
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この絵の名前はなんですか?
2012/7/24(火) 午前 10:29 [ ラッセン ]