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6月30日の朝鮮日報、「万物相」にハン・ヒョンウ論説委員が「北朝鮮では子供でも公開処刑を見せられる」と書いている。紹介しコメントする。
【2012年夏のある日の午後、平壌の外れにある軍官学校の校庭に平壌市内の大学生たちが集められた。しばらくすると、目隠し状態で胸に大きな名札を付けた約10人の芸術団員が引かれてきた。
軍人たちが団員たちを一人ずつ木の杭に縛り付けると、すぐに裁判が始まった。「これらの団員は、性に関する動画を視聴し、それを再演する映像を作って流布した。人民の名で処刑する」
高射銃を積んだ車がこれら団員たちの40メートル前方で止まった。「撃て」という合図とともに、口径14.5ミリの四つの銃身が一度に火を噴いた。銃身一つにつき60発ずつ、一人当たり240発が撃ち込まれた。
処刑が終わると、「このような民族反逆者たちを埋葬する場所など共和国内には存在しない」という言葉とともに、すでに元の状態をとどめていない遺体をタンクで踏みつぶした後、火炎放射器で焼き尽くした。
当時この現場を目撃していた北朝鮮の大学生が証言した公開処刑のシーンだ。ある国際人権団体が脱北者610人を対象にインタビューを行い、北朝鮮の323カ所に上る公開処刑場を公開した。
咸境道が200カ所と最も多く、平壌にも4カ所存在していることが分かった。公開処刑は川辺や空き地、畑、運動場などで行われるが、見物人は数百人から多いときで1000人にも上るという。
見物人の最前列には小学生、その後には中・高生、最後列には一般の住民が並ぶ。脱北者のうち83%が公開処刑を直接見たことがあると回答したほか、見物当時の年齢が7歳だったと答えた脱北者もいた。
家族は必ず現場に来なければならないが、悲しんだり泣いたりすれば、この家族も反逆者として処罰される。むしろ「こいつは党を裏切った」と批判しなければならない。
処刑された死体は家族に返されることはなく、適当に埋葬される。2005年にこうした公開処刑のシーンがひそかに録画され、全世界に公開されてからは、住民たちの携帯電話を全て提出させているという。】
華やかな米朝、米中トップ会談の陰に、こうした中世の暗黒時代でもなかったような人権侵害が独裁国家で行われていることを、私たちは忘れてはならない。
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