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雑誌「月刊日本」3月号に、稲村公望・中央大学大学院教授による、「フーバー回想録の衝撃・F・ルーズベルトの犯罪」なるレポートがある。最近、ジョージ・ナッシュが編集したフーバー大統領の回顧録「裏切られた自由」の紹介だ。要約しコメントする。
 
「この回想録の最大のポイントは、“ルーズベルトが日本を戦争に引きずり込んだ”ということだろう。フーバーは次のように書いている。“私はダグラス・マッカーサーと1946年5月に2度にわたって各1時間、サシで話した”。
 
“私が、日本との戦争の全てが、戦争に入りたいと言う狂人(ルーズベルト)の欲望であったと述べたところ、マッカーサーは同意した”と。これまでも、チャールズ・ビアード博士らが、日米戦争の責任は、ルーズベルトにあると主張してきた。
 
しかし、ビアードらの主張は“修正主義”として、アメリカの歴史界では無視されてきた。つまりルーズベルトの責任がフーバーの口から語られたことに、重大な意味がある。1941年8月の日本に対する経済制裁は弾を撃たなかったが、本質的には戦争だった。
 
ルーズベルトは腹心の部下から再三、そんな挑発をすれば遅かれ早かれ、日本が報復のための戦争を起こすと警告されていた。ルーズベルトは、真珠湾攻撃の5カ月前、日本爆撃計画を承認していた。
 
徳富蘇峰は当時、“日本が七重の膝を八重に折って、昨昭和16年8月、近衛首相が直接協商のため洋上会見を促しても、まじめに返事をしない。逆に米英、蒋介石、オランダなど、いわゆるABCD包囲陣を作り、クモが蝶を殺すがごとき態度をとった”と主張した。
 
70年の歳月を経て、ようやく“フーバー回想録”によって、蘇峰の主張が裏付けられた。当時、アメリカでは戦争介入に反対する孤立主義的輿論が強かった。ルーズベルトは欧州戦線に参戦するために、日本を誘発し戦争に引きずり込んだのである。
 
フーバー回想録は、トルーマンによる日本への原爆投下についても、“日本は繰り返し平和を求めていたにもかかわらず、アメリカの全ての歴史のなかで、他に比較するもののない残忍な行為であった”と厳しく批判している。
 
敗戦により日本は占領下におかれ、徹底した歴史の書き換えが行われた。そして、報道と教育により、アメリカに都合のいい歴史観を植え付けていった。大東亜戦争に代わり、太平洋戦争という言葉が定着、自虐史観の定着に手を貸したのが日教組ら反日左翼である。
 
 フーバー回顧録は、自虐史観、東京裁判史観から我が国が脱するチャンスになる。これを、日本人が誇りを取り戻すきっかけにしなければならない。」
 
 東京裁判でインドのパール判事は、「時が熱狂と偏見を和らげた暁に、理性が虚偽からその仮面をはぎ取った暁に、正義の女神はその秤(はかり)を平衡に保ちながら、過去の賞罰の多くに、そのところを変えることを要求するだろう」と言った。
 
 名古屋市長が大量虐殺というありえない南京事件に勇気をもってチャレンジしているのに、官房長官は「政府としては村山談話を堅持する」など、相変わらずの無難な発言しかしない。民族の歴史を正しい方向へ少しでも変えていく知恵をもてないものか。元台湾少年工の取材をした後だけに、政治の無気力が腹立たしい。
 

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