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私がどうして,このサニアハマディ女史の名著『アラブ人の気質と性格』をもとに いろいろなアラブ人の特質をここに書き出しているのか? 分からない方のために説明します. それは,ここに実際住んでみて,愛らしい親戚たちと交流し, 「人間として ’相互理解’ が 出来るはずだ,」と思っていた一日本人の私が この本を読み,実際に体験して行くごとに、 「”相互理解”はこのままでは不可能だ,」と言う事に気がついたから. 決して,アラブ人を侮辱したり,闇雲に批判するつもりではない事だけは理解してもらいたい. 私の書いている事が気に入らない方もいるだろう. しかし、実際に,ここにやって来た日本人が、アラブ人の純粋な所,いつも笑っている所,家族で楽しく暮らしている所,などを見て,物質に溢れた社会で暮らす日本人の忘れているものを彼らは持っている,と思うのは,ごく普通の事でしょう. ただ、その,表面的にそう見えるものが,ここに暮らして行くと,内面的には全く違うものである事に気がついたのです. だから,それをずっと書いて来ました. なぜ書くのか? それは,純粋な思いで,イスラム教の旦那様と結婚し,イスラム教徒として暮らす日本人で 本当に幸せだと思い,暮らし続けている人よりも、 日本に帰りたい,と思う日本人の方が多いからなのだ. どうしてなのだろう? 本当にいいものならば,どうして一生いいと思えないのだろう? そう思いたくてここにいる人たちは日本人以外にもたくさんいるのに, どうしてそう思えないのだろう? 愛すべき素晴らしいイスラムの人たち.私もそう思って来た一人です. しかし,今は,それが見事に打ち砕かれました. だから書くのです.みんなに知ってもらいたいから. 私はここの人たちを嫌いになんかなりたくないです. でも,私の予想をはるかに超えるくらいの嫌な想いが,ここではたくさん起きました. それは私にだけではありません. 私達日本人は,この国を愛したかった.一緒に努力して一緒に歩みたかった。 しかし,根本的な所の,奥深い所で,私達は全く違う、交わる事のない理論を持ってしまっている事に気がつきました. それは,イスラムと言う壁がある限り決して歩み寄る事のできないものだと気がついてしまったのです。 人間として一緒にいて,理解を深めて,「ああ,分かりあえた,分かってもらえた,」と思っても, 少しその場から離れてしまうと,あっという間に元に戻ってしまう. それは時間をかけて積み上げて来た信頼が一気に崩れ落ちる瞬間。 絶望感.でも,私達は前に進まなくてはならない. 本当に,本当にがんばっているみんなが、残念に思っている事なのです. 己の内面を見つめ、自分の中に解決の因を探す日本人. 内面に因を求めず,外因がすべてを決めると考えるエジプト人。 人間を形成するもの.世界の人間を動かすもの. それはやはり,宗教なんです. 日本人は,宗教の話をすると逃げたり,避けたりしますが, なにはさておき,世界のすべてを理解するために避けて通れないもの, それは宗教なんです. その国をサポートするにしろ、仕事をするにしろ、ましてや結婚するとき, 宗教の重さを無くして何も語れないんです. 宗教の事, ないがしろにする日本人は少し考え直さなくてはいけません。 宗教は人を作り,宗教は人を動かす. しかし,本当に正しい宗教ではない限り 人は永遠に苦しみ続けるのだ,と言う事を. |
エジプトを理解する為に
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(アラブ人との結婚は命がけ? 写真と記事は関係ありません.) 「多言不実行」を書こうとしたのですが、ルクソールでの日本人妻殺人事件に関して先にこれを書きます. ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ブログに家族の話題を書かない。と言う,イスラム教の方の話を知り,なんでなのか分かりませんでした.多分, 家族の事は,他の人が知る事ではない。 ということだろう,と思っていました. ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー サニアハマディ女史の名著『アラブ人の気質と性格』によると, 「ウソと恥とアラブ人。アラブ人はまた,物事を隠したがる.自分の行為をあからさまにしないのは、その行為に否定的な判断がくだされる事を恐れているからで,『恥ずべき行為をしたものは、その行為を隠しておけ.不名誉な事が一つ知れれば,もう一つの不名誉を生む』といわれる。 従ってアラブ人は,自分にとって大事な事は,秘密裏にやる場合が多い.一人だけでやれば,不利な価値判断をくだされずに済む。 秘密のありがたさは『表に出ない罪は,七割がた赦される』と言うたとえに良く表現されている. また,この事はアラブ人がその行為の責任を神に対してではなく,社会に対して負っている事を示している.その場合の不安は,内面的な良心の動揺からではなく,煩わしい外部の干渉から生まれて来る.」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー とあります。 周りの目が怖かった昔の日本と変わりません. しかし,決定的に違う面は、”心に良心の呵責が在るかないか.”です。 日本人は、どんなウソ,隠し事でも,良心がとがめる事がある. でも,アラブ人には,その価値判断の基準が良心ではなく, ”外部の目から見た自分が,恥と映るか,そうでないか、” が重要であって,その行為に対する自分の善悪は関係ない!!のです。。。。。 これが,アラブ人と日本人が全く噛み合ない、相互理解にたどり着けない一つの大〜きなポイントなのですよ!!!みなさん。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「このようなアラブ人の態度は,次の挿話に良く示されている。 女房が他の男を寝室の中へ連れ込んでいるのを亭主が見つける。亭主はピストルを突きつけ,その間男に言った。 『おまえはもう逃げられない.おまえを一撃のもとに殺す事も出来る.だが,このことを誰にも言わないと約束できるなら,見逃してやろう.』 男は宣誓をしてその場を立ち去り,女房は直ちに離婚された.もちろん離婚の原因は誰にも知らされなかった.亭主が問題にしたのは,女房がいなくなる事,女房への罰ではなく,自分のメンツであった.行動を決定するものは,その内容の行為,個人の意思ではなく,世間に対する恥である事を,この例は良く物語っている.」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー アラブ人が、自分のメンツを保つためにすべての行動を決定する,と言うのであれば, 今回の事件は,どう考えても,そうではないようですね. もし,世間に知れるのが最大の恥,不名誉,と思うのであれば, ”妻を殺し,間男に寝取られた無様な男”,と言う姿が世間の目にさらされる恥を, わざわざ選ぶでしょうか? もしかして、この日本人妻は、らくださんが読んでくれた新聞の記事にあったように,前から不倫相手がいて,たとえその相手を見逃し女房と離婚したとしても、CD−Rに,焼き付けられた写真がある限り,自分の不名誉は消えないと思ったから殺したのでしょうか? それとも、アラブ人特有の,『かっとなると後先考えずに行動する』結果なのでしょうか? 昔のアラブの映画で,よく、結婚前の娘が妊娠したり,人前で男となれ合っていると,父親がその不名誉を抹消するために娘を殺す,と言うのがありますが, それをした事により,世間の目からは,不名誉を家系から抹消した父親として見られ, メンツが立つのです. 人、しかも自分の娘一人の命よりも,自分の,自分の家系のメンツを保つ方が,尊い。 これは、昔の武士道、に通ずる所があるだろうか? 今や日本は武士道から遥か遠くはなれた、人道主義の社会を営んでいます. しかし,イスラム社会は,人道主義とは言えない,とサニア女史は書いています. そんな社会で,どのようにこの事件は解決されるのでしょう? アラブ人と結婚する前に読むべきだ.と思う方は(文字をクリック)をクリックしてね. |
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エジプトの友達が,うちの旦那に電話して来た. 『お前の所の奥様生きてるか?日本人妻が殺されたってよ.おまえじゃないだろうな?(笑)」 (ちなみにうちのダンナちゃまは,寝込んだ奥さんのためにご飯を作って尽くしている所でした.) 検索したんですが日本のニュースでは全く出て来てないんですね.これが。 旦那が読んだ記事では”日本に住んでいたエジプト人の旦那32歳と日本人妻31歳が,旅行でルクソールに来た際,旦那が留守の間に,日本人妻が他の男とベッドにいたため,殺した.”そうです。。。 あのさ、おかしくないかい? 夫と旅行で来た日本人妻が,夫の国で他の男引き込んでふつう寝るか? イスラム教国では,妻がこういった行為をした場合,夫に殺されても文句はいえない,らしいですが, (どなたか詳しくご存じの方,解説してくださると助かります.) こういう事を知っている妻が,わざわざ見つかりそうな状況でそういう事をするとはどうしても思えないのですが. 私は,それをいい事に,前々から殺したいと思っていた夫が妻をエジプトに連れて来て,殺害したように思うのですが. この男は,きっと親戚などを証人に仕立てて,証言してもらうつもりだろうか? あくまでも推測だけどね. でも,このての事件は後を絶ちませんね. この国に真実なんて存在しませんから. いいように仕立てられておしまい. 今後、日本大使館から連絡とかはいるのだろうか? 日本人ジャーナリストは動くのだろうか? とにかく,外国で起きた事件なので治外法権? でも,女性は日本人.そして男性は エジプト人でも日本国籍を取得している、その辺りでは日本の捜査はどう介入できるのでしょうか? (こういう事詳しい人いないかなあ?) とにかく,日本人妻の方のご冥福と真実の解明をお祈り申し上げます. |
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(これも神が決めたんか) この、レバノン生まれのアメリカ在住サニヤハマディの名著『アラブ人の気質と性格』は、 私が住んでいるエジプトで起きている現実と確実に一致していく。 そして、日本人に 「目を覚ませ!家族が楽しく笑って暮らしているように傍からは見えるが、ここは楽園なんかじゃない。私たちと彼らは相互理解にたどり着くことはないのだ。日本が如何に素晴らしい国かを感謝しろ」 と、訴えてくる。 わたしは、その不可能だと思われる努力(相互理解)を試みている一人なのだが、その壁は想像以上に高かった。と言わざるを得ない。 一歩進んで二歩下がっている。 表面的には物事が前に進んでいるかのように見えるエジプト、 しかし、それは、蜃気楼のようなもので、そばを離れてしまうと、あっという間に消え去ってしまう。 彼らの根底は全く変わっていないのだから。。。。。 本当に根気が要る作業で、しっかりとした信念を持って相手と接しないとむなしさで完全に精神をやられてしまう。それはなぜか?今からこの名著を抜粋する。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「アラブ人の仕事と時間に対する概念、さらには変化、進歩、過去、性格形成の環境と影響、因果関係などに対する考え方は、彼らの心の動きを知るための不可欠な洞察力を与えてくれる。 イスラムは、個人の人となりを問題にし、その点では人間的である。だが、人間の潜在能力の開発と開花には関心を示さず、そのためイスラムは人道主義的とは言いがたい。 文明の役割は人間を形成することではなく〜中略〜救済が、最も功績を伴う行いである。救済は主として、祈り、沈黙、謙遜、貧困を通じて得られるとされている。このことは、救済を求める方法が、すべて受身なことを示しており、そこから積極姿勢の欠如、必然的な努力不足が生まれてくる。」 「財産や成功を問題にする世界は、むなしく、価値のないものとみなされる。快楽の誘いに負けることなく生きていくことが美徳であり、その応報は来世に約束されているその約束が守られるのを期待しながら、人々は最後の審判を待つ。その上、この世の生活は永遠なものではなく、すべての行いはむなしいものになる。 以上のような態度が、ダイナミックな力を啓蒙しないことは間違いなく、逆に沈滞への最初の種をまくことになる。 人々を働かせることが目標だとしても、貧困と服従のほかに人生に求めるものがない人たちは、何のために労働するのだろうか。」 「人間の失敗、成功の責任は主として神に帰せられること、各個人は世俗的な目的を達成するために働くように押し付けられないこと。」 「ほとんどの事柄は、どうにもならない運命の力で左右され、望ましくないことを避け、欲するものを求めるために、個人が努力を傾けるすべもない。」 「反面、そのようなものの見方は、怠惰と無為の口実、逃げ場として使われる。」 「宿命的禁欲主義的な人生展望が活動力の沈滞を招き、その上報奨制度の社会的不正と言う要素が加わる。えこひいきが大きくものを言う。努力と忍耐の結果は必ずしもそれに応じて出てくるわけではない。そのため自分たちの根っからの無気力を正当化するよい理由付けを見出す。 しかし、仮に彼らが本当に自己の目標に向かって努力を始めたとしても、その仕事が厳しすぎれば、途中で断念する可能性が強い。そして彼らは、親族なり友人なりの影響力をうまく利用する方法、神の力を祈り、神秘的、魔力に頼る手段に戻る。」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 。。。なんか、すべてにおいて諦めと、無気力さがにじみ出てくる。と思いませんか? 神の前で人間は無力だ、と言いたいのだ。だから何をしても無駄だから、毎日をなんとなく過ごすのである。忙しいばかりの日本人には、このことがうらやましく見え、家族で楽しく食事をすることの大切さに、日本の核家族の寂しさと比べてしまいがちである。 しかし、すべてにおいて、自分から何も事を起こすことが無意味と捉えて、毎日飯だけ食ってテレビを見る人生が続くのだ。アラブのゆるさ、スローさが楽園に見えた皆さん、{そんな人々に教えてもらうことなど何もないわい!}と、考え直しましょう。 続きはもっとすごい。「多言不実行は、当たり前。のアラブ人」だよ〜ん。 |
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(やり方と色彩がモロ”北朝鮮”な、ムバラク大統領まんせー万歳の宣伝船.) 今までは,一生懸命に「エジプトを理解しよう」とやって来た私のブログですが, だんだんばからしくなって来ました. と言うのは, イスラム教徒の皆様が仰ります,『インシャアッラーは責任回避ではない.』と言う言葉を そうなんだ,と理解するためにここに暮らして参りましたが, が、 私が出した結果は, 『アッラーは”明日をわざと見ないで”責任回避をイスラム教徒に勧めているんか?』 でした。 本当に残念ですが, こういうケツ論に達しております.今の所. 私は,その土地の職人を応援すべく,更に親戚を助ける目的もあり 新居の家具のほとんどを親戚にオーダーして作らせました. その結果: 1)頼みもしない大理石を買って来て押し付けた.(きっと売れ残っていて困っていたのだろう.) 解決策:そのまま貼った. 2)頼みもしない家具を売りつけた.(私に,と言って持って来た.親切で作ってくれたのだろう.) 解決策:部屋が狭くなるので丁重にお断りして引き取ってもらった. 3)いい加減に作ってあるので,扉が開かない.または閉じない.(出来ると思ったのだろう) 解決策:他の職人に直してもらった。が、また壊れた。扉の重さと金具があっていない。 しかもサイズを適当に測っていたためか、収まらない。(呆れた〜) 4)引き出しがヤスリで削っていないのでササクレで指を怪我した(急いで搬入したかったのだろう) 解決策:自分でヤスリで削って問題回避. 5)タンスのドアに貼ってあった全身用の鏡が急にとれて落ちて割れた.(適当に貼ったんだろう) 解決策:5か月経っても直しにこないので鏡なしでそのまま. 6)約束を守らない甥っ子の母親に,『何度も同じ間違いをするのはどうか?』と言った. 解決策:「子供なのだから.」と20歳の男を子供と言う親に呆れたので、 何も期待せず、二度と約束しない事にした。 7)子供を躾けるために叱る事を『心が黒い』と言った.(子供なんだからと言いたいのだろう) 解決策;『これだからエジプトの男はみんな甘ちゃんなんだ』と納得した。 8)ムバラク大統領が通る所と時だけエジプトはきっちりする.(いい所を見せたいのか) 解決策:「これではエジプトは良くならない」と確信した. 9)平均賃金が安すぎる.(それで生きて行けたのは大昔) 解決策:『正当にもらえないなら盗んでやれ』とみんなが盗む、 または弱みに付け込んで裏金を握らせるので、みんなの心が濁る. しかし、賃金が上がってきているしわ寄せが不況の海外から来ている会社を直撃。 雇用に逆効果も。 10)彼らにとって口に出した事が実現しなくても全くかまわない.(理想だけは高く?) 解決策:『こいつらのいう事は絶対に信用しなければ一緒に笑って生きて行ける?』 11)貧乏でも,笑って生きて行ける.と誇らしげにいう。(「お金はないけど笑いはある」哲学か?) 解決策:『実は深く考えないから笑えるだけの話だった』問題はそのまま. おせっかいに解決策を出してはいけない. 現実を直視すると苦しくなってしまって笑えなくなるから. 12)ごみが散乱してるのはゴミ箱を買うお金がないから。という。(哀れんでほしいの?) 解決策:大人が子供を教育できないだけ。素直な子供はJICAの日本人の作った 人形劇を見て、終了後、誰にも言われずに会場のごみを拾い出したそうだ。 13)ブタインフルを「そらみたことか」と言い、鳥インフルの死者の話を誰もしない(ブタいじめ?) 解決策:エジプト国内の鳥インフル死亡者は昨日一人死亡で27人。田舎のほうの子供が多い。 ブタインフルは国内発生の情報なし。無知が生んだトン(豚)でも誤解。 原因と結果に基づいた考え方ができないので、正しい対処ができない。 さて,反論できる人がいたら出て来てもらいやしょう. |








