Kim's Room

ご無沙汰しておりますが、元気にしております。 2011.04.08 kim

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第60回 プライムタイム・エミー賞の授賞式は、9月21日にロサンゼルスのノキア・シアターで行われました。
授賞式の中継は4大TV局の持ち回りで、今年はABCの仕切りとのこと。 毎年、司会が誰なのかも気になるところなのですが、今年は、新設された司会者部門にノミネートされた5人全員で担当するとのニュースがありました。(詳しくは次の記事で…)

日本では、AXNで10月5日(日)9:00pm〜11:00pmに授賞式のダイジェスト版が放送されますので、番組を楽しみにしている方は、この先、受賞結果がありますのでご注意ください。 



ドラマ部門の作品賞は、60年代のアメリカ広告業界の内幕を描いたAMCの『Mad Men』が受賞。 こちらは、今年のゴールデン・グローブ賞でも作品賞(TVシリーズ、ドラマ)を受賞してますね。 日本での放送、DVD発売とも、まだ未定なのかな? 批評家の評判も良いということで、是非観て見たい作品です。

で、主演男優賞もAMC制作の『Breaking Bad』のブライアン・クランストンが受賞ですね。(上の写真) ひょんなことから麻薬ビジネスに手を染めていく高校の物理教師が主人公のブラックコメディチックなドラマとのこと。 こちらも日本ではまだ観れないので興味津々。

昨年は、脚本家組合のストなどがあったため、FOXの『24』などは今年のエミー賞のノミネートには間に合わず、AMCや、FX(グレン・クローズが主演女優賞受賞の『ダメージ』を制作)といったベーシック・ケーブル局(基本料金のみで視聴できるケーブル・チャンネル)の躍進が目立つようです。
ちなみに、AMCは昨年、ロバート・デュバル、トーマス・ヘイデン・チャーチ出演のウエスタン・ロードムービー、『ブロークン・トレイル 遙かなる旅路』でもエミー賞を受賞してました。

あと、ダイアン・ウィーストが助演女優賞を受賞してますが、ガブリエル・バーン主演の『In Treatment』も批評家の評判が良いようです。 こちらも日本での放送が待たれますね。

それ以外のノミネート作の殆どは、日本でも視聴できて、私も観ているものが多いのですが、ドクター・ハウスことヒュー・ローリーは毎年主演男優賞の本命とされていますが、エミーでは受賞できないですね〜(^^; (ゴールデン・グローブ賞などは受賞していますが…)
AXNでシーズン4放送中の『LOST』も作品賞ノミネートとあって今後に期待。 秋から新シーズンが日本でも放送開始の『グレイズ・アナトミー』、『ブラザーズ&シスターズ』も楽しみ。
あと、私的に、9月からチャンネル契約したFOX CRIMEで放送中の『Law & Order:性犯罪特捜班』、『デクスター〜警察官は殺人鬼』も気になりますね〜。 観てみようかなぁ。
あと、クーポンが来たら『ダメージ』も是非レンタルしてみたいと思います。



作品賞(ドラマ部門)


『ボストン・リーガル』 (ABC)
『ダメージ』(FX)
『デクスター〜警察官は殺人鬼』(Showtime)
『Dr. HOUSE』(Fox)
『LOST』(ABC)
★『Mad Men』 (AMC)


監督賞(ドラマ部門)


アーリーン・サンフォード 『ボストン・リーガル』 エピソード「The Mighty Rogues」(ABC)
ヴィンス・ギリガン 『Breaking Bad』 パイロット (AMC)
アレン・クルーター 『ダメージ』 パイロット (FX)
★グレッグ・ヤイタネス 『Dr.House』 エピソード「House's Head」(FOX)
アラン・テイラー 『Mad Men』 エピソード「Smoke Gets In Your Eyes (パイロット)」(AMC)


主演男優賞(ドラマ部門)


ガブリエル・バーン 『In Treatment』 (HBO)
★ブライアン・クランストン 『Breaking Bad』 (AMC)
マイケル・C・ホール 『デクスター〜警察官は殺人鬼』(Showtime)
ジョン・ハム 『Mad Men』(AMC)
ヒュー・ローリー 『Dr.HOUSE』 (Fox)
ジェームズ・スペイダー 『ボストン・リーガル』 (ABC)


主演女優賞(ドラマ部門)


★グレン・クローズ 『ダメージ』(FX)
サリー・フィールド 『ブラザーズ & シスターズ』(ABC)
マリスカ・ハージティ 『Law & Order:性犯罪特捜班』 (NBC)
ホリー・ハンター 『セービング・グレイス』(TNT)
キーラ・セジウィック 『クローザー』(TNT)


助演男優賞(ドラマ部門)


ウィリアム・シャトナー 『ボストン・リーガル』(ABC)
テッド・ダンソン 『ダメージ』(FX)
★ジェリコ・イヴァネク 『ダメージ』(FX)
マイケル・エマーソン 『LOST』(ABC)
ジョン・スラッテリー 『Mad Men』(AMC)


助演女優賞(ドラマ部門)


キャンディス・バーゲン 『ボストン・リーガル』(ABC)
レイチェル・グリフィス 『ブラザーズ&シスターズ』(ABC) 
チャンドラ・ウィルソン 『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』(ABC)
サンドラ・オー 『グレイズ・アナトミー 恋の解剖学』(ABC)
★ダイアン・ウィースト 『In Treatment』(HBO)



コメディ部門に続く予定……(^^;



ダージリン急行

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製作:2007年 アメリカ 
原題:THE DARJEELING LIMITED
監督:ウェス・アンダーソン
出演:オーウェン・ウィルソン (フランシス)
    エイドリアン・ブロディ (ピーター)
    ジェイソン・シュワルツマン (ジャック)
    ビル・マーレイ
    ナタリー・ポートマン


ストーリー: 長男フランシス、次男ピーター、三男ジャックのホイットマン3兄弟。彼らはフランシスの提案で、インド北西部を走るダージリン急行に乗り合わせた。旅の目的は、父の死をきっかけに1年ものあいだ絶交状態にあった兄弟の結束を再び取り戻すこと。バイク事故で瀕死の重傷を負い、奇跡の生還を果たしたばかりのフランシス。兄弟から父の遺品を独り占めしたと非難され、妊娠7ヵ月の妻アリスとも上手くいっていないピーター。そして、家族をネタに小説を書き上げたばかりのジャックは、失恋の痛手を引きずっていた。それぞれに問題を抱える3兄弟は、早々に衝突してしまうが…。 allcinemaより
DVDリリース:2008/09/03


公開時、劇場で見逃してしまったのがかなり悔しかった作品ですが、DVDでやっと観ることができました。
トホホな3兄弟の、ゆる〜い感じのロードムービー。 インドのエキゾチックな風景を走る、お伽噺に出てくるような列車 ”ダージリン急行” での旅は、不思議な世界へ連れて行ってくれそうな予感〜^^。

そもそも、3人は何故ダージリン急行に乗り込んだんだか?…と思ったら、そっか、父親の死後1年も離れ離れになってしまった兄弟の結束を取り戻すためだったのですね〜(^^;
だから長男は、”スピリチュアル”なことをしようと提案したり、やたらに兄弟のルールを作りたがったのか…。 そっか。

3人兄弟をオーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマンが演じていたのですが、この3人、長男、次男、三男の役割が見事に嵌ってましたね。
長男フランシスは、いい加減っぽい雰囲気を醸し出しつつも、家のことや家族のことに対する責任を感じているのが伝わってきます。
その点、次男、三男は、お気楽なのですが、でも幼いときからの習慣か、長男の言うことには、やっぱ従ってしまうのですよね(^^; そんな3兄弟に、”あるある〜、わかる〜”とか思いながらの鑑賞でした。

が、なかなか理解しあえない3人に、なかなか上手くいかない旅。 ついにダージリン急行からも追い出されてしまうのですが、とほとぼ空港を目指した3人は、運命的とも思えるような事件に出くわします。
そっか、3人は父親の死とちゃんと向き合っていなかったのかな? 気持ちが一つになった兄弟は、本当の目的に向かうのですが、その目的こそがダージリン急行に乗った理由だったのですね。

ラストの列車に飛び乗るシーン。 あの、羨ましくも思えた山のような特注のヴィトンの鞄の数々は父親の象徴だったのでしょうね。 身軽に飛び乗った3人の人生は、これからまた新たに始まるのでしょう^^。


そうそう、劇場公開の際にも、本編上映の前にプロローグとして、ナタリー・ポートマン出演の『ホテル・シュヴァリエ』という短編が放映されたのですよね。 DVDにも勿論収録されていたのですが、それと、本編にちょっと出演していたビル・マーレイとか、スピンオフも同時に観ちゃったようなお得感がありました。


ウォンテッド

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製作:2008年 アメリカ 
原題:WANTED
監督:ティムール・ベクマンベトフ
出演:アンジェリーナ・ジョリー (フォックス)
    ジェームズ・マカヴォイ (ウェスリー・ギブソン)
    モーガン・フリーマン (スローン)
    テレンス・スタンプ (ペクワースキー)
    トーマス・クレッチマン (クロス)
    コモン (ザ・ガンスミス)

ストーリー: 仕事もプライベートも冴えない青年ウェスリー。そんな彼の前にある日、ウェスリーの亡き父は凄腕の暗殺者だったと語る謎の美女フォックスが現われる。そしてその直後から、ウェスリーは何も事情が飲み込めぬまま激しい銃撃戦に巻き込まれ、淡々と応戦するフォックスに守られながら急場を切り抜けていくのだった。やがて、彼女にある集団のもとへと案内されるウェスリー。彼らはギリシャ神話の時代から神に代わり、<運命の意志>を実践してきた“フラタニティ”という秘密の暗殺組織で、その一員だったウェスリーの父は敵に殺されてしまったのだという。さらに自分が暗殺者の素質を持ち組織の王位継承者でもあると知らされたウェスリーは、父の復讐を誓い、その宿命を受け入れる。こうして、暗殺者としての潜在能力を覚醒させるため、フォックスの下で尋常ならざる特訓を受けることになるウェスリーだったが…。 allcinemaより
初公開年月:2008/09/20


ここ2〜3ヶ月ほどアクション大作の公開が相次いだので、もうアクションはいいかな…的な感じがあって、今月の観賞予定を書く際にも”あまり興味がなく…”とか言ってしまった本作ですが、何か評判が良さそうだし、やっぱマカヴォイくんは観ておかなきゃね! ということで、先行上映で観てしまいました〜(^^ゞ

こちら、劇場予告などでアンジー主演なのだと思っていたら、マカヴォイくんが主演だったのね。
パニック障害を抱えていて、嫌味な女上司のプレッシャーにもビビるような小心者のウェスリー。
彼の父親が凄腕の暗殺者だったとはいえ、いくらなんでもウェスリーを後継者に仕立てるのは無理でしょう(^^; と思ったら、仕立たっちゃったんですね〜これが(@@; パニック障害と思っていた症状は、実はコントロールされていない能力の一端で、その能力を鍛えるプログラムは ”ありえない感” アリアリだったのですが(笑)、そっか、原作はコミックなんですね。

この映画のウリは斬新な映像なんでしょうか? 派手なカーアクションなども見所だったのですが、能力者たちが訓練すると得られる感覚? 放たれた弾丸などもスローモーションで見えちゃう超動体視力? とか、そんな映像が興味深かったですね。

が、何の面識もない人を暗殺するのを躊躇するウェスリーに、”1000人を救うために1人を倒すのよ”と、教育係のフォックスは言っていたのですが、それにしては、一般人が巻き込まれすぎ??という突っ込みどころもなきにしもあらずでしたが、繰り返すようですがコミックが原作ですしね(^^; 楽しんだ者勝ちということで。
二転三転して先の展開が読めないストーリーが面白く、おかげさまで最後まで眠くなることもありませんでした(笑) ←これ、私的に超ホメ言葉(^^;

マカヴォイくん、噂には聞いていましたが、鍛えてますね〜;;; 最初の軟弱な感じから、この先どうなることやらと心配したのですが、後半は精悍なスナイパーになっていて驚き;;;
アンジーもサポートに徹した感じが良かったですね。 しなやかな身のこなしに惚れ惚れ〜。
が、何が驚いたって、劇場予告にも出てきた敵対するスナイパー、トーマス・クレッチマンだったのですね〜;;; 観終えてから気付きました〜(^^; もっとちゃんと観たかった;;;


ところで、劇中でアンジーの車で流れていた曲は、ルパート・ホルムズの「エスケイプ」。 他に「ヒム」などのヒット曲で知られるアーティストですが、今は作家活動に専念しているようで、ケヴィン・ベーコン、コリン・ファース主演の『秘密のかけら』の原作に当る「Where the Truth Lies」は、彼の長編小説デビュー作とか。



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製作:2007年 イギリス 
原題:Long Way Down
監督:David Alexanian
出演:ユアン・マクレガー
    チャーリー・ブアマン

ストーリー: ユアンとチャーリーはスコットランドを出発し、イギリス、フランス、イタリア、チュニジア、リビア、エジプト、スーダン、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ボツワナ、ナミビアを経て、ケープタウンまで、85日間かけて24,000kmの難関コースを走破した。 サバンナ、砂漠地帯、山岳地帯、そしてジャングルへと挑む道中、さまざまな難題に直面するのは勿論のこと、現地の人々や野生動物との触れあいから体感する豊かなアフリカ文化などもたっぷりで、挑戦・笑い・感動がつまったスリルと冒険のバイク・アドベンチャー。 ナショジオチャンネルより
DVDリリース:2008/10/29予定


あぁ〜、10週にわたって楽しませていただいた『ユアン・マクレガー大陸縦断〜バイクの旅』も、ついに終わってしまいました〜;;;
何でも、前回の英国からユーラシア大陸経由でニューヨークを目指した大陸横断の旅(Long Way Round)から3年ぶりとのこと。(といっても、私は半年前に見終えたばかりですが…^^;)  あの後、チャーリーは本当にパリ・ダカール・ラリーに出場し、今ではその方面でひっぱりだこの人気者なのだとか^^。
が、今回はアフリカを縦断するとあって、身の危険は東ヨーロッパからアジアの比ではなく、ゲリラやテロリストへの対処方法なども真剣に学んでの出発です。

スコットランドからフランス、イタリアを経由してシチリア島までのヨーロッパルートは、シルバーストーンサーキットでキャンプしたり、ローマの史跡を間近で見たりとバイク旅行ならではの映像が楽しかったのですが、アフリカに渡るにあたっては、チュニジアの入国ビザがアメリカ人スタッフには下りないということもありましたね。 そのスタッフたちとは次の国で合流できたのですが、アフリカの入り口で拒絶された感じ?前途多難な予感…。

が、チュニジアは『スターウォーズ』のロケが行われたところとあって、今でも残っているセットにユアンは大喜び。
オビ=ワンがスターウォーズのセットに! 観光客もさぞかし驚き、大騒ぎになるかと思いきや…、意外や意外?
殆ど気付かれることなく、サイン攻めにあうこともなかったユアンは、ホッとするやら寂しいやら…!?

エジプトではピラミッドを初めとする巨大遺跡の数々にアフリカを体感し、感激する二人でしたが、何しろ時間に追われて慌しく、堪能している間がありません。 というのは、アスワンから出航するフェリーが1週間に1便しかなく、それに間に合わないと大幅に予定が狂ってしまうためなのですが、ただでさえ走りにくいダートなアフリカの道を、休む間もなく追われるように走り続けるのに、ユアンもチャーリーも疑問を感じ始めるんですね。 そういえば、ついつい愚痴ばかり出てしまうことに、ユアン自身も『ユアン・マクレガー、大陸縦断”愚痴”の旅』とジョークを飛ばしてました(^^;

旅行って、仲の良い友人や家族で出かけても、価値観の違いなどからケンカになったり、一方が我慢ばかりしたりといった事態になることも多いのですが、ユアンとチャーリーはそんなこととは無縁。 本当にピッタリ価値観が同じで気が合うのだと羨ましく思っていたのですが、そんな二人でもあまりにきついスケジュールだとときに険悪になっちゃうんですね(^^; やっぱ、無理なスケジュールは禁物です。

旅は、スーダン、エチオピア、ケニア、ウガンダ、ルワンダ〜と、いよいよアフリカの内部へと入っていきます。
そういえば、アスワンからスーダンへのフェリーで出会ったスーダン人の少年が、普通に英語を話すのに驚いたのですが。 そうなんですよね。 アフリカの歴史はヨーロッパ諸国に支配された歴史でもあるのですよね。 なので、英語やフランス語を公用語としている国も多いようですが、ジャンボというよりハローなアフリカって…(^^;

二人は旅の途中ユニセフの施設などにも積極的に立ち寄っていたのですが、英国の小児ガン患者とその家族が暮らすホスピス、アフリカのエイズ患者の施設、ルワンダの大虐殺があった学校や記念館などは、特に印象に残っています。

また、今回は旅の後半、ユアンの奥様のイヴが10日間ほど参加していました。 
なんでも、彼女はバイクに乗るのも初めてとのこと。 事前にユアンたちと練習していましたが、そんなんでアフリカを走るなんて、勇気がありますよね;;; が、彼女の勇気が本当に発揮されたのはアフリカでの本番走行で。 砂や砂利にタイヤをとられて何度も転んでしまうのですが、その度に起き上がって前に進むのですよ。 これには旅の後半で疲れ気味のユアンも勇気付けられたみたいですね。

そして、感動のフィナーレ。 サイドミラーに映ったバイクの列は映りきらないほどず〜っと続き、ゴールには家族が…。
番組ではその後については触れていませんでしたが、噂では南米〜北米大陸を北上する『Long Way Up』でシリーズを締めくくるのでは?とのこと。
本当に二人はまた旅立つのではないでしょうか…^^。



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製作:1995年 イギリス
原題:THE BUCCANEERS
監督:フィリップ・サヴィル
出演:カーラ・グギーノ   アナベル
    アリソン・エリオット   ヴァージニア
    ミラ・ソルヴィノ   コンシータ
    リア・キルステッド   リジィ
    シェリー・ルンギ   ミス・テストヴァリィ(家庭教師)
    ロナン・ヴィバート   リチャード(侯爵家次男:コンシータの夫)
    マーク・タンディ    シアダウン(侯爵家長男:ヴァージニアの夫)
    ジェームズ・フレイン   ジュリアス(公爵:アナベルの夫)
    グレッグ・ワイズ   ガイ(政治家:アナベルの愛人)
    リチャード・ハウ   ヘクター(資本家:リジィの夫)

ストーリー:
【第1回】 1870年代アメリカ。裕福な家庭に育ちながらも、伝統的な家柄ではないために、アメリカ社交界でデビューできずにいた娘たちがイギリスの上流階級を目指す。 仲良し4人組のヴァージニア、アナベル、コンシータとリジィは結婚適齢期を迎えた。 一番早く縁談が決まったコンシータは、イギリス貴族のもとへと嫁ぐことに。 ほかの三人も、彼女を頼りにイギリスへと渡り、地位と名誉を持つ結婚相手を探し始める。
【第2回】 美しい4人はたちまちイギリス紳士たちの注目の的に。 コンシータは、夫が留守がちで時間をもてあまし、ヴァージニアとシアダウン卿の縁組みを企てる。 そして、ヴァージニアは見事、アメリカ人として初の侯爵夫人の座を射止めるのだった。 公爵ジュリアスはアナベルの美しさに目を奪われ、求婚する。
【第3回】 コンシータ、ヴァージニア、アナベル、リジィの4人は、それぞれ結婚相手を見つける。 しかし、ヴァージニアは、財産目当てで自分と結婚した夫の愛人問題で深く傷つく。 コンシータの夫は、遊びほうけたあげく梅毒にかかっていた。 そんなコンシータは、愛人マイルズに心のよりどころを求めるようになる。 やがて、彼女はマイルズの子を宿していることに気づく。 アナベルの夫は、彼女のことを、跡継ぎを絶やさぬようにするための道具としかみていなかった。 彼女たちが夢見ていた結婚生活とはほど遠い現実。限界に達した時、アナベルはある決心をする・・・。
【第4回】 アナベルは、リジィの家にいられなくなったことで、ロンドンを出る決意をする。 再び夫ジュリアスとの息苦しい生活を送ることになったアナベルは、なんとか愛するガイへの想いを断ち切ろうとする。 そんな矢先、偶然ジュリアスの驚くべき秘密を知ってしまい・・・。  LaLaTVより


タイトルの”バカニアーズ”とは、”海賊”という意味だそうですが、英国の上流階級に乗り込んだヴァージニア、アナベル、コンシータ、リジィの4人のアメリカ娘たちに付けられたあだ名ですね。
ヴァージニアとアナベル姉妹の父は、南北戦争後ウォール街で成功し、鉄道会社などを持つ新興階級。 姉妹の母親は、娘達を社交界にデビューさせようと英国出身で良家の子女専門の家庭教師を雇います。 財産はあってもニューヨークの社交界でパッとしない姉妹に、ミス・テストヴァリィは、英国貴族と結婚するコンシータを頼り、ロンドンの社交界にデビューさせることで箔をつけようと提案するのですが…。

本作は、怖いもの知らずなアメリカ娘達を通して、様変わりしつつあったヴィクトリア朝後期の英国の貴族社会を描いたものですね。
が、当初はアメリカ娘たちが主人公ということでドラマに対する興味も期待もあまりなく、録画もしていなかったのですが、観始めるとサスガBBC制作、いつもながらロケーションに衣装はため息が出るほど素晴らしいです! それに、立派な紳士は働かない!? 私的にもいろいろ不思議だった英国貴族についてじっくり描いているのも興味深いものでした。
ということで、LaLaTVでは、297分ものドラマを4回に分けて放送していたのですが、回を追うごとに面白くなり、かなり嵌って観てしまいました。


  以下、ネタバレしてますので、未見の方はお気を付けください<(_ _)>


結婚は財産目当てと開き直って自堕落な毎日を送る侯爵家の兄弟。
次男リチャードと結婚したコンシータは、実は実家に財産はあまりなく、彼女も財産目当ての結婚だったりして、遊んでばかりの夫に、自分も愛人を作ったりで、どっちもどっちなトホホな夫婦(^^; 
長男のシアダウンと結婚したヴァージニアは、愛されてプロポーズされたと思ったのに、結婚当日に財産目当てだと宣言されてしまい、妊娠中でもあるのにかなり可哀想…。 やがてヴァージニアの父親も破産してしまい、彼女の実家の財力を頼りにしていた侯爵家は、破産の危機に陥ってしまいます。

一方、公爵ジュリアスに求婚されたアナベルはというと…。
彼女は、貧乏貴族だけど誠実なガイと惹かれあうのですが、ガイはジュリアスがアナベルに求婚することを知ると距離を置くように南米に渡ってしまうんですね(ガイの立場を考えると当然?^^;)
歴史あるものへの愛着とか、ジュリアスとも共通点があるように思えたアナベルは公爵夫人となるのですが、自分の前でも夫と言うよりは公爵なジュリアスに違和感を感じてしまい、そんな不信感はますます募るのでした。
そんな時、ガイが帰国し、二人は愛情を確信するのですが、アナベルの公爵夫人という立場はあまりに大きく二人の前に立ちはだかります。
公爵家での息苦しさにリジィを頼りロンドンへと飛び出してしまったアナベル。 ジュリアスや周囲の説得などで一度は公爵家へと戻るのですが、寝室は別々なのが公爵家の伝統といっていたジュリアスの秘密を見てしまい絶望の淵へ…。
チャリティイベントで再会したガイとアナベルは貴族社会を敵に回して駆け落ちしてしまうのでした。

アナベルが信頼し何かと頼っている家庭教師のミス・テストヴァリィ。
本作は4人のアメリカ娘達を見守る彼女の目線で描かれていたのですが、ミス・テストヴァリィがアメリカに渡ったのにも英国での生き難さがあったためでしょうね。 そんな彼女なので、アメリカ娘達の型破りさが小気味良かったりするのでしょう。
ジュリアスの秘密を知り、すっかり生気をなくしたアナベルに、ガイを引き合わせてしまったのも実は彼女。 二人が駆け落ちしてしまったことで、彼女も居場所をなくしてしまうのですが、一方で貴族社会から飛び出した二人を応援する気持ちもあったりするのですよね。

ところで、愛人宅に入り浸りなシアダウンと結婚してしまったアナベルの姉ヴァージニアはというと、したたかに夫を取り戻し、息子は侯爵家の跡取り。 英国人以上に貴族社会に馴染んでいたりします(^^;
コンシータも放蕩の挙句梅毒にかかってしまったリチャードを見捨てることなく一緒にいましたね。
で、リジィはというと、彼女は資産家のヘクターと結婚するのですが、貴族と結婚できなかった?しなかった?彼女が、結局一番幸せで経済的にも安泰のように見えるのに、時代の変化を感じますね…(^^;
4人のバカニアーズたちは、貴族社会で深く傷つき…、でもしたたかに立ち直り、それぞれの道を逞しく歩んでいくのに、ラストは清々しさを感じたドラマでした。


キャストは、ヒロインのアナベルにカーラ・グギーノ。 彼女は『スパイ・キッズ』のママで有名なのかな。 本作は1995年の作品ということで、彼女も可愛い〜;;; 屈託のない明るさが魅力のアナベルなのに、結婚してからは一転して暗い表情に…。 彼女も幼くお伽噺のような世界に憧れて結婚してしまったと後悔していましたが、姉達のように爵位が目当ての結婚だったら諦めとともにジュリアスとも上手くやっていけたかもなのに、そんなところには全く関心がなかったために、公爵家に留まる理由を見つけられなかったのでしょうね…。

で、私的にこのドラマが殊のほか気に入ってしまったのは、ジュリアス役がジェームズ・フレインだったためかもしれません。 彼のことは最近アメリカのドラマのゲスト出演などで見かけることが多いのですが、ちょっとクセのある役が定番ですね。 本作では、カーラ・グギーノに負けず劣らず若くて、思わずニヤニヤしてしまったのですが、内面の幼さと、趣味の時計みたいに、まるで”公爵マシン”と化した不気味さがが同居した感じがクセになってしまします(^^;
…にしても、出合った頃のジュリアスとアナベルはお似合いのカップルに見えたのに…。 二人の悲劇が私的には残念でした;;;
あ、そう言えば、可愛い〜子犬をダシに使ってのプロポーズは反則ですよね〜 ってか、やるじゃんジュリアスと思ってしまった(笑) ワンコを飼える人であれば、この手はかなり有効かもしれません!?

あと、アラン・リックマンに雰囲気が似ている、リチャード役のロナン・ヴィバートは、やはりちょっと前に観たBBC制作のドラマ『紅はこべ』シリーズで、フランス革命の冷徹な指導者ロベスピエール役を演じていた俳優さんでしたね。

そうそう、フランス革命と言えば、本作での会話に、”貴族を斬首台に送ったフランス人と違い、英国人は今でも彼らとテーブルを共にしたいと思っているのさ”というのがありましたが、そういえばそうですね。 フランスの貴族制は廃止されましたが、英国には残っているのでしたよね。 英国貴族に人徳があったためか、英国人が我慢強いのか…? って、相続についてはオースティンの小説などにも度々出てきますが、相続を厳密にルール化して財産や権力が分散しないように工夫したためでしょうか?



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