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製作:2004年 イギリス/ベルギー/ドイツ/イタリア/スペイン 原題:AE FOND KISS... / UN BACIO APPASSIONATO / UN BESO CARINOSO / JUST A KISS 監督:ケン・ローチ 出演:アッタ・ヤクブ(カシム)、エヴァ・バーシッスル(ロシーン)、アーマッド・リアス、シャムシャド・アクタール、シャバナ・バクーシ スコットランド・グラスゴー。カトリックの高校で音楽教師をする女性ロシーンはある日、パキスタン移民二世の女子生徒タハラの兄カシムと出会う。別居中の夫がいるロシーンだったが、クラブのDJをするカシムの誠実さに好感を抱き、ほどなく2人は恋に落ちる。しかし、敬虔なイスラム教徒であるカシムの両親は、子どもの結婚相手は同じイスラム教徒と決めており、カシムについてもすでに勝手に縁談話を進めていた。ロシーンにそのことを打ち明けられずにいたカシムは、2人でスペイン旅行へ出かけた際、ついに婚約者の存在を告白するのだが…。 allcinemaより あぁ、もっと早くに観ればよかった;;; この映画も結構好み^^。 以下、ネタバレ風味ですので、未見の方はお気をつけください。 ケン・ローチ監督作品は、他にヒスパニックの労働組合を題材にした『ブレッド&ローズ』、9.11を題材にした短編映画しか観ていないのですが、社会派な監督さんなんでしょうか? 本作もラブ・ストーリーなんですが、宗教を題材にしていました。 私、ラテン系に弱いのは自覚していましたが、イスラム系にも弱かったのか?(^^ゞ カシムを演じたアッタ・ヤクブ、たまに”濃すぎ”とも思いましたが、好みのタイプの俳優さんですわ〜^^。彼らは家族とかコミュニティを大切にしますよね。そういう優しさとか誠実さに、民族特有の?セクシーさが加わって、あぁ〜〜〜弱い(笑) ストーリー的には、納得のいかないところも多々あるのですよ。 ロシーンに一目ぼれしたカシムが積極的にアプローチして2人はそういう関係になるのですが、9週間後に(親の勧める)結婚が決まっていて、そういう運命から逃れられないと最初からわかっているのに、なぜにカシムはロシーンと深い関係になったのか…。 また、自分の都合は強引に押し付けるロシーンは、家族のしがらみとかはないのに、なぜイスラム社会から逃れられないカシムのために歩み寄ることができないのか…。 なんですが、主演の2人が魅力的でしたし、この映画では、愛と信仰や家族、どちらかを選ばなければならない時にどうするかということがテーマだと思うので、細かいことは気にしないことに…(都合がいいなぁ私^^;) それで、家や宗教について縛られたことのない私には、イスラムの頑なな世界が不思議だったのですが、パキスタン建国の歴史、移民として暮らしてきた年月を知るにつれ、カシムの言い分もわかってきました。 また、カトリックの高校で教師をするロシーンも、異教徒と恋人関係にあることで転職を余儀なくされていましたし、イスラムの世界に限ったことではないのですね。 自分自身に問題があるんだったらしょうがないのですが、自分の宗教、恋人の宗教が問題で、結婚できなかったり、仕事に就けなかったりするのは、やっぱり納得できないのですが、うむむ難しい……。 はっきり自己主張するロシーン。時にそんな彼女の強引さや自己チューぶりに引いてしまったりしたのですが、家族を犠牲にしてまでカシムがロシーンの元へ戻ってきたのは、そんな彼女の強さに後押しされたからかな?
曖昧なラストで、結末は観客にまかせられた形なのですが、それがまたいい感じ…^^ |

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