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原題:YOU CAN COUNT ON ME 監督:ケネス・ロナーガン 出演:ローラ・リニー(姉サミー) マーク・ラファロ(弟テリー) マシュー・ブロデリック(銀行の支店長ブライアン) ジョン・テニー(サミーの恋人ボブ) ロリー・カルキン(サミーの息子ルディ) ジョシュ・ルーカス(ルディ) 昨秋、一人で盛り上がっていた"マーク・ラファロ祭り"の時に、既にビデオが廃盤ということもあり、どうしても手に入らなくて観ることができなかった映画です。 …が、少し前に格安でビデオが手に入ったと思ったら、こちら、2月23日にDVDが発売されるそうです!! 交通事故で両親を亡くしてしまった幼い姉と弟。 大人になり、両親が残した田舎町の家に残った姉と、家を出てしまった弟。 しっかり者の姉サミーは、銀行勤めをしながらシングル・マザーとして息子ルディを育てています。 一方、弟のテリーは、刑務所に収監されたこともあるし、不安定な生活。 お金に困ったテリーがサミーを頼ったことで、久しぶりに再会する姉弟を描いた作品です。 本作は、2000年のサンダンス映画祭で作品賞と脚本賞を受賞し、アカデミー賞でも主演女優賞にローラ・リニーが、脚本賞に監督でもあるケネス・ロナガンがノミネートされた作品ということで、期待感が募っての鑑賞だったのですが…。 ぱっと見に、いかにも英国女優、サラサラのブロンドヘアーで”薄い”感じのローラ・リニーと、クセのあるダークヘアーで、イタリア系アメリカ人らしく”濃い”感じのするマーク・ラファロが姉と弟というのに最初は違和感があったのですが、外見も内面も凹凸な感じのする二人の息がぴったり合っているんですね。 しっかり者の姉サミーが、こと男性に関しては弱い部分があったり、問題ばかりおこしている弟テリーが息子ルディにとっては頼りになる存在だったり、二人とも意外な面があったりするのですが、幼い頃から助け合って生きてきた姉弟らしく、お互いを頼りにしているのに、子育てに関する価値観だけは二人の意見が食い違ってしまいます。 他人だったら、ある一線から踏み込まないようなデリケートな問題にも、テリーは弟ということで無遠慮に踏み込んでいってしまう部分があり、サミーもとまどってしまうのですが、それは、いつまでたっても落ち着かないテリーを心配し、私生活についてあれこれ問いただしてしまうサミーとて同じこと。 親子でもなく他人でもない、”姉弟”について考え、感じる映画でした。 ローラ・リニーは、清楚な感じのする女優さんですが、いい人の役はもちろん、『ミスティック・リバー』での悪女も嵌ってましたし、『エミリー・ローズ』では弁護士役でしたが、やり手な役柄も似合っているし、好きな女優さんです。 本作でも、早くに両親を亡くして、姉としてしっかりしなければ、弟の面倒を見なければ、という義務感や、自分自身が大人になりきれていない不安定な部分とかを上手く演じていました。
で、噂には聞いていましたが、この映画のマーク・ラファロは凄くいい!! 彼の善良なところが役柄に出ていて、ダメ男なのに頼りにしたくなっちゃうし、憎めないテリーにまさに適役!! ストーリー的には、ありがち感もあるのですが、自然が美しい田舎町を舞台に、姉と弟の絆を丹念に描いた作品で、ラストはぐっとくるものがありましたね。 私的には、ローラ・リニーとマーク・ラファロ、二人の繊細な演技を観るだけでも観てよかったと思える映画でした。 |

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