<第60回カンヌ国際映画祭>出品22作品が決定、パリで記者会見開催
【パリ/フランス 19日 AFP】カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)の運営代表者ジル・ヤコブ氏が19日、パリで5月16日から開幕する第60回カンヌ国際映画祭の出品作品の発表をするため記者会見を開催した。
■コンペ部門出品22作品のリスト:
1)ウォン・カーウァイ(Wong Kar Wai)監督の「My Blueberry Nights」 - 香港
2)ファティ・アキン(Fatih Akin)監督の「On the Other Side」 - ドイツ
3)イーサン&ジョエル・コーエン(Ethan and Joel Coen)監督の「ノー・カントリー・フォー・メン(No Country for Old Men)」 - 米国
4)デヴィッド・フィンチャー(David Fincher)監督の「Zodiac」- 米国
5)ジェームス・グレイ(James Gray)監督の「We Own the Night」- 米国
6)河瀬直美(Naomi Kawase)監督の「殯の森(Mogari No Mori)」 - 日本
7)エミール・クストリッツァ(Emir Kusturica)監督の「Promise Me This」 - セルビア
8)イ・チャンドン (Lee Chang-Dong)監督の「Secret Sunshine」 - 韓国
9)キム・ギドク(Kim Ki-duk)監督の「Time」- 韓国
←「Time」ではなく『Breath』です;;;
10)クリスチャン・ムンギウ(Christian Mungiu)監督の「4 Months 3 Weeks ans 2 Days」 - ルーマニア
11)ラファエル・ナジャリ(Raphael Nadjari)監督の「Tehilim」 - フランス
12)カルロス・レイガダス(Carlos Reygadas)監督の「Silent Light」 - メキシコ
13)Marjane Satrapi、Vincent Paronnaud監督の「ペルセポリス(Persepolis)」 - イラン・フランス
14)Ulrich Seidl監督の「Import Export」 - オーストリア
15)アレクサンドル・ソクーロフ(Alexander Sokurov)監督の「アレクサンドリア(Alexandra)」- ロシア
16)クエンティン・タランティーノ(Quentin Tarantino)監督の「デス・プルーフ(Death Proof)」- 米国
17)ベラ・タール(Bela Tarr)監督の「The Man From London」 - ハンガリー
18)ガス・ヴァン・サント(Gus Van Sant)監督の「Paranoid Park」- 米国
19)Andrey Zvyagintsev監督の「The Banishment」 - ロシア
20)クリストフ・オノレ(Christophe Honore)監督の「Les Chansons d’our」 - フランス
21)キャサリン・ブレイラ(Catherine Breillat)監督の「Une Vieille Maitresse」- フランス
22)Julian Schnabel監督の「The Diving Bell and the Butterfly」- フランス
■コンペ外上映作品は以下3作品:
1)マイケル・ムーア(Michael Moore)監督の「Sicko」 - 米国
2)スティーブン・ソダーバーグ(Steven Soderbergh)監督の「オーシャンズ 13(Ocean’s 13)」 - 米国
3)Michael Winterbottom監督の「A Mighty Heart」- イギリス
<第60回カンヌ国際映画祭>審査委員メンバー9人が決定
第60回カンヌ国際映画祭の審査員メンバーに、英国人映画監督でアカデミー賞でも話題となった映画「クィーン」のスティーブン・フリアーズを筆頭に計9人が発表された。
1)審査委員長:スティーブン・フリアーズ(Stephen Frears)- 英国人映画監督
2)マリア・デ・メディロス(Maria de Medeiros)- ポルトガル人女優
3)マギー・チャン(Maggie Cheung)- 中国人女優
4)トニー・コレット(Toni Colette)- オーストラリア人女優
5)サラ・ポーリー(Sarah Polley)- カナダ人女優、映画監督
6)マルコ・ベロッキオ(Marco Bellocchio)- イタリア人映画監督
7)オルハン・パムク(Orhan Pamuk)- トルコのノーベル賞受賞作家
8)ミッシェル・ピッコリ(Michel Piccoli)- フランス人俳優
9)アドラハマヌ・シッサコ(Abdrahmane Sissako)- モーリタニア・イスラム共和国出身の映画監督
<第60回カンヌ国際映画祭>ベテラン勢から新人まで幅広くノミネート、開幕に先駆け映画祭を読む
■ベテラン勢と新人の争い?ノミネートリスト発表
今年60周年を迎える世界最大の映画祭で、最高賞「パルム・ドール(Palme d’Or)」獲得を目指しコンペティション部門にノミネートされたのは22作品。監督リストには、ベテラン勢と若手の名が混ざり合った。
パリ市内で開かれた記者会見で、運営代表者ジル・ヤコブ氏は「記念すべき年ということで、文化的伝統と現代性、そして大御所と若手を融合させるラインナップにした」とコメント。
選考委員会を率いるアーティスティック・ディレクターのティエリー・フレモー氏は「60周年を祝うに相応しい、力作揃いのラインナップとなった」と語った。
■豪華ベテラン勢の顔ぶれ
映画祭のオープニングを飾るのは、昨年審査委員長を務めた中国のウォン・カーウァイ監督の新作「My Blueberry Nights」。全編英語で撮影された新作には、英国人俳優ジュード・ロウと米国人歌手ノラ・ジョーンズが主演している。
1994年に「パルプ・フィクション」でパルムドールを獲得し、2004年に審査委員長を務めたクエンティン・タランティーノも、新作「Death Proof」でノミネート。過去に2度パルムドールを獲得したクストリッツァ監督は、新作「Promise Me This」で3度目の受賞を狙う。
2003年にコロンバイン高校銃撃事件をテーマにした作品「エレファント」でパルムドールに輝いたヴァン・サント監督は、誤ってガードマンを殺害してしまった10代のスケーターの姿を描いた「Paranoid Park」で見事ノミネート。
■新人監督も参戦!
新人監督たちのバラエティーも豊かだ。イラン出身のマルジャン・サトラピ監督は、テヘランでの生活を描いた自身の人気漫画を映画化した「Persepolis」でノミネートされた。トルコ系ドイツ人のFatih Akin監督作品「Auf der anderen Seite」、韓国のイ・チャンドン監督作品「Secret Sunshine」、ルーマニアのCristian Mungiu監督作品「4 Luni, 3 Saptamini Si 2 Zile」でコンペティションに参戦。主催国フランスからは、期待の若手クリストフ・オノレ監督が「Les chansons d’amour」で初のパルムドールを獲得を目指す。
■今年の審査員は?
今年度の審査員代表を務めるのはダイアナ妃の死を巡り揺れ動く英国王室を描いた映画.「クィーン」のスティーブン・フリアーズ監督。他にも、シドニー出身の女優トニー・コレット、トルコ出身のノーベル文学賞受賞者オルハン・パムク、香港出身の女優マギー・チャンをはじめとした各国の映画人・文化人が審査員として今年の受賞作品を選定する。
■特別招待作品にも注目!
コンペ部門外の特別招待作品としてオーシャンズシリーズ最新作「オーシャンズ 13」が上映され、レッドカーペットには、ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、マット・デイモン、アル・パチーノ、アンディ・ガルシアという豪華出演者たちが登場する予定だ。
他にも、2004年に映画「華氏911」でパルムドールを獲得したマイケル・ムーア監督が米国における医療問題を取り上げたドキュメンタリー作品「Sicko」、英国人映画監督マイケル・ウィンターボトム監督がイスラム過激派に殺害されたジャーナリスト、ダニエル・パール氏の姿を描いた「A Mighty Heart」も招待作品として上映される。