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原題:TOTAL ECLIPSE 監督:アグニエシュカ・ホランド 出演:レオナルド・ディカプリオ (アルチュール・ランボー) デヴィッド・シューリス (ポール・ヴェルレーヌ) ロマーヌ・ボーランジェ (マチルド・モーテ) ドミニク・ブラン (イザベル・ランボー) ストーリー: 19世紀のフランス象徴主義の代表的詩人、アルチュール・ランボーとポール・ヴェルレーヌの軌跡を描いた人間ドラマ。物語は、若く美しく才気溢れるランボーと、酒に溺れ狂暴な感情の爆発と内気な優しさという矛盾を孕むヴェルレーヌの奇跡的な出会いから、2年間に渡る同性愛の日々、その果てに来る別離と破滅、そしてランボーがアフリカを初めとする放浪の旅に出て孤独な死を迎えるまでを、壮大なスケールで描いてゆく。ランボーとヴェルレーヌの愛と残酷さ、インスピレーションと敵対心、そして決別と和解を、暴力的でエロティックで挑発的な愛の物語として情感溢れるタッチで描き、2人の心情を繊細な描写で捉えた傑作ドラマ。物語の秀逸さは勿論の事、若く天才的才能を持つ無節操で残酷なランボーを体現したLeonardo DiCaprioと、彼に引き込まれながら芸術家の内面における創造と破壊の葛藤に揺れるヴェルレーヌを演じたデヴィッド・シューリスの演技も絶品。 allcinemaより 『モーリス』、『アナザー・カントリー』など、英国ゲイ映画愛好家の私的に(笑)、是非観たかった映画だったのですが、やっと観ることができました! ザ・シネマさん、放送してくれてありがと〜っ(T人T) 本作のディカプリオは、これまで観た中で、私的に一番良かったです! アカデミー賞にもノミネートされた最近の作品よりも、全然嵌ってたし好きですね。 才能と美貌にうぬぼれ、若さゆえの無邪気で気まぐれな残酷さでヴェルレーヌを傷つけていくランボー。 ランボーを演じたディカプリオは、子供と大人の狭間の青臭い美しさが秀逸です! これまで『ギルバート・グレイプ』のアニー役が唯一好きなディカプリオだったのですが、このあたりの作品を公開当時に観ていたら、私も”レオさま〜”って嵌ってたかも(笑) ……が、ヴェルレーヌ役のデヴィッド・シューリスには、”え゛っ? あの禿のオッサンが?(・・;” と、最初はショックを受けてしまいました;;; 私的に、ゲイ映画というと美青年という言葉が浮かぶので(笑)、本作に出演のデヴィッド・シューリスは、どんだけ色っぽいのかしら〜と、かなり期待しての鑑賞だったので、不自然に剃りあげた頭には……(^^;;; 見慣れてくると、やっぱ色っぽい人なんですがね。 詩壇の第一人者としての自信やプライド、若くて才能溢れるランボーを連れ歩く心地よさ、が、そのランボーに対する激しい恋心と才能への嫉妬。 妻に対しても、夫としてのプライドと、経済的に妻の実家に依存している引け目でDV夫になってましたが、複雑怪奇な人物を魅力的に演じていて、デヴィシューは、やっぱ上手いなぁ〜。 ランボーもヴェルレーヌもかなりエキセントリックだし、そんな二人は愛し方も傷つけ方もハンパないし、何より、いくらフランスだって19世紀にゲイだなんて世間が認めなかっただろうし、フィクションとして観ていたのです。 …が、本作は、フランスに実在した世界一有名なゲイカップルを映画化したものだったのですね(^^; 詩などをたしなむタイプではないので、ランボーもヴェルレーヌも知らなかった私で、Wikiで調べてみたら、殆ど事実が描かれていたので、改めて驚いたのでした。 ただ、アブサンを手に、”これは詩人の第3の目だ”とか言っていたのにはギモン…。 ラリった頭から生み出されたものが芸術っていうのには、抵抗感を感じるなぁ…。 そんな破滅的な人生を歩んだためか、二人ともあまり幸せとは言えない生涯だったのが何だか悲しい映画でもありました。 |

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